マッピングへの設定の転送
ゾーンは、 「Fine Tune」や「Level」の設定だけが異なり、それ以外の設定はすべてのゾーンで同じことがよくあり
ます。ゾーン内の「Fine Tune」や「Level」の設定をマッピングの「Tune and Gain」パラメーターに転送すると、そ
れらの設定が異なるのを避けることができます。
1. プログラムまたはレイヤーとゾーンを右クリックします。
2.「Transfer Settings to Mapping」サブメニューを開き、転送する設定を指定します。 「Select All」を選択して「Fine
Tune」と「Level」を同時に転送するか、 「Fine Tune」または「Level」を選択して、それらを個別に転送します。
• 該当するゾーン設定がマッピングに転送され、デフォルト値に設定されます。
レイヤー設定のゾーンへの適用
レイヤー設定をそのレイヤーに含まれるゾーンに適用すると便利な場合があります。
1. プログラムツリーでコンテキストメニューを開き、 「Apply Layer Settings to Zones」を選択します。
2. 適用する設定を選択します。すべての設定を一度に適用するか、または「Key Range」 、 「Velocity Range」 、 「Fine
Tune」 、 「Level Pan」の設定を個別に適用できます。
これで、すべてのレイヤーオフセットが対応するゾーンの設定で計算され、ニュートラル位置にリセットされま
す。
以下に例を示します。
プログラムに、特定のキー範囲に限定されたレイヤーが含まれるとします。ただし、レイヤーに含まれるゾーンは、
キー範囲すべてを使用します。この場合、マッピングエディターのキー範囲全体がこれらすべてのゾーンで覆われ、
実際の限界を確認できません。これを解決するには、 「Apply Layer Settings to Zones」の「Key Range」オプション
を選択して、ゾーンにレイヤーの限界を継承させます。レイヤー自体は完全なキー範囲にリセットされます。これ
で、マッピングでキー範囲を確認できます。
要素の選択
プログラムツリーで要素を選択すると、そこが HALion で編集可能なプログラムの部分になります。エディターに
は、その選択に合わせて使用可能なパラメーターが自動的に表示されます。選択した要素の名前は、青色でマーク
されます。複数の要素を選択した場合、フォーカスが設定された要素が編集可能になります。この要素には、名前
の周りにオレンジの枠が付きます。すべての編集は、選択した要素に対してのみ適用されます。
要素の選択
• 要素を選択するには、クリックします。
• [Shift]+[Ctrl]/[Command] を押しながら、要素の範囲を選択します。
• 同じレイヤー内のすべてのゾーンを選択するには、いずれかのゾーンをダブルクリックします。
• レイヤー内のすべての要素を選択するには、レイヤーをダブルクリックします。
• プログラム内のすべての要素を選択するには、 コンテキストメニューを開き、 「Selection」 サブメニューの 「Select
All」を選択します。
• ある要素の下位にあるすべての要素を選択するには、コンテキストメニューを開き、 「Selection」サブメニューの
「Select Tree」を選択します。
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プログラムツリーの使用