目視確認のライフシグナル (D-Light 機能を起動したとき)
作動は、 「目視確認のライフシグナル」 の全条件に準じます。
さらに、 各種設定を対象として、 以下の確認を行います。
– 「バンプテスト期日監視」 の機能が起動済みで維持されてい
ること (工場出荷時の設定)、 または、 「校正期日監視」 の
機能が起動済みで維持されていること
– このガス検知警報器の使用周期が遵守されていること
上記に挙げる 2 条件のうち、 いずれか 1 件でも該当しなけれ
ば、 緑色 LED ランプの点滅周期は、 5 秒間隔に代えて、 60
秒間隔へ移行します。
4.3
ガス検知警報器の電源オン ・ オフ
4.3.1 ガス検知警報器の電源オン切替
警告
このガス検知警報器の誤動作や設定内容のミスは危険です!
装置機能 / 設定が間違っていると、 警報および危険を検知でき
ない場合があります。
► 使用前には、 その都度、 ディスプレイの表示、 警報の動
作、 各種の情報がいずれも正しく表示されているか否かを確
認してください。 上記に挙げたうちの 1 点でも、 正しく動作し
ないか誤っているものがある場合は、 ガス検知警報器を使
用せず、 点検を依頼してください。
ウォームアップの段階では、 警報が一切、 作動しませんの
で、 ご注意ください!
1.
ボタンを約 3 秒間、 長押しします。 ディスプレイには、 以
OK
下の表示を順次、 表示します。
カウントダウン
「起動手順およびセンサーのウォームアップを開始しま
す」 の表示。
ディスプレイテスト
スタート画面
ファームウェアのバージョン
警報の動作試験 (LED ランプ、 警報ブザー、 振動ア
ラーム)
ユーザーでカスタマイズする情報表示画面 (オプション。
PC ソフトウェア 「Dräger CC-Vision」 で設定します)
測定チャンネル、 センサータイプ、 警報しきい値、
STEL、 TWA (設定のある場合)、 LEL 濃度 (適用す
る場合)
バンプテストか校正の周期が満了している場合の予備警
告 (設定のある場合)
測定値表示画面
4.3.2 ガス検知警報器の電源オフ切替
このガス検知警報器は、 充電器にセットすると、 自動的に電
源がオフに切り替わります。
1.
と
の両ボタンを同時に長押しして、 「カウントダウン」
OK
の表示を終了させます。
目視確認の警報シグナル、 警報ブザー、 振動アラーム
が、 いずれも短く作動します。
以上で、 ガス検知警報器の電源がオフに切り替わりま
す。
®
|
X-am
2800 / X-am
取扱説明書
®
5800
4.4
使用準備
警告
重度の健康障害の危険があります。
校正を誤ると、 測定値が不正確になり、 結果として重度の健康
障害を招く可能性があります。
► 作業安全の確認を目的とする測定では、 開始前にバンプテ
スト (bump test) により、 校正の要否を確認し、 必要な場
合は、 校正を行い、 さらに、 警報の動作試験をもれなく
行ってください。 バンプテストに関して、 国が定める規定 ・
規則類がある場合は、 それら規定 ・ 規則類に基づきバンプ
テストを実施してください。
このガス検知警報器は、 人が頭部の呼吸器近傍で暴露され
るガス濃度の監視を目的として、 装着するものです。
Dräger からは、 このガス検知警報器を装着用クリップにより衣
服の襟や胸ポケットに掛けて固定されるよう、 推奨しておりま
す。 密閉された場所で、 空気と比較して (大幅に) 高比重のガ
ス (例 : 二酸化炭素) が想定される場合は、 このガス検知警
報器をベルトや腰など、 低めの位置に装着してください。
このガス検知警報器は、 マグネットスイッチを利用していま
す。 このガス検知警報器に磁石を密着させることは、 おやめく
ださい (例 : マグネット式の名札)。 このガス検知警報器では、
密着させた磁石が原因で作動開始する機能 (例 : バンプテスト)
があります。
1. ガス検知警報器の電源を入れます。 ディスプレイに現時点
の測定値が表示されます。
2. 警告サイン、 不具合サイン、 非標準状態のサインがいずれ
も表示されていないかを確認します。
3. ガス流入口とメンブレンフィルターが、 清浄であること、 ガス
の流入の妨げになるものがないこと、 乾燥していること、 損
傷がないことをいずれも確認します。
4. 設定してある日付と時刻が正確であることを確認します。
4.5
ガス検知警報器とスマートフォンの接続
このガス検知警報器は、 適合するスマートフォンであれば、
®
Bluetooth
経由で接続できます。 Bluetooth
ンスが必要な GATT (Generic Attribute Profile) インタフェイス
は、 PC ソフトウェア 「CC-Vision」 またはクイックメニューから
1)
起動します。
有効化されます。
®
Bluetooth
経由で伝送されるデータは、 追加の安全対策として
利用できます。 しかしながら、 現場において第一義の安全対策
はガス検知警報器であり、 これをスマートフォンの送信データで
代替することはできません。 このガス検知警報器では、 警報動
作を安全上の指針としてください。 移動体通信ネットワークや
WLAN の受信ができる環境は、 常に利用できるというものでは
必ずしもなく、 また通信が遮断される可能性もありますので、 そ
の点を考慮しておいてください。
Dräger からは、 特定の機能向けのアプリケーションとして、 適
合するスマートフォンやタブレット PC にインストール可能なものを
ご用意しております。 場合によってはライセンスが必要です。
®
Bluetooth
を経由する接続に関して詳細なご案内は、 ご利用に
なるスマートフォンの取扱説明書も併せてご参照ください。
必要条件
1) そのためにはクイックメニューでこの機能が有効になっている必要があり
ます。
|
ja
操作方法
®
機能およびライセ
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