Sibelmed Somnibel Pro Manuel D'utilisateur page 162

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ソムニベル プロ 取扱説明書
1.2 適応
医学論文によれば、睡眠呼吸障害を持つ患者の50%以上は、あおむけの姿勢により重症度が悪化することがよく知られていま
。このように体位によって重症度が変わる傾向は、軽度から中等度の睡眠呼吸障害、比較的若い患者、肥満度の低い患
1,2,3,4
者でより多くみられ、睡眠呼吸障害患者全体の大半を占めています
。そのような場合、あおむけの状態では他の体位と比較
5,6,7
して無呼吸や低呼吸等の呼吸イベントが約二倍になります
。また、習慣的ないびきがある方の大半もいびきの重症度や頻度
5,7
は体位に依存しています
。体位に依存した睡眠呼吸障害に対して、あおむけ以外の体位に促す体位変換療法は、呼吸イベン
8
トを減少させる効果があると考えられています
9,10
ソムニベル プロは使用者が身体に装着して使用し、医療従事者が体位変換療法の効果の評価やフォローアップを行うことを可
能にする装置です。睡眠中に使用者の体位を検出し、あおむけの場合はやさしい振動刺激を発生させることで体位変換を促し
ます。振動刺激強度と使用状況データは分析のために記録可能です。本装置は、眠る時に額または胸に取り付けます。どちら
の部位に取り付けても振動刺激により体位変換を促します。ソムニベル プロは最大36記録、最大使用日数365日までの体位、
体動、振動刺激強度を記録可能です。これらのデータをPCにダウンロードし、夜間の使用者の動きや効果の評価、使用状況を
追跡することが可能です。さらに、専用解析ソフト「ソムニラボ」により使用者のニーズによって各種設定を変更することが
できます。また、ソムニベル プロを使用することで、使用者の睡眠の量や質に影響を及ぼすことなく呼吸イベントやあおむけ
の時間を低下させ、酸素飽和度の改善に効果があったという医学論文が発表されています
11
また、ソムニラボ解析ソフトでは、研究目的のためにソムニベル プロをプラセボモードに切り替えることもできるようにな
っています。この機能の詳細についてはソムニラボの取扱説明書を参照してください。
ソムニベル プロは、睡眠呼吸障害を専門とする医師が設定を調整しながら使用することを前提としています。睡眠呼吸障害
に対する体位変換療法の生理的原理を事前に十分理解することなく使用したり、設定を変更したりすることはお勧めしませ
ん。追加のトレーニングが必要な場合は、販売元にお問い合わせください。
JA 5
534-80P-MUM_Rev.1.08

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