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ja
メ ン テナン ス
4. 標準ガスのボンベでバルブを開きます。 このとき、 流量は、
0.5 L/min、 ガス濃度は、 バンプテストの対象とするガスに
ついて、 警報しきい値を上回るようにしてください (O
合は下回るようにしてください)。
5. ガス検知警報器に、 標準ガスが以下の許容範囲内に余裕
もって入る濃度で表示されるまで、 待機します。 (評価は、
ガス検知警報器の拡張バンプテストで行われます。)
Ex: 標準ガスの濃度の ±20 %
IR Ex: 標準ガスの濃度の ±20 % (X-am 5800 のみ)
IR CO
: 標準ガスの濃度の ±20 % (X-am 5800 のみ)
2
O
: ±0.6 Vol%
2
TOX: 標準ガスの濃度の ±20 %
6. 標準ガスのボンベでバルブを閉じ、 ガス検知警報器を校正
用アダプタから取り外します。
7. 濃度が A1 警報しきい値を下回ったら、 ガス検知警報器が
30 秒後に自動的に測定モードに戻ります。
この後の操作
標準ガスの表示濃度が上記の許容範囲から外れている場合は、
メンテナンスの担当者にガス検知警報器の校正を依頼してくださ
い。
5.5
応答時間の確認 (t90)
テストは校正モードで行うこともできます。 その場合は、 ア
ラームによって数値が重なることがありません。 ガス検知警報器
の校正が有効であれば、 必要に応じて数値を破棄できます。
1. バンプテストを実施し、 簡略した手順により応答時間を確認
します。
a. 標準ガスのボンベを校正用アダプタと接続したら、 標準
ガスのボンベでバルブを開き、 標準ガスにより校正用ア
ダプタのパージを行います。
b. ガス検知警報器のスイッチをオンに切り替えて、 校正用
アダプタにセットし、 下向きに押し込んでロックします。
標準ガス導入の開始時刻を記録します。
c. 標準ガスの濃度が 90%に達するまでの時間を測定しま
す。
2. 上記で測定した応答時間は、 以前のバンプテストで確認した
応答時間、 および、 同梱の補足資料 (パーツ番号
9033890) に記載されている t90 の数値とそれぞれ比較しま
す。
この簡略手順は、 規格に準拠していないため、 応答時間
として検出した t90 時間は、 認証範囲に含まれる応答時間と
は異なる場合があります。
メンテナンスステーション X-dock は、 オプションで応答時間
を自動的に点検できます。
5.6
ガス検知警報器の校正
5.6.1 校正に関する注意
警告
不正確な測定値の原因になります
校正を誤ると、 場合により、 アラームが作動しなかったり、 作
動が遅れたりする原因になります。
► スパン校正を実施するのは、 必ず大気校正とゼロ点校正を
いずれも完了してからにしてください。
154
校正ガスを変更する場合は、 そのガスのチャンネルを校正し
てください。
2
の場
X-am 5800: 手動キャリブレーションまたは PC キャリブレー
ション、 自動バンプテストの間は、 H
差し当たりそれぞれの期間自動的に無効になります。
5.6.2 大気校正の実施
大気校正にあたっては、 以下の注意事項に留意ください。
● ゼロ点に偏差がある場合は、 大気校正を実施して精度を向
上させてください。
● DrägerSensor XXS O
は、 表示が 20.9 Vol%に設定されます。
赤外線式センサーおよび XXS O
校正に対応していません。 これらのセンサーのゼロ点調整は、
N
による単一ガス校正または PC ソフトウェア 「Dräger CC-
2
Vision」 を使用して行います。 その際、 二酸化炭素またはオゾ
ンを含まない適切なゼロガス (N
必要条件
– 大気校正を実施できるのは、 大気校正に対応するセンサー
が 1 個以上、 ある場合に限ります。
– 大気校正に利用する空気に、 測定対象のガスや測定結果に
干渉するガスがいずれも含まれていないこと。
– ガス検知警報器のスイッチがオンに切り替えてあり、 ウォー
ムアップ 1 および同 2 がいずれも完了していること。
大気校正は、 以下の手順に沿って実施します。
1. ガス検知警報器の電源を入れます。
2. 大気校正のアイテムを以下の手順で呼び出します (構成設
定により異なります)。
クイックメニューを利用する場合 :
● 測定モードで、
● 大気校正
メニューを利用する場合 :
a. 測定モードで、
b. パスワードを入力して、 確定します。
c. 大気校正
大気校正に関係する測定チャンネルがもれなく点滅しま
す。
3.
ボタンを押して、 大気校正を手動で開始します。
OK
大気校正に関係する測定チャンネルがもれなく点滅しま
す。
4. 必要な場合に、
停止します。 この場合は、 直ちに校正が開始されます。
Dräger からは、 自動校正待機の機能を利用されるよう、
推奨しております (ガス検知警報器による自動校正が完了す
るまで待機します)。
あらたな測定値が確認用に表示されます。
結果の表示は、 以下のとおりです。
OK : 大気校正は正常に完了しました。
: 大気校正は正常に完了できませんでした。
補正が (有効であれば)
2
および XXS O
PR の大気校正で
2
2
の CO
3
2
チャンネルは大気
2
など) を使用してください。
ボタンを 3 回、 押します。
を選択して確定します。
を約 4 秒間、 長押しします。
を選択して確定します。
ボタンを押すと、 自動校正待機の機能が
OK
®
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X-am
2800 / X-am
取扱説明書
®
5800