IP 保護等級には、 装備がこの条件にさらされている間またはさ
らされた後に、 装置がガスを検知できることは含まれません。
埃が堆積した場合、 および水没や水噴射によって水に触れた場
合は、 装置の校正状態と機能性を点検してください。
いずれかのメニューを選択すると、 PEAK、 STEL、 TWA の各
評価が中断されます。
ポンプを接続すると STEL 測定が中断され、 ポンプを取り外すと
再起動されます。
ポンプを接続すると TWA 測定が一時停止し、 ポンプを取り外す
と続行されます。
バンプテストが開始されると、 バンプテストの成功または中止に
関係なく、 STEL 値がリセットされます。
ガス検知警報機をオフショアで使用する場合は、 コンパスから 5
m 以上離してください。
4.6.1 測定モード
通常の測定モードの間は、 測定対象のガスそれぞれについて測
定値が表示されます。 ライフシグナルのブザーが一定の間隔で
鳴動し (設定可能)、 緑色 LED ランプが点滅します (例 : 目視
確認のライフシグナル、 「D-Light」 機能)。
測定範囲を上回るか下回るかのいずれかをする場合は、 測定
値に代えて、 それぞれの状態を示すアイコンが表示されます。
測定モードの間に、 なんらかの事象 (例 : アラーム作動) が発
生すると、 ステータスバーには、 それに対応するアイコンが測
定値と交互に表示されます (その事象をリセットした後の場合が
あります)。
4.6.2 アラーム
アラームが作動すると、 アラームに応じた表示、 目視確認のア
ラーム、 振動アラーム、 ブザーが作動します。 詳細は以下を参
照して下さい : 「アラーム設定 (工場設定)」 , ページ 158
アラームのリセットは、 以下の手順によります。
1.
ボタンを押します。
OK
4.6.3 非標準状態
非標準状態の間は、 ライフシグナルの動作が停止します。 非標
準状態にある旨は、 以下の目視確認の警報シグナルにより、
お知らせします。
– 黄色 LED が点滅 : 非標準状態 「ウォームアップ 1」 のとき
– 黄色 LED が連続点灯 : 非標準状態全般
非標準状態の間は、 アラームが一切、 作動しません。
非標準状態は、 潜在する不具合を解消すれば、 終了します。
また、 ガス検知警報器に不具合がなければ、 通常の測定モー
ドに切り替わると終了しますが、 操作をしなくても、 約 1 分後に
自動的に終了します。
4.6.4 ブロックアラーム
ブロックアラームは、 CatEx センサを保護するためのものです。
CatEx チャンネルで測定範囲を大きく超過すると ( 可燃性物質の
濃度が非常に高くなると )、 ブロックアラームが作動します。
CatEx のブロックアラームは、 ガス検知警報器の電源を一度切
り、 新鮮な空気環境下で再び電源を入れることで解除できます。
®
|
X-am
2800 / X-am
取扱説明書
®
5800
A2 アラームが作動し、 CC ビジョンで電源オフモードが 「A2 ア
ラーム時は、 電源オフを禁止」 に設定されているためにガス検
知警報器の電源をオフにできない場合は、 電源ユニットを抜く
か、 ガス検知警報器を充電器に挿入して自動的に電源を切って
ください。
4.6.5 パニックアラーム
緊急時に救援を要請するため、 また、 人や財産への危険があ
る場合に、 パニックアラームを作動させることができます。
Dräger Gas Detection Connect と Bluetooth で接続されている
場合は、 パニックアラームを転送することによって救援を要請で
きます。
パニックアラームを作動させるには :
1. 測定モードで
を 3 秒間押します。
OK
が表示され、 視覚、 聴覚、 触覚で認識できる緊急信
号が出力されます。
この後の操作
パニックアラームの作動を解除するには、
す。
詳細については、 テクニカルマニュアルを参照してください。
4.7
クイックメニューの呼出し
利用頻度の高い機能は、 PC ソフトウェア 「Dräger CC-Vision」
を利用すると、 クイックメニューに登録できます。
登録が可能な機能は、 以下のとおりです。
1)
–
大気校正
–
バンプテスト
–
ピーク値の消去
®
–
Bluetooth
接続
®
–
Bluetooth
情報
–
ポンプ情報を表示 (ポンプアダプタが接続されている場合
のみ)
クイックメニューの呼出しは、 以下の手順によります。
1. 測定モードで、
ボタンを 3 回、 押します。
2.
ボタンを押すと、 登録してある機能が切り替わります。
3.
を押すと、 選択した機能が呼び出されます。
OK
4.8
各種情報の呼出し
4.8.1 機器情報の呼出し
この機能を利用すると、 ガス検知警報器、 チャンネル、 ファー
®
ムウェア、 Bluetooth
(FCC (米合衆国連邦通信委員会) の
認証データ) に関する情報およびピーク評価を呼び出すことがで
きます。
警告や不具合があれば、 該当する情報コードやエラーコードを
それぞれ表示します。 サービス ・ 保守向けの各エラーコードに
関する詳細は、 技術ハンドブックを参照してください。
1) 赤外線式センサーおよび XXS O
点校正に対応していません。 これらのセンサーのゼロ点校正は、 PC ソ
フトウェア 「Dräger CC-Vision」 を使用して行います。 その際、 二酸化
炭素またはオゾンを含まない適切なゼロガス (N
い。
操作方法
を再び 3 秒間押しま
OK
の CO
チャンネルは大気校正 / ゼロ
3
2
2
など) を使用してくださ
|
ja
151