1 各部の名称
A:連結エレメント
B:ベルト側の連結エレメント
C:緩衝装置
D:ロープアジャスター
E:ロープ(Extreme XP II ではスチールコアロ
ープ)
F:製品表示
G:末端ストッパ
H:ランヤード用の通し輪
I:アルミ製シンブル
J:圧着スリーブ
K:スレ防止補強
2 取付方法
本製品がその用途上、他のエレメントとの組み
合わせに適しており、関連法規に適合すること
をお確かめください。対応する部品:EN362準
拠の連結用部品タイプBとM(最大長さ12 cm)
、タイプQ
3 使用前に緩衝装置を毎回点検
4 ロープアジャスターの使用方法
5 EN 353-2準拠システムの使用方法
Ombilix、Ombilix 140
6 EN 358準拠システムの使用方法
Ombilix Adjust、Ombilix 140、Extreme XP II
7 鋸などの鋭利な工具を使用する作業でのEXT-
REME XP IIの使用方法
8
水平面上でのOMBILIX 140の使用方法(EN
353-2及びPPE-R/11.075に準拠)
ランヤードは水平方向の利用に関連して、半径
0.5 mmでバリ取りした90°のスチールエッジに
ヤードが接触する状態で落下試験を行い、それ
に合格しています。作業開始前に行ったリスク
分析で、落下時にエッジに接触して負荷が生じ
る恐れが判明している場合、そのようなエッジ
接触からの負荷を防止できないかどうかを確認
し、ロープ保護の装着などの適切な予防対策や
救助対策を講じ、相応の訓練を行う必要があり
ます。エッジに接触して作業する時は、ベルト
側の落下防止用アイレットからエッジまでの距
離を加えた落下空間を確保する必要がありま
す。フレキシブルアンカーラインと、取付位置
の縦軸の角度は
30°以下とします。横方向の移
動に使用する場合、側面の滑り距離が1.5mを超
えてはなりません。ロープ末端におもりを付け
て、ロープの横方向の振れを最小限に抑えま
す。
8b 注意:僅かに傾斜した作業面ではセーフティ
ハーネスに装着された器具が下方にゆっくり滑
動し、器具のブロックが直ぐにかからない可能
性があります。
その場合、落下原因となるエッジや障害物の前
でロープに必ず結び目を作ります。
9 警告
10 ロープ登高中は、器具から取付位置につなが
っているロープが緩まないようにご注意くださ
い。取付位置よりも高い位置に登ってはなりま
せん。
11 ロープの交換方法
Ombilix、Ombilix Adjust、Ombilix 140
12 落下空間
落下空間は、墜落時に使用者が障害物や地面に
衝突するのを避けるために、使用者の下に最低
限確保すべき距離です。必要とされる落下空間
の記載には、以下の要素を考慮する必要があり
ます。
- 墜落制止器具に対する登高者の位置
- 器具の墜落制動がかかるまでの距離
- 緩衝装置の引出し長さ
- 安全距離 1 m
- 横方向のスライド移動のために付加的に必要と
なるフレキシブルアンカーラインの長さ
状況によってロープの伸びが異なるので、それ
を落下空間の計算に考慮する必要があります。
記載値は、弾性をもたせずに固定した負荷を使
用した墜落試験に基づいています。
13 保管及び搬送
14 保守
必要に応じて、市販のアルコール系消毒剤(イ
ソプロパノールなど)を使用できます。金属部
分の継ぎ目は定期的に、または洗浄後に無酸性
油、PTFE系あるいはシリコーン系潤滑剤で潤滑
してください
15 製品の寿命及び交換
製品寿命は主に使用の形態や頻度によって、ま
た外部の影響によって異なります。耐用年数が
過ぎたら、または遅くとも製品寿命(最大年
数)を超えたら、製品を廃棄してください。化
学繊維(ポリアミド、ポリエステル、ダイニー
マ
、アラミド、ベクトラン
)製品は使用しな
®
®
くても一定の老化が起こります。特に、製品が
さらされる紫外線の強度やその他の気候条件
に、化学繊維製品の寿命は左右されます。
15a 製品寿命(最大年数)
15b 適切に使用され、目に見える摩耗がなく、
最適な条件で保管された場合の製品寿命(最大
年数)
頻繁な使用または極端な負荷により、製品寿命
が大幅に短縮する可能性があります。
連結用具をご使用になる前に、損傷がないかを
調べ、正しく機能することを確認してくださ
い。以下が一つでも当てはまる場合には、製品
を直ちに廃棄し、専門業者または製造者に点検
または修理に出します(使用中止の例は以下の
列挙で必ずしも網羅されません)。
- 使用上の安全性が懸念される場合
- 鋭いエッジでロープが損傷する、または使用者
が負傷する危険がある場合
- 製品の外見に損傷の兆候(亀裂、塑性変形な
ど)が見られる場合
- 素材の腐食が著しい、化学薬品と接触してしま
った場合
- ベルトの縁の損傷、ベルトの繊維がケバ立って
いる場合
- 縫い目の外見に損傷やほつれが見つかる場合
- 素材が鋭いエッジと接触する場合
- 素材の磨り減りなどによる、著しい摩耗箇所が
見 られる場合
- 大きな落下衝撃を受けた場合
- ロープの外皮が著しく傷んでいる場合(芯部分
の露出)
15c
検査及び文書記録
商業目的で使用する場合は、製造業者、有資格
者、または認可された検査機関で製品を少なく
とも年に一度、検査し、必要に応じて修理また
は廃棄しなければなりません。検査では、とり
わけ製品に貼付したラベルの判読性も確認する
必要があります。検査と修理作業の記録は、製
品ごとに書面で作成する必要があります。その
記録には次の項目を記載します。製品表示、製
品名、製造者の名称と連絡先、明確な識別情
報、製造年月日、購入日、初回使用の日付、定
期検査の次回予定日、検査結果、検査責任者の
署名文書記録の見本は次のサイトにも掲載され
ています。www.edelrid.com
16 湿気のない状態での使用温度
17 製品のEU型式試験証明書の発行を担当する
認証機関
18 PPE 製品生産の監督機関
製品に記載された製品表示
製造者:EDELRID(エーデルリット)
製造者の所在地
モデル:Ombilix、Ombilix Adjust、Extreme XP
II、Ombilix 140
品番(もしあれば)
YYYY MM:(西暦年4桁、月2桁)製造年月
着用者による最大荷重
規格EN 353:2、EN 12841-B:358
ロット番号
:アイコン:警告と指示事項を熟読し、内容
を遵守してください。
:使用方向
:PPE-R/11.075 V01 (RfU 075)準拠のエッジ
強度
0123:PPE 製品生産の監督機関