この取扱説明書の表紙の図解を参照してください。次のすべてのステップで、臨床医は患者を訓練する必要があ
ります。臨床医は、患者が FlowOx™を使用する上で援助が必要かどうかを評価します。 FlowOx™ は複雑な医療機
器です。患者が日常的に機器を使用できるようになるまでに、何回かトレーニングを受けなければならない場合
があります。
(S) FlowOx™の準備:(a) ポジショナー [16] を 圧力チャンバー [1] に挿入し、溝を圧力チャンバー [1] の底にある刻
み目に合わせます。ポジショナー [16] は前後に調整が可能で、左右の足に使用できます。足が左足の記号
[57] または右足の記号 [58] に一致させるよう、ポジショナーに配置させます。(b) パディング [17] を圧力チャ
ンバー [1] に挿入、固定バンド [18] を上部に留めます。2つの通気孔 [19] を圧力チャンバー [1] の内側の穴に
合わせるように押し込みます。パディング [17] の固定バンド [18] の 4 つの穴を圧力チャンバーのネックの内
側にある 4 つのスタッドに取り付けます。(c) シーリング [20] を圧力チャンバー [1] 上部の周辺に取り付けま
す。シーリングの前方部分には穴があり、圧力チャンバー [1] の前方上部のスタッド [21] に取り付ける必要
があります。注記:シーリングの縫目 [22] が外側になるように配置してください。 (d) ストラップ [23] の穴
の1つをシーリング [20] を取り付ける同じスタッドに留め付けます。ストラップ [23] をシーリング材 [20] の
縁に巻き付け、他のストラップ [23] の穴を同じスタッド [21] に合わせて固定します。(e) フィルター付きホー
ス [24] を制御ユニット [4] の ホース コネクタ [25] に接続します。注記:しっかりと接続されていることを確
認します。(f) 外部電源 [2] を制御ユニット [4] の電源ポート [3] に接続し、コンセントに接続します。注記:
他の電源は使用できません。
(T) FlowOx™のフィッティング(a) 圧力チャンバー [1] が患者にフィットし、快適に装着されていることを確認し
てください。足ふまずだけがポジショナー [16] の上部に軽く乗っている状態にします。注記:足が圧力チャ
ンバー [1] の底に触れないようにしてください。ポジショナー [16] は、体重を支えるためのものではありま
せん。(b) シーリング [20] は、露出したふくらはぎ部に快適な状態で装着する必要があります。(c) 患者に何
度か圧力チャンバー [1] をつけたり外したりするように指示します。患者が皮膚を傷めたり、創傷包帯をず
らすことなくこの動作を行えるか確認してください。注記:脚の創傷付帯やパディング [17] およびポジショ
ナー [16] に接する部分に、低剥離性靴下や管状包帯を使用されることが推奨されます。(d) 問題がなければ、
患者は「FlowOx™の毎日の使用」セクションの説明に従い、装置を一人で使用できるようになります。注記
:トレーニングでは次のことを確認する必要があります:家庭での装置の設定方法、圧力チャンバー [1] の
着脱、システムの操作、クリーニング、装置の手入れ、タイムカード [5] を使って時間を追加する方法、お
よび危険事項(例:つまずきや、小さな部品の紛失など)。
詳細については、Web サイトの「ヘルプ」ページ (www.flowox.com) にあるユーザー説明ビデオを参照してく
ださい。
圧力チャンバー [1] の装着方法:システムを組み立てたら(前述の 「FlowOx™の準備 」を参照してください
)、 (a) シーリング [20] を開いて圧力チャンバー [1] のネック部分に下ろし、開口部に足を挿入できるように
します。(b) 椅子に座った状態で、治療する足を圧力チャンバー [1]に入れます。(c) 臨床医に助言されたとお
り、施術する足がポジショナー [16] に正しく配置されていることを確認します。(d) シーリング [20] を脚に巻
き上げ、露出した脚部にしっかりとフィットするようにします。注記:患者の脚部と接触するのは、ポジシ
ョナー [16]、パディング [17]、およびシーリング [20]のみです。脚と装置の間に圧力がかからないよう注意
する必要があります。
施術:(a) 圧力チャンバー [1] に脚を入れ、制御ユニット [4] の電源ボタン [7] を押して施術を始めます。(b) 脚
と足が圧力チャンバー [1] 内の中央に位置し、パディング [17] が膨張する間(10~15 秒)、外部壁に触れていな
いことを確かめます。図解 [29] を参照してください。(c) 施術が開始されます。マルチスクリーン [8] に時間
が加算されていきます。治療進行中の記号 [27] と、進捗バー(最初の1分間のみ表示)がマルチスクリーン
[8] に表示されます。(d) 圧力チャンバー [1] を椅子から程よい距離に配置し、必要であれば、より快適にする
ために、施術中に圧力チャンバー [1] の位置を変更することができます。注記:患者は椅子に座ったままの
状態で施術を行う必要があります。
します。
施術の使用はすべて装置に記録されます。
●
使用中、圧力チャンバー [1] に結露が発生した場合は、アブソーブジェルポーチ [26] を1つか2つ 圧力
。
●
チャンバー [1] の底に入れてください。注記:アブソーブジェルポーチ [26] は、湿度と温度により、最長 10
610-00013 FLOWOX™ 2.0 使用説明書 (IFU) 改定第 20
初回のフィッティング
FLOWOX™の日常的使用
2時間後にスマイルフェイスの記号 [9] がマルチスクリーン [8] に点灯
●
73
FlowOx™ は停止されない限り連続 12 時間作動します
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版 発行日: 09 OCT 2024