5. 大気校正は、 正常に完了したか否かの別を問わず、 関係
する測定チャンネルのすべてについて結果が表示されたら、
完了です。
●
ボタンを押すと、 結果が確定します。
●
ボタンを押すと、 確定して、 結果を破棄します。
●
ボタンを押すと、 結果の一覧へ戻ります。
5.6.3 単一ガス校正の実施
単一ガス校正にあたっては、 以下の注意事項をお守りください。
● ゼロ点校正では、 選択したセンサーのゼロ点が 「0」 に設定
されます。
● スパン校正では、 選択したセンサーの感度が標準ガスの濃
度の数値に設定されます。
● スパン校正では、 Dräger 赤外線式センサーの場合には、
有効なゼロ点校正がある (30 分以上前ではない) ことを前
提とします。 そうでない場合は、 確認応答可能な警告が出
力されます。
● 標準ガスは、 市販のものを使用してください。
標準ガスの許容濃度は、 以下のとおりです。
赤外線式センサーの Ex チャン
ネル
(X-am 5800 のみ)
赤外線式センサーの CO
チャ
2
ンネル
(X-am 5800 のみ)
CatEx
O
2
PID HC neo
上記以外のガスでの標準ガスの濃度は、 PC ソフトウェア
「Dräger CC-Vision」 を使って、 ガス検知警報器から読み取る
ことができます。 許容濃度は、 設定されているパラメータ (警
報しきい値など) によって異なります。
1) 選択した測定ガスによって異なります。
2) 測定範囲および測定精度によって異なります。
Dräger からは、 標準ガスの濃度は、 それぞれの測定範囲
の中央か、 予想される測定値の近傍にあたる濃度を選択される
よう、 推奨しております。
警告
テストガスによる健康被害
テストガスを吸引すると、 健康を損なうか、 または死亡する危険
があります。
► テストガスを吸引しないでください。
► テストガスに関連するリスクと安全についての説明を参照して
ください (校正機器のデータシートと図解説明を参照)。
1. 標準ガスボンベを校正用アダプタ (注文番号 : 8318752) と
接続します。
2. 校正用アダプタで 2 番目の接続口にホースを接続して、 標
準ガスを負圧で吸引させるか、 外部へ排気させます。
3. ガス検知警報器のスイッチをオンに切り替えて、 校正用アダ
プタにセットし、 下向きに押し込んでロックします。
®
|
X-am
2800 / X-am
取扱説明書
1) 2)
20 ~ 100 %LEL
1) 2)
5 ~ 100 Vol%
2)
0.05 ~ 5 Vol%
単一ガス校正では、 ガス検知
警報器に標準ガスの許容濃度
が表示されます。
100 ppm iBut
®
5800
4. 測定モードで、
ボタンを約 4 秒間、 長押しします。
5. パスワードを入力して、 確定します。
6. 単一ガス校正のアイテム を選択して、 確定します。
1 番目の測定チャンネルが表示され、 測定対象のガスが点
滅します。
7.
ボタンで移動して、 希望する測定チャンネルを選択しま
す。
8.
ボタンを押して、 選択した測定チャンネルで単一ガス校正
OK
を開始します。
標準ガスの濃度が表示され、 点滅します。
9.
ボタンを押すと、 標準ガスの濃度が確定します。 また、
OK
ボタンを押すと、 標準ガスの濃度が切り替わり、
を押すと、 確定します。 測定値が点滅します。
10. 標準ガスのボンベでバルブを開き、 流量を 0.5 L/min に設定
してください。
11. 表示される測定値が安定したら、
ます。
現時点のガス濃度の表示が、 OK の表示に切り替わりま
す。
12.
ボタンをを押します。
OK
●
を押すと、 測定値が確定します。 他に校正する測定
チャンネルがあれば、 次の測定チャンネルが表示されま
す。 最後の測定チャンネルで校正が完了すると、 ガス検
知警報器は測定モードに切り替わります。
●
を押すと、 測定値を破棄し、 測定チャンネルの選択
画面に戻ります。
●
を押すと、 測定値の表示画面に戻ります。
13. 単一ガス校正が完了したら、 標準ガスのボンベでバルブを
閉じ、 校正用アダプタからガス検知警報器を外します。
この後の操作
単一ガス校正で不具合が発生した場合は、 異常を示すサイン
「X」 が表示され、 不具合が発生した測定チャンネルには、 測
定値に代えて 「--」 が表示されます。 この場合は、 その測定
チャンネルで単一ガス校正を繰り返すか、 必要に応じて、 セン
サーを交換してください。
混合ガスと代替ガス校正については、 技術ハンドブックを参照し
て下さい。
5.7
充電池の充電
充電池を保護する目的で、 充電を行う温度は、 5 °C ~ 35 °C
の範囲に限定してください。 この温度範囲から外れると、 充電
が自動的に中断し、 この温度範囲内に復帰すると、 自動的に
充電を続行します。 通常の充電時間は、 4 時間です。 新品の
ニッケル水素充電池では、 満充電から放電までのサイクルを 3
回、 反復すると、 充電容量 100%に到達します。 このガス検知
警報器では、 充電せぬまま長期間 (6ヶ月以上)、 保管すること
はおやめください。 これは、 内部のバックアップバッテリーが消
耗するためです。
バックアップバッテリは必要に応じて交換できます。
|
ja
メ ン テナン ス
ボタン
OK
ボタンを押して、 確定し
OK
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