サードパーティーのサンプラープログラムのインポート
HALion では、サードパーティー製のさまざまなサンプラーフォーマットをインポートできます。これらのフォー
マットをインポートする場合、可能な限り多くのパラメーターが変換されます。詳細については、790
「Browser
の使用」を参照してください。
スライスループのインポート
HALion には、スライスされたオーディオループを再生できるスライスプレイヤーが搭載されています。一般的な
REX1 および REX2 フォーマットのスライスループをインポートしたり、スライスされたイベントを Cubase から直
接ドラッグアンドドロップしたりできます。
REX ループのインポート
REX ファイルのインポート処理にはいくつかのステップがあります。まず、スライス情報を使用してスライスごと
のサンプルゾーンが作成されます。次に、これらのサンプルゾーンがキーボードにマッピングされます。範囲は C3
から始まり、ループ内に設定されているスライスと同じ数だけゾーンが使用されます。また、スライス情報はスラ
イスプレイヤーモジュールにロードされる MIDI フレーズの作成にも使用されます。
REX ファイルのインポートは以下の方法で操作できます。
• REX ファイルを Windows のエクスプローラーまたは Mac の Finder からプログラムツリーにドラッグし、プログ
ラムまたはレイヤー上にドロップします。
• プログラムまたはレイヤーのコンテキストメニューから「Import/Export」サブメニューを開いて「Import
Samples...」を選択し、ファイルダイアログでファイルを選択します。
➯ REX1 ファイルを使用する場合、これらのファイルから直接オーディオを再生できます。REX2 ファイルの場合は、
まず WAV ファイルが抽出され、そのファイルが同じフォルダー内に REX ファイルとして保存されます。
スライスされたオーディオイベントを Cubase からインポート
スライスされたオーディオイベントを Cubase から直接ドラッグアンドドロップでインポートできます。 スライスさ
れたオーディオイベントをプログラムツリーにドロップすると、イベントに含まれているスライスの位置情報が個
別に認識されます。これにより、 「Import Samples」ダイアログの「Create Sliced Loop」ボタンを利用できるように
なります。このボタンをクリックするとスライスごとにサンプルゾーンが作成され、必要な MIDI 情報を含むスライ
スプレイヤーが追加されます。その他のマッピングオプションは無視されます。
➯ また、 Cubase のプロジェクトで ( 複数トラックの ) オーディオイベントを選択し、 プログラムツリーにドラッグし
てスライスループを作成することもできます。
スライスループの再生
インポートしたスライスループは、オリジナルの形式または移調したバージョンで再生できます。初期設定では、オ
リジナルループは C2 (#48) を使用して再生されますが、 「Key Follow」および「Center Key」パラメーターを使用し
て別のキーを指定することもできます。C3 より下のキーを押すと、オリジナルループの移調バージョンが再生され
ます。C3 より上のキーボード範囲はスライスプレイヤーでトリガーされるスライスサンプルゾーンですが、ループ
の再生中に手動でトリガーすることもできます。
一番最後のイベントがループエンドで終了するようにしてください。それより前で終了すると、生成されたループ
の長さが足りず、完全なサイクルで再生できなくなります。
REX ファイルまたは Cubase のオーディオイベントに 128 を超えるスライスが含まれている場合、 キースイッチを使
用するよう事前構成された MegaTrig モジュールを含む追加レイヤーが自動的に作成されます。この機能により、最
大で 32 のレイヤーに割り当てられた最大 1024 のゾーンを作成できます。
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サンプルのインポートとエクスポート
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