MATTE IN 設定
Blackmagic Ultimatte 12 は特定の機能を持つ 4 種類のマット入力に対応しています。
4 種類のマット入力は下記になります。
BACKGROUND MATTE (バックグラウンドマット)
GARBAGE MATTE (ガベージマット)
HOLDOUT MATTE (ホールドアウトマット)
LAYER MATTE (レイヤーマット)
BACKGROUND MATTE (バックグラウンドマット)
バックグラウンドマッ トは、 レイヤーとして扱う必要があるバックグラウンドの特定のエレメントに使用します。
バックグラウンドのエレメントをレイヤーに変えることで、 フォアグラウンドのオブジェクトの前のレイヤー
として配置できます。 不透明なバックグラウンドのエレメントのみ、 レイヤーのエレメントに変換できます。
GARBAGE MATTE (ガベージマット)
ガベージマットは、 フォアグラウンドの背景スクリーンの境界部分の処理に使用します。 人工的にスクリー
ンの領域を拡張するため、 ガベージマットが使用されている領域にバックグラウンドのシーンを合成でき
ます。 ガベージマットの境界部分は幅広く、 黒から白に緩やかに変わるように設定することで、 物理的な
背景スクリーンの部分とスムースにブレンドします。
フォアグラウンドのオブジェクトが、 このようなガベージマットの不鮮明な境界部分に入ると、 オブジェク
トは徐々に透明になり、 バックグラウンドのシーンに溶け込んでいき、 最終的にはフェードアウトします。
他の処理方法を使用すると、 Blackmagic Ultimatte 12 はガベージマット ・クリーンアップ機能をこのよう
な不鮮明な境界部分に徐々に適用するため、 フォアグラウンドのオブジェクトがこのような境界部分に入
っ ても半透明になることはありません。
HOLDOUT MATTE (ホールドアウトマット)
ホールドアウトマットは、 背景スクリーンの色と似た色の部分がフォアグラウンドのオブジェクトにある場
合に使用します。 このマットを使用することで、 フォアグラウンドのオブジェクトのこのような領域が、
部分的 / 完全に透明になるのを防ぎます。
さらに、 背景スクリーンの色に似たフォアグラウンドのオブジェクトの色を維持 / 除去するために
も使用します。
LAYER MATTE (レイヤーマット)
「レイヤー入力」 のエレメントに使用します。 レイヤー入力のソースの透明度を決めるためにレイヤーマッ
トを使用します。 レイヤーマットを使用するとレイヤーのエレメントは、 完全な不透明だけでなく様々な
透明度で合成できます。
WINDOW (ウィンドウ)
この設定では、 長方形のマットを内部生成できます。 このウィンドウは、 ラフなガベージマットとして、 フ
ォアグラウンドの不要なエリアを除去するために使用できます。 MAIN MENUS で 「 MATTE IN 」 が選択さ
れている状態で 「 WINDOW 」 をタップします。 ウィンドウを適用したい入力ソースを FUNCTIONS セクショ
ンでタップして選択します。
設定の変更
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