キー範囲 (Low Key/High Key)
それぞれのスロットのキー範囲を設定します。 「Low Key」および「High Key」の値を使用するか、または端にある
キーボード範囲コントロールをドラッグして範囲を設定します。 キーボードの中をクリックしてドラッグすると、 両
方の値が同時に動きます。追加オプションとして、MIDI 入力を使用して範囲を設定することもできます。値フィー
ルドをクリックしてノートを入力します。
キー範囲を設定するには、以下の手順を実行します。
1. MIDI エディター上部の「Key」ボタンをクリックします。
2. スロットで、キーボード範囲コントロールや「Low Key」/「High Key」値フィールドを使用してキー範囲を設定
します。
ベロシティー範囲 (Low Vel/High Vel)
それぞれのスロットのベロシティー範囲を設定します。 「Low Vel」および「High Vel」の値を使用するか、または端
にあるグラフィカルベロシティー範囲コントロールをドラッグして範囲を設定します。ベロシティー範囲コント
ロールの中をクリックしてドラッグすると、両方の値が同時に動きます。
ベロシティー範囲を調節するには、以下の手順を実行します。
1. MIDI エディター上部の「Vel」ボタンをクリックします。
2. スロットで、ベロシティー範囲コントロールや「Low Vel」/「High Vel」値フィールドを使用してベロシティー
範囲を設定します。
コントローラーフィルター
頻繁に使用する MIDI コントローラーを、それぞれのスロットに対して個別にフィルタリングできます。たとえば、
同じ MIDI チャンネルでキーボードをベース演奏とピアノ演奏に分割する場合、両方のサウンドは同じ MIDI コント
ローラーを受信します。ただし、通常、ベースはサステインペダルを受信することはありません。同じ MIDI チャン
ネル上のすべてのサウンドが同じ MIDI コントローラーを受信してしまうことを避けるには、コントローラーフィル
ターを使用します。
頻繁に使用する MIDI コントローラーをフィルタリングするには、以下の手順を実行します。
1. MIDI エディター上部の「Ctrl」ボタンをクリックします。
2. スロットで、フィルタリングする MIDI コントローラーボタンをクリックします。
フィルタリングできる MIDI コントローラーおよびメッセージは、サステイン #64、フットコントローラー #4、
フットスイッチ #65 〜 69、コントロールチェンジ、ピッチベンド、モジュレーションホイール #1、およびアフ
タータッチです。
➯ コントロールチェンジメッセージのフィルタリングを使用すると、 たとえば MIDI チャンネル 10 ( ドラム ) の不要
なプログラム変更を避けられます。
空のスロットの表示
初期設定では、現在プログラムで使用されているスロットだけが MIDI エディターに表示されます。
空のスロットもすべて表示するには、タイトルバーの「Show Empty Slots」オプションを有効にします。
MIDI コントローラーの使用
HALion では、ほとんどすべてのパラメーターを MIDI コントローラーに割り当てることができます。ただし、一度
に割り当てることができるのは、1 つのゾーン、レイヤー、エフェクトコントロールなどの 1 つのパラメーターだけ
です。複数のゾーン、レイヤーなどで同じ MIDI コントローラーを使用する場合は、複数回割り当てを行なう必要が
あります。
カットオフ周波数などのゾーンパラメーターをすべてのゾーンで調節するには、たとえばクイックコントロールを
そのパラメーターに割り当てたあと、MIDI コントローラーをそのクイックコントロールに割り当てると便利です。
こうすることで、すべてのゾーンを同時に調節できるだけでなく、ゾーンごとに異なるカットオフ設定を維持した
まま、クイックコントロールで追加されたオフセットだけを調節できます。
初期設定では、各スロットのボリューム、パン、クイックコントロールのような非常に頻繁に使用するいくつかの
パラメーターがあらかじめ割り当てられています。スロットの AUX FX センドモジュール 1 〜 4 もあらかじめ割り
当てられており、 AUX FX センドモジュールの 1 つをスロットのインサートエフェクトにロードするとすぐに直接調
節できるようになります。
学習機能を使用して MID I コントローラーを独自に割り当てることで、MIDI コントローラーの初期マッピングをカ
スタマイズできます。
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MIDI 編集とコントローラー