aScope 5 ブロンコ HD の準備
1. 屈曲制御レバーを上下へ慎重にスライ ドさせ、 屈曲部を可能な限り曲げます。 屈曲制御レバー
をゆっ く りニュー ト ラルの位置にスライ ドさせます。 屈曲部が滑らかに正し く機能することを確
認します。 5a
2. 回転制御リングを慎重に左右に回して、 挿入コー ドを可能な限り回転させます。 次に、 回転制
御リングを元の方向に回して、 ニュー ト ラルの位置に戻します。 回転制御リングが、 滑らかに正
し く機能することを確認します。 5b
3. 内視鏡のボタンを順番に押していきます。 短く (1 秒以下) 押して、 長く (1 秒以上) 押します。
デフ ォルト設定については、 デ ィ スプレイユニ ッ トの取扱説明書を参照して ください。 5c
4. シリンジを使用して、 2 ml の滅菌水と 2 ml の空気をワーキングチ ャ ンネルポー トに注入します
(ルアーロ ッ クシリンジを使用する場合は付属のイ ン トロデ ューサを使用します) 。 プランジ ャを
押してリークがないことを確かめ、 滅菌水が先端部から排出されることを確認します。 5d
5. 必要な場合は、 製造元の取扱説明書に従って吸引装置を準備します。 吸引チ ューブを吸引コ
ネクタへ接続し、 吸引が機能していることをチ ェ ッ クするために吸引ボタンを押します。 5e
6. 必要に応じて、 適切なサイズの内視鏡の処置具がワーキングチ ャ ンネルを抵抗なく通過できる
ことを検証します。 付属のイ ン トロデ ューサは、 ルアーロ ッ クシリンジの接続、 または必要に応じ
てソフ ト カテーテルや保護検体ブラシなどの非常に柔らかい器具の挿入を容易にするために
使用できます。 5f
7. 手技を開始する前に、 付属品または内視鏡処置具が本内視鏡と互換性があることを確認して
ください。
8. 手技中の感染性物質への暴露防止のために、 個人防護具の着用を検討して ください。
3.2. aScope 5 ブロンコ HD の操作
aScope 5 ブロンコ HD の持ち方と先端の操作
内視鏡は、 左右どちらの手でも持つことができます。
親指で屈曲制御レバーを上下に動かし、 人差し指で吸引ボタンを操作します。 屈曲制御レバーは、
内視鏡の先端を垂直面で曲げたり伸ばしたりするために使用されます 5a 。 屈曲制御レバーを下
方へ動かすと、 先端が前方へ曲がります (屈曲) 。 屈曲制御レバーを上方へ動かすと、 先端部が後
方へ曲がります (拡張) 。 挿入コー ドは、 遠位端で最適な曲げ角度を保持するために、 常に可能な
限りまっすぐに持って ください。 曲げた後、 屈曲制御レバーをニュー ト ラルの位置に戻す必要があ
ります。 これによ り、 操作性が向上/容易になります。
挿入コードの回転 5b
回転制御リングは、 使用者がハン ドルに対して挿入コー ドを回転させることができ、 その逆も可能
です。 これは、 回転制御リングを所定の位置に保持してからハン ドルを回すか、 ハン ドルを所定の
位置に保持してから回転制御リングを回して行う ことができます。 どちらの場合も、 上記の回転制
御リングと赤色リングの回転イ ンジケータを確認して ください。 回転はニュー ト ラルの位置(例え
ば、 ダイヤルを 0°)に目盛りが揃う と、 左右どちらかの方への最大回転が 120° になります。 回転制
御リングがニュー ト ラルの位置に戻ると、 ク リ ッ ク音が聞こえます。 回転制御リングを操作する際は、
患者に損傷を与えないよう、 必ず実際の内視鏡画像を見て ください。
内視鏡ボタン 5c 6a
2 つの内視鏡ボタンは、 最大 4 つの機能を有効にすることができます。
内視鏡ボタンは Ambu デ ィ スプレイユニ ッ ト経由でプログラムされ (Ambu デ ィ スプレイユニ ッ トの
取扱説明書を参照)、 現在の設定はデ ィ スプレイユニ ッ トのユーザーイ ンターフ ェースにあります。
内視鏡用能動器具を使用している間は、 内視鏡ボタンはハン ドル上で起動できませんが、 Ambu
デ ィ スプレイユニ ッ トから機能は利用できます。
生検バルブ 6b
生検バルブは、 ワーキングチ ャ ンネルに取り付けられ、 内視鏡処置具の挿入又はシリンジを取り付
けることが可能です。
生検バルブのキ ャ ッ プを取り外すと、 内視鏡処置具などをチ ャ ンネルポー トへ容易に挿入すること
ができます。
内視鏡処置具などを使用しない場合は、 開いた生検バルブからの液体の漏れや飛沫、 吸引能力
の低下を防ぐため、 必ずキ ャ ッ プを生検バルブに取り付けて ください。
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