例
• 1 つのボタンのみが有効で、なおかつロックされていない場合、別のボタンをクリックすると 2 つのセクション
を切り替えることができます。
• 1 つのセクションをロックした状態で別のセクションを動的に表示すると、 作業を大幅にスピードアップできます。
たとえば、 「FILTER」 セクションをロックしておいて、 「ENVELOPE」 、 「LFO」 、 「STEPMOD」 、 「MODULATION MATRIX」
など別の変更セクションを切り替えることができます。
• また、 これらのボタンを使用して特定のワークフローに必要なセクションのみを表示し、 ビューの設定をスクリー
ンセットに保存しておけば、別の場面でも利用できるようになります。詳細については、731 ページの「コント
ロールパネルの構成」を参照してください。
「VOICE CONTROL」セクション
サウンドエディターの「VOICE CONTROL」セクションには、 「Trigger」と「Unison/Glide」の 2 つのタブがあります。
「Trigger」タブ
「Trigger」タブでは、ゾーンのトリガーについて指定できます。
Voice Group
ゾーンを 128 個のうちいずれかのボイスグループに割り当てることで、ゾーンのポリフォニーを個別に設定できま
す。ボイスグループの設定は、プログラムまたはレイヤーの「VOICE MANAGEMENT」セクションで編集できます。
ボイスグループの詳細については、800 ページの「Voice
Variation Group
同じサンプルが繰り返しトリガーされることで発生する「マシンガン効果」を避けるには、同じキーおよびベロシ
ティー範囲に対して複数のサンプルを使用するプログラムを作成します。そのあと、これらのサンプルを代わる代
わるトリガーし、変化を付けることができます。変化を付けるためにどのサンプルをトリガーするか設定するには、
サンプルを 16 個のバリエーショングループのいずれかに割り当てます。各バリエーショングループでサンプルをト
リガーする方法を指定するには、 「Variation Group」ポップアップメニューを使用します。
Priority
トリガーする各ゾーンは、いずれかのボイスに対応します。再生するボイス ( ゾーン ) の数がプラグインインスタン
スの「Maximum Voices」設定を上回った場合、ゾーンは切り捨てられ、他のボイスによって置き換えられます。こ
の動作を「ボイスの発音停止」といいます。このパラメーターでは、この動作の優先度を指定します。優先度が高
いゾーンは優先度が低いゾーンの発音を停止できますが、逆の動作は行なわれません。優先度が低いゾーンがない
場合、同じ優先度のゾーンで発音が停止されます。優先度が「Hold」のゾーンは、優先度が「Hold」のゾーンの発
音は停止できず、優先度が低いゾーンの発音のみを停止できます。
➯ ゾーンの発音が停止される速さを指定するには、オプションエディターの「Voice Fade Out」パラメーターを使
用します。
Fade Out
ポリフォニーの制限に達したために発音を停止したボイスは、フェードアウトします。このフェードアウト時間を、
各ゾーンに対して指定できます。そのため、異なる信号タイプに合わせてフェードアウト時間を設定できます。た
とえば、発音が停止したハイハットのゾーンよりも、発音が停止したクラッシュシンバルのゾーンの方で、緩やか
に音を消すようにできます。
Key On Delay
このパラメーターでは、指定した時間またはノート値に応じてゾーンの再生を遅らせることが可能です。
• ディレイタイムをホストアプリケーションのテンポに同期するには、 「Sync」ボタンを有効にして、ポップアップ
メニューからノート値を選択します。選択したノート値を 3 連符に変更するには、 「T」ボタンを有効にします。
「Sync」が無効のときは、ディレイをミリ秒単位で指定します。 「Sync」が有効のときは、ディレイを拍子の分数
で指定します。
Groups」を参照してください。
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サウンドエディターでのゾーンの編集