フォアグラウンドのアンビエンスコントロールの調整
説得力の高い合成を作成するには、 フォアグラウンドのオブジェクトがバックグラウンドの環境にシーム
レスに溶け込む必要があります。 Ultimatte 12 の 「 AMBIANCE 」 機能はバックグラウンドおよびフォアグラ
ウンドのレイヤーの色を分析し、 自動的にバックグラウンドの色の微妙な影響をフォアグラウンドのレイ
ヤーに加えます。 この機能はデフォルトで有効になっ ています。
アンビエンスコントロールは、 フォアグラウンドのレイヤーに対するバックグラウンドの影響を設定し、
色のバランスを微調整するためにも使用します。
フォアグラウンドのアンビエンスを調整する
MAIN MENUS の 「 FOREGROUND (フォアグラウンド) 」 ボタンを選択します。
1
GROUPS セクションで 「 AMBIANCE 1 ( アンビエンス 1 ) 」 または 「 AMBIANCE 2 (アンビエンス 2 ) 」
2
を選択します。
AMBIANCE RESET (アンビエンスリセット)
「 AMBIANCE RESET 」 ボタンをタップして、 全てのアンビエンスコントロールをデフォルト
に戻します。
AMBIANCE (アンビエンス)
アンビエンス機能の有効 / 無効を切り替えます。 同ボタンはデフォルトでは有効になっ ています。
AMBIANCE 1 設定
アンビエンスコントロールは、 バックグラウンドから極めてわずかな量の色を追加し、 バックグラウンド
のソースから環境光がフォアグラウンドのオブジェクトに反射する様子を再現します。
AMBIANCE LEVEL RED/GREEN/BLUE (アンビエンスレベル赤 / 緑 / 青)
これらの設定で、 バックグラウンドの赤、 緑、 青の要素が環境光として、 フォアグラウンドの色の
レベルに与える影響を調整します。
AMBIANCE LEVEL MASTER (アンビエンスレベル・ マスター)
フォアグラウンドの色のレベルに影響を与えるアンビエンスの総量を調整します。 同コントロー
ルを調整する際には、 赤、 緑、 青のアンビエンスの要素の相対的差異は保たれます。
AMBIANCE STRENGTH (アンビエンス強度)
フォアグラウンドの被写体の境界部分を除くメインの領域と、 境界部分に影響を与えるアンビエ
ンスの強度を調整します。 設定値を最大にすると、 メインの領域と境界部分に与える影響が最
大となり、 最低値ではメインの領域には全く影響を与えず、 境界部分には影響が及びます。
DIRECT LIGHT MIX (直接照明ミックス)
フォアグラウンドの被写体が、 アンビエンスおよび直接照明から受ける影響の割合をコントロー
ルします。 最大値ではフォアグラウンドの被写体は直接照明からのみ影響を受けます。 最小値
ではアンビエンスからのみ影響を受けます。
VERTICAL BLUR (縦方向ブラー)
アンビエンスの影響を計算するためにバックグラウンドのサンプリングを行い、 ブラーの割合を
調整します。 バックグラウンドによっ ては、 この値を下げるとフォアグラウンドのレイヤーにスト
リークが発生することがあります。
AMBIANCE 2 設定
直接照明コントロールは、 フォアグラウンドの被写体の前に位置する照明から直接あたる光を再
現するため、 フォアグラウンドのイメージに著しい変化をもたらします。
DIRECT LIGHT RED/GREEN/BLUE (直接照明レッド / グリーン / ブルー)
直接照明の赤、 緑、 青の要素がフォアグラウンドの色のレベルに与える影響を調整します。
設定の変更
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