条件の選択
論理演算を使用して、1 つの式で最大 8 個の条件を組み合わせることができます。たとえば、式「Note-on AND
Sustain On」は、サステインペダルを押したままノートを発音した場合に TRUE になります。割り当てたゾーンが再
生されるのは、式全体が TRUE の場合のみです。
各条件で、以下の設定を利用できます。
オプション
Condition
On
Minimum
Maximum
AND
OR
NOT
Expression
「Condition」ポップアップメニューでは以下のオプションを利用できます。
オプション
Note-on
Note-off
Forced Note-off
Key Up
Sustain On
Sustain Off
Key Switch
Key Range 1st
Key Range 2nd
Key Toggle
Velocity
Playing Speed
Legato
説明
「Condition」ポップアップメニューで条件のイベントを選択します。イベントが正しい
タイプで、指定した範囲内であれば、条件は TRUE になります。
条件を有効にする場合にクリックします。
フェーダーと値フィールドを使用して、範囲の最小値を調整します。TRUE の条件で許可
される最小値です。
フェーダーと値フィールドを使用して、範囲の最大値を調整します。TRUE の条件で許可
される最大値です。
2 つの条件を論理的に組み合わせます。両方の条件が TRUE の場合、式は TRUE になりま
す。
2 つの条件を論理的に組み合わせます。いずれかの条件が TRUE の場合、式は TRUE にな
ります。
条件を反転します。TRUE であった条件が FALSE に、FALSE であった条件が TRUE になり
ます。
論理演算子と条件の実行方法が表示されます。 「e」ボタンをクリックすると、式を手動
で編集できます。実行順序を指定するには、カッコを使用します。
説明
キーを押すと、条件が TRUE になります。イベントのキー範囲を指定できます。
ノートの発音を停止し、 対応するノートオンイベントが受信されると、 条件が TRUE に
なります。サステインペダルを離したために発音が停止されたノートも対象となりま
す。イベントのキー範囲を指定できます。
このオプションでは、インストゥルメントのアーティキュレーションを切り替えたあ
とに誤ったリリースサンプルをトリガーすることを回避できます。ただし、適切に機
能するには、ノートオンサンプルとノートオフサンプルのレイヤーが、対応するキー
スイッチ MegaTrig モジュールの同じレイヤーに存在する必要があります。
ノートの発音を停止すると、条件が TRUE になります。 「Forced」とは、対応するノー
トオンイベントが必要ないことを意味します。言い換えれば、ノートオフイベントは
常に通過します。サステインペダルを離したために発音が停止されたノートも対象と
なります。ノートオフイベントのキー範囲を指定できます。
ノートの発音を停止すると、 サステインペダルを押したままでも、 条件が TRUE になり
ます。この条件はキーボードの全範囲を使用します。
サステインペダルを押すと、条件が TRUE になります。
サステインペダルを離すと、条件が TRUE になります。
指定したノート範囲のノートを押すと、 条件が TRUE になります。 プログラムの別々の
レイヤーに複数のキースイッチを割り当てた場合、ラジオボタンのように、一度に 1
つのキースイッチ割り当てしか有効にできません。 初期設定では、 最も低いキーのキー
スイッチの割り当てが TRUE になります。
注 : 異なるレイヤーに対するキースイッチの割り当てが個別に機能するようにするに
は、対象となるレイヤーの「Ind MegaTrig」管理を有効にします。この操作は、たと
えば、キースイッチが割り当てられた 2 つのプログラムを 1 つのプログラム内に一緒
にコピーする場合に必要です。
指定したノート範囲内でホールドされている最初のノートで始まる場合、条件が TRUE
になります。
指定したノート範囲内でホールドされている 2 番目のノートで始まる場合、条件が
TRUE になります。
この条件は、指定したノート範囲内のキーを押すたびに、TRUE と FALSE が切り替わり
ます。初期設定では、条件は TRUE です。0 から条件を切り替えていく場合、奇数 (1、
3、5、7 など ) は FALSE、偶数 (2、4、6、8 など ) は TRUE になります。
受信したベロシティーが指定したベロシティー範囲内の場合、条件が TRUE になりま
す。
連続したノート間の時間間隔が指定した範囲内の場合、条件が TRUE になります。
ノートがレガート演奏されると、 条件が TRUE になります。 レガート演奏されるノート
のキー範囲を指定できます。
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MIDI モジュールのリファレンス