カメラにタイミングを補正する機能がなく、 ソース入力の信号にわずかなタイミングの修正の必要がある
場合、 Ultimatte 12 の INPUTS メニューのコントロールを使用します。
FG INPUT U POSITION (フォアグラウンド入力 U 位置)
このコントロールでは、 Y に相対する U のタイミングのみをサブピクセル値で調整します。
調整範囲は最大 +/- 2 ピクセルです。
FG INPUT V POSITION (フォアグラウンド入力 V 位置)
このコントロールでは、 Y に相対する V のタイミングのみをサブピクセル値で調整します。
調整範囲は最大 +/- 2 ピクセルです。
FG INPUT UV POSITION (フォアグラウンド入力 UV 位置)
このコントロールでは、 Y に相対する U および V の両方のタイミングをサブピクセル値で調整します。
U と V の相対的差異は維持されます。 調整範囲は最大 +/- 2 ピクセルです。
OUTPUTS (出力)
OUTPUTS メニューでは、 出力表示や特定の出力のルーティングをカスタマイズしてワークフローを効率
化できます。 例えば、 ミラーでの出演者用出力の出力や、 モニター出力のプログラム出力へのルー
ティングが可能です。
カスケード接続でのモニタリングを有効にすると、 Smart Remote 4 でコントロールするために選択され
ている 1 台のユニットを介して、 複数の Ultimatte 12 のプログラム出力を確認できます。
TALENT HIGHLIGHT LEVEL (出演者用出力ハイライトレベル)
出演者用出力に表示されているイメージのバックグラウンドマット、 ガベージマット、 ホールドア
ウトマット、 レイヤーマットが使用されている領域に適用するハイライトの量を調節します。
MATTE OUT LEVEL (マット出力レベル)
内部マット信号は、 完全に不透明なフォアグラウンドのオブジェクトは完全な黒 (ビデオレベル
0% ) 、 背景部分の最も明るい領域は完全な白 (ビデオレベル 100% ) に設定されています。 マット
出力レベルの完全な白 (ビデオレベル 100% ) は、 10-bit 出力で 940 に設定されています。 同様に、
完全な黒 (ビデオレベル 0% ) は 64 に設定されています。
メモ 「 MATTE OUT INVERT (マット出力反転) 」 はマット出力信号の極性を反転します。
MATTE OUT LEVEL では、 マット出力の白レベルを調整します。 このコントロールを使用すると、
マット出力を 0% に下げる、 または規格範囲内に収めることができます。
MONITOR TO PROGRAM (モニターからプログラム)
ほとんどの場合、 プログラム出力を他の出力に切り替えができないようにする方が便利で安全
です。 しかし、 プログラム出力を合成したイメージから他の出力に変える必要がある場合もあり
ます。 例えば、 マット出力です。 このような限られたケースでは、 モニター出力をプログラム出力
にルーティングすることが可能です。
「 MONITOR TO PROGRAM 」 を有効にすると、 プログラム出力は MONITOR OUT で選択された
出力と同じものを表示します。 無効にすると、 プログラム出力は以前に使 用していた設
定に戻ります。
設定の変更
107