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ストレートバーブ(7)がある場所の下のヒール内部には、もう一つのダックビルバルブ(8)があります。足部を
手で軽くたたいてダックビルバルブ(8)を取り外すか、ペーパークリップ(9)を真っ直ぐにしてヒールの反対側
に挿入し、ダックビルバルブ(8)を押し出すようにして取り外します。
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バルブ本体アダプター(4)上の O リング(3)および(5)を点検します。これらはネジ山の基部に 1 つ、本体の溝に
1 つあります。両方とも何らかの摩耗がみられたら交換してください。
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ヒールの両サイドのメネジのネジ山を綿棒とイソプロピルアルコールまたは蒸留水で清掃します。
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排気フィルター(1)、ストレートバーブ(7)、インラインフィルター、ダックビルバルブ(8)を再利用する場合は、
イソプロピルアルコールまたは蒸留水で清掃します。細心の注意を払い、ダックビルバルブ(8)が確実にきれ
いになって細片が一切ないことを確認します(目視点検には拡大鏡が便利です)。インラインフィルターを
両方向から洗浄し、確実に清掃します。バルブを自然乾燥させます。タオルや布は使用しないでください。
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部品を乾かしたら、あるいはリビルドキットから新しい部品を使用する場合は、清潔な面にすべての部品を
並べます。
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青緑色のダックビルバルブ(8)を排気フィルター(1)のネジ山の付いた開口部内に挿入し、ダックビルバルブ(8)
の端が排気フィルター(1)の開口部に対して同じ高さになるようにし、ダックビルバルブ(8)の先端が排気フィ
ルター(1)の内側に来るようにします。排気フィルター(1)をバルブ本体アダプター(4)内に入れて、ぴったり合
うまで手でねじ込みます。
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バキュームホースで義肢のソケットに接続されない方のヒール側の中に、組み立てられた排気組立品(1)を手
でねじ込みます。
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排気組立品(1)をぴったり合うように手でねじ込んだら、15 ポンドまでトルクを与えます。このときトルクを
与え過ぎないでください。過剰にトルクを与えると、ネジ山が壊れて保証の対象外となります。
注:トルクレンチがない場合は、排気組立品(1)をしっかり止まった感触が得られるまでねじ込んでから、さ
1
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らに
⁄
分回転させます。
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白のダックビルバルブ(8)をヒールのくぼみ側に挿入します。このとき、ダックビ
ルバルブ(8)の先端がヒールを向くようにします。小型のドライバーかストレート
なペーパークリップ(9)を使用し、ダックビルバルブ(8)が凹所に完全にはまってい
ることを確認します。
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ストレートバーブ(7)をヒールのくぼみ側に手でねじ込みます。
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ストレートバーブ(7)をぴったり合うように手でねじ込んだら、15 ポンドまでトルクを与えます。このときの
トルク値は非常に低値にします。過剰にトルクを与えると、ストレートバーブ(7)のネジ山が壊れて保証の対
象外となります。
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トルクレンチがない場合は、ストレートバーブ(7)をしっかり止まった感触が得られるまでねじ込んでから、
1
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さらに
⁄
分回転させます。
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ストレートバーブ(7)上でバキュームホースをスライドさせ、EVAQ8 Foot にバキュームホースを再び取り付け
ます。
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EVAQ8 Foot に Spectra ソックスおよびフットシェルを配置します。
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使用者のソケットに EVAQ8 Foot を再び取り付けます。
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使用者のソケットにバキュームホースのもう一方の端部を再び取り付けます。バキュームホースの取り回し
は義肢装具士の判断に任せます。
17.
清掃
フットシェルとスペクトラソックスを取り外し、きれいな水でフットをすすぎ、中性石鹸で洗浄し、丁寧に乾燥させ
てください。
フットシェルは湿らせた布かスポンジで洗うことができます。再使用する前に必ず乾燥させてください。
本器具は溶剤に対して耐性がありません。溶剤に触れると損傷するおそれがあります。
18.
環境条件
使用および保管の温度範囲:-20℃~60℃
相対湿度:制限なし
防水性:本器具は淡水、海水、および塩素処理水に耐性があります。
フットシェルは紫外線(UV)に対する耐性がありません。直射日光の当たる場所には保管しないでください。
使用説明書
6/7 頁
正
誤
IFU-02-012