Note Off Velocity
「Trigger」オプションの下には、ノートオフサンプルのベロシティーをコントロールするパラメーターがあります。
これには、ノートオフサンプルのベロシティーマッピングによるサンプルの選択が含まれます。ベロシティーは、
ゾーンにおけるプログラムに従い、ノートオフサンプルのレベルに影響する場合もあります。
使用可能なパラメーターを以下に示します。
オプション
Source
Velocity Amount
Decay
Curve
Key Follow
Center Key
Layer Alternate
異なるレイヤー間を自動的に切り替えるには、このモジュールを使用します。たとえば、弦楽器の上げ弓と下げ弓
や、ドラムストロークの右手と左手を切り替える場合に役立ちます。
異なるレイヤー間で再生を切り替えるには、以下の手順を実行します。
1. 切り替えるレイヤーの上に Layer Alternate モジュールを挿入します。
2. モジュールのエディターを開き、 「Expression Pool」から「Alternation」リストに、切り替えたい順序どおりに
レイヤーをドラッグします。
リストの順序は、ドラッグアンドドロップで変更できます。
3.「Alternation Mode」を選択し、再生を開始します。
➯ Layer Alternate は、レイヤー間のみで再生を切り替えます。単一のゾーン間の切り替えについては、 「VARIATION
GROUPS」を使用します。802
➯ 特定のエクスプレッションを再生するには、 「Enable」ボタンを無効にして自動切り替えを停止し、 「Alternation」
リストでエクスプレッションを選択します。
Expression Pool
このリストには、切り替え対象となるレイヤーが表示されます。
説明
ノートオンイベントまたはノートオフイベントのどちらのベロシティーをリリースサ
ンプルに送るかを選択できます。
選択したオプションがノートオフサンプルのベロシティーに影響する程度を調節でき
ます。 これには、 リリースサンプルのベロシティーマッピングによるサンプルの選択が
含まれます。
ベロシティーは、 ゾーンにおけるプログラムに従い、 サンプルのボリュームに影響する
場合もあります。
キーを長くホールドしているほど、 設定する時間に基づいてノートオフサンプルのベロ
シティーが減衰します。
ノートオフベロシティーのディケイの曲率を設定します。 正の値を使用すると外向きの
カーブ、 負の値を使用すると内向きのカーブになります。 外向きのカーブはノートオフ
ベロシティーを早く減らし、 内向きのカーブは遅く減らします。 どちらもディケイタイ
ム全体の長さは変わりません。
キーボードでディケイタイムを調整します。 「Key Follow」オプションで中央位置とし
て使用されるセンターキーを設定できます。 たとえば、 このパラメーターを正の値に設
定すると、センターキーよりも高いノートの場合にディケイタイムが減り、センター
キーよりも低いノートの場合にディケイタイムが増えます。
ディケイタイムの「Key Follow」オプションで中央位置として使用されるノートナン
バーを指定します。範囲は C-2 から G8 です。
ページの「
「VARIATION
GROUPS」セクション」を参照してください。
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MIDI モジュールのリファレンス