Voice Fade Out
プラグインインスタンスの「Max Voices」または「Max CPU」の設定値に達したために発音を停止する必要がある
ボイスがフェードアウトする時間を設定します。
Osc ECO Mode
このオプションを有効にすると、 シンセレイヤーのオシレーターが ECO モードで動作し、 CPU の負荷が下がります。
これによって、より多くのボイスを発音できるようになりますが、高いピッチでのエイリアスノイズが増えます。
Multi Loading
通常、マルチプログラムをロードすると、新しいマルチが完全にロードされるまでは前のマルチが RAM に残ってい
ます。したがって、32 ビットのシステムでは容量の大きなマルチを別のマルチで置き換えると、RAM が不足するこ
とがあります。
• 新しいマルチをロードする前にマルチを削除するには、 「Multi Loading」 ポップアップメニューから 「Clear before」
を選択します。
➯「Clear before」を選択した後でロードプロセスをキャンセルすると、空のマルチがロードされます。
Multi-Core
「Multi-Core」ポップアップメニューでは、お使いのシステムの使用可能な CPU コアの内、HALion で使用する CPU
コアの数を指定できます。これによって、たとえば各プログラムを別々のコアで計算することができます。最適な
設定は複数の要素によって決まるため、システムやプロジェクトごとに異なります。最初は、使用可能なコアより 1
つ少ない数を設定することをおすすめします。
この設定で問題が生じた場合は、コアの数を減らすかポップアップメニューを「Off」に設定してマルチコアモード
を無効にし、かわりに HALion のインスタンスを複数ロードします。これにより、ホストアプリケーションは使用可
能なすべてのコアに作業負荷を分散します。
「STREAMING」セクション
プログラムの中には、アコースティックピアノのように最大 1 GB のサンプルが含まれるものがあります。このよう
な膨大なデータでは、特にすべてのスロットを使用している場合、コンピューターがすべてのサンプルを RAM に
ロードすることはできません。 かわりに、 HALion は各サンプルの最初の千分の数秒分を RAM にロードし、 ユーザー
が演奏している間に適切な量をハードディスクから継続的にロードします。追加のノートを発音するたびにハード
ディスクからのロードが増えるため、できる限り多くのサンプルを事前に RAM にロードしておくことをおすすめし
ます。もちろん、これは他のアプリケーションで使える RAM が少なくなることになります。システムのパフォーマ
ンスを最大にするには、ハードディスクと RAM の使用率のバランスを取ります。
Balance
このスライダーを使用すると、ハードディスクと RAM の使用率のバランスを調節できます。
• 他のアプリケーションにより多くの RAM を使用する場合、スライダーを「Disk」側にドラッグします。
• ハードディスクからのデータの転送速度が遅い場合、スライダーを「RAM」側にドラッグします。
この設定の変更に従って、メモリー表示が更新されます。
バランス設定は、すべてのプラグインインスタンスに適用されます。これはプロジェクトと共には保存されません。
Max Preload
サンプルのプリロードに使用する RAM の最大容量を設定します。 ほとんどの場合、 デフォルト値で問題ありません。
ただし、たとえば多くのメモリーを必要とする他のアプリケーションやプラグインと合わせて使用する場合などに、
この値を減らす必要が生じることがあります。
「Used Memory」と「Available Memory」
「Balance」スライダーの現在の設定に従って、メモリーロードの情報が MB 単位で表示されます。
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グローバル機能および設定