Boston Scientific Epic Mode D'emploi page 40

• 血管損傷.(穿孔、解離、内膜亀裂、破裂その他)
• 血管閉塞
供給形態
取扱いおよび保管
冷暗所に保管し、55° Cを超えないこと。
包装が開封されていたり破損が認められた場合は使用しないこと。
推奨用品
• 穿刺用キット
• 適切な長さの0.035 in.(0.89 mm).径ガイドワイヤー。
• 適切なサイズ／長さの止血バルブ付きイントロデューサー・シース
• シリンジ.(ステント・デリバリー・システムの準備用10 ml.(cc))
操作方法
患者の準備
末梢血管狭窄部または動脈閉塞部に経皮的に自己拡張型血管ステントを
配置する際は、適切な画像装置を備えた血管造影室で行うこと。患者の
準備及び滅菌に関する使用上の注意は、血管形成手技の場合と同様であ
る。病変部位及び側副血流の程度を判断するため、血管造影を実行する
こと。アクセスする血管は、引き続き介入処置が行えるよう、十分な開
存性を有するか、あるいは再開通されていなければならない。血栓が存
在するか疑われる場合には、ステントの展開に先立って、標準的な方法
で血栓溶解を行うこと。
造影剤の注入
通常の手技により血管造影を行う。
狭窄の判定および位置決め
Ｘ線透視下で、動脈狭窄部の最遠位部を確認する。
適切なステント・システムの選択
1..対照血管の径を測る（病変／狭窄部の遠位および近位）。安全な留置
を達成するために、下の表でステントを選択する:
対照血管径
(mm)
.0
.0-5.0
5.0-6.0
6.0-7.0
7.0-8.0
8.0-9.0
9.0-11.0
11.0-13.0
..実際の病変部位の全長を計測し、展開するステントの適正長を選択す
る。適切な密着状態が確保されるようにするため、ステント長は、ス
テント端が病変部位の両端を超えて少なくとも5 mmは健康な組織ま
で延長するようなステントを選択するよう推奨される。病変部位をカ.
バーするために複数のステントが必要な場合は、まず最初に遠位部の
自己拡張型ステント径
(mm)
5.0
6.0
7.0
8.0
9.0
10.0
1.0
1.0
0
ステントを配置し、それから近位部のステントの配置にかかる。この
場合最低5 mmの重複部分を設けること。
3..適切なステント・デリバリー・システムの長さを選択するために病変
部と刺入部位との間の距離を概算する。
ステント・デリバリー・システムの準備
1..外箱を開け、ステント・デリバリー･システムが同封されているパッケー
ジを露呈させる。
..パウチラベルの温度露出インジケーターを点検し、製品に欠陥がない
か確認する。「警告」の項を参照のこと。
3..パッケージを念入りに点検して滅菌バリアに破損がないことを確認し
た後、パッケージを慎重に開けてステント・デリバリー･システムのト
レーを取り出す。
..ハンドルの付いたトレー上のドアを開く。
5..デリバリー・システムのハンドルを握ってステント・デリバリー・シ
ステムをトレーから慎重に引き出す。.
6..デバイスに破損が生じていないかを点検する。滅菌状態またはデバイス
の性能に問題がある場合、決してそのデバイスを使用してはならない。
7..安全ロック
.(図1参照).がデバイスに装着されていない場合は、ステ
③
ントがデリバリー・システムの中に完全に拘束されていることを確認
し、安全ロックを図1に示す位置に取り付ける。
8..生理食塩水10 ml(cc)を充填したシリンジを、ハンドル上のルア
参照) に装着する。陽圧を加える。生理食塩水がガイドワイヤー・ルーメ
ンとシース／チップ接合部双方の遠位端に現出するまでフラッシュを続
ける。注：受け取ったときにルアがない場合は、デバイス全体をフラ
ッシュするため、デバイスで10cc以上必要となる場合がある。
9..フラッシュするルア
を取り外す。
⑦
マーカー・バンド
プルグリップ
6 4
2
ステント上のX線不透過性マーカー
1
ステント上のX線不透過性マーカー
図1
デリバリー手順
1..止血バルブ付きの6 F(.1 mm)シースを利用して動脈へのアクセスを得る。
使用上の注意:.留置手技の際は、アクセス部位を保護するために必ずイ
ントロデューサーまたはガイドシースを使用すること。イントロデュー
サー・シースは6 F以上のサイズのものが望ましい。
..適切な長さの0.035 in. (0.89 mm). ガイドワイヤーを目標病変部または狭
窄部に通す。
⑦
安全ロック
ルア
3
7
5
サムホイール
. ( 図１.