方法2
測定する固体より密度の低い液体を、浮力媒体に使用します。エタノールを
使用すると適切な結果が得られます(最高密度約0 .8 g/cm
エタノールを使用する場合、液体の表面張力が結果にもたらす負の影響は、
蒸留水を使用する場合より小さくなります。したがって、界面活性剤の使用
は必要ありません。
エタノールを使用する場合は、対応する安全に関する注意事項を守ります。
この方法2は、固体の密度が蒸留水の密度とほとんど変わらない場合に使用し
ます。試料を水中に吊り下げる場合、方法1では測定誤差が生じる可能性があ
ります。粒状物質の密度を測定する場合も、方法2を使用するのが妥当です。
この場合は、方法1を使ってふるいの下にすべての試料を置くのは困難です。
試料が腐食したり溶けたりする場合は、エタノールを使用しないでくだ
さい。
準備
以下の説明では、蒸留水を使用します。
手順
大型ビーカー(d90 mm)をブリッジ中央に置きます。
t
ビーカーの縁から約5 mm下まで、蒸留水を注ぎます。
t
蒸留水に、界面活性剤を3滴垂らします。
t
リテーナークリップを使って、温度計をビーカーの縁に取り付けます。
t
ふるいを溶剤でクリーニングし(浸漬したワイヤに特に注意する)、フレー
t
ムに引っかけます。
取扱説明書 YDK03MS | YDK04MS
操作
)。
3
211