8. カテーテルの先端が幽門の箇所に届く まで、 ガイ ドワイ
ヤとフ レキシブルカテーテルを進めていきます。
9. 幽門を経て、 ガイ ドワイヤとカテーテルを十二指腸内ま
で進め、 トライツ靭帯の10 ~ 15 cm 先で止めます。
10. カテーテルは取り はずしますが、 ガイ ドワイヤは部位に残
しておきます。
拡張
1. 11 番のメスで、 ガイ ドワイヤに沿っ て皮膚を少しだけ切
開します。 その際、 皮下組織と腹筋肉組織の筋膜まで、
下に向けてメスを入れて く ださい。 皮膚切開後は、 施設
のプロ トコ ールに従っ て処理を行なっ て く ださい。
2. ガイ ドワイヤに沿っ て拡張器を挿入し、 好みのサイズまで
瘻管を拡張させます。
3. ガイ ドワイヤ上の拡張器を外し、 ガイ ドワイヤは部位に残
したままに して く ださい。
4. AVANOS* ス トーマ測定器で、 ス トーマの長さを測り ます。
ストーマの長さの測定
注意 : 患者に安全を保証し痛みを和らげるため、
MIC-KEY*栄養補給チュ ー ブは適切なサイズを選択して く だ
さい。 患者のス トーマの長さを、 ス トーマ測定器で測定しま
す。 選択したMIC-KEY* 栄養補給チュ ー ブのシャ フ ト長は、 ス
トーマと同じ長さでなければなり ません。 MIC-KEY*栄養補
給チュ ー ブのサイズが適切でないと、 壊死、 バンパー埋没症
候群、 過剰肉芽組織などが生じる ことがあ り ます。
1. ス トーマ測定器の先端を、 水溶性の潤滑剤を塗っ て く だ
さい。 鉱油の使用は避けて く ださい。 ワセ リ ンは使用しな
いでく ださい。
2. ス トーマ測定器は、 ガイ ドワイヤに沿っ てス トーマに挿入
し、 胃まで進めます。 無理な力は加えないでく ださい。
3. 水 5 ml をルアー スリ ッ プ シ リ ンジに入れて、 これをバ
ルーンポー トに固定します。 シ リ ンジのプランジャを押し
て、 バルーンの拡張を行ないます。
4. バルーンが胃壁の内側に届く まで、 腹部に向けてこの器
具をそっ と引張り ます。
5. プラスチッ クのディ スク を腹部まで滑らせて、 ディ スク上
の測定値を記録します。
6. 記録した測定値に4 ~ 5 mm 足したものが適切なス
トーマ長であ り、 どのよ うな位置にも合わせる ことができ
ます。 測定値を記録して く ださい。
7. ルアー スリ ッ プ シ リ ンジを使い、 バルーン内の水を取り除
いて く ださい。
8. ス トーマ測定器を取り除きます。
9. 測定日、 ロ ッ ト番号、 シャ フ トの測定値 (長さ。 単位は cm)
を記録します。
チューブの留置
注意 : ピールアウ ェイ ・ シースを使用して瘻管にチュ ー ブを
通すこともできます。
1. MIC-KEY* 空腸栄養補給チュ ー ブは適切なサイズを選択
し、 上記のチュ ー ブ準備手順に従っ て準備を行なっ て く
ださい。
2. ガイ ドワイヤの近位端が導入カニュ ー レから出るまで、
チュ ー ブの遠位端をガイ ドワイヤに沿っ て進めます。
注意 : ガイ ドワイヤを誘導カニュ ー レの遠位端に通すに
は、 直接可視下でガイ ドワイヤを直接操作しなければな
らない場合があ り ます。
3. ガイ ドワイヤに沿っ てチュ ー ブを胃に挿入している間、 誘
導カニュ ー レのハブと空腸栄養補給ポー トを手で持っ て
く ださい。
4. AVANOS* MIC-KEY*空腸栄養補給チュ ー ブは、 回転させ
ながら、 幽門を経て空腸内まで通します。
5. チュ ー ブ先端の位置が トライツ靱帯から10~15 cm過ぎ
た箇所まで、 しかもバルーンが胃の中に入るまでチュ ー ブ
を進めていきます。
6. 外部ボルスタ ーが皮膚にピッ タ リ着いている ことを確かめ
て く ださい。
7. ルアースリ ッ プ シ リ ンジで、 バルーンを膨らませて く ださ
い。
• 滅菌水または蒸留水 5 ml で、 バルーンの拡張を行な
います。
注意 : バルーンへの注入総量が 10 ML を超えないよ
う に して く ださい。 空気は使用しないでく ださい。 バルーン
には造影剤を注入しないでく ださい。
8. カニュ ー レが動かないよ う に押さえながら、 誘導カニュ ー レ
からガイ ドワイヤを抜きます。
誘導カニュ ー レを取り除きます。
チューブ位置の確認
1. 設置に関連して起こ り得る合併症 (腸への刺激または腸
穿孔など) を避け、 またチュ ー ブが胃または小腸内で輪
状になっ ていないことを確かめるために、 チュ ー ブの位置
を X 線で確認して く ださい。
注意 : チュ ー プは X 線不透過性なので、 X 線で位置を
確認するために使用できます。 バルーンには造影剤を
注入しないでく ださい。
2. ルーメンを洗い流して開存性を確認します。
3. ス トーマ周辺の水分の有無を調べます。 胃から漏出の兆
候がある場合は、 チュ ー ブの位置および外部ボルスタ ー
の設置状態を調べて く ださい。 必要に応じて、 液体を
1~-2 mlずつ加えます。
注意 : 上記のバルーン注入総量を超えないよ う に し
て く ださい。
4. 外部ボルスタ ーの皮膚固定がきつ過ぎないか、 またボル
スタ ーが腹部の 2 ~ 3 mm 上に位置しているか確かめ
ます。
5. チュ ー ブの挿入日、 種類、 サイズおよびロ ッ ト番号、 バルー
ンへの注入量、 皮膚の状態、 および手術に対する患者の
耐性を記録します。 医師からの指示がある場合に限り、
チュ ー ブの留置および開通性が適切であるか確認した上
で、 栄養補給および薬剤投与を始めます。
X 線を利用した、 設置済み胃瘻からの挿入 ・
留置
1. 透視下で、 留置した胃瘻チュ ー ブから、 最大 .038 イ ンチ
のフロ ッ ピーチッ プ (非外傷性) ガイ ドワイヤを挿入しま
す。
2. ガイ ドワイヤ上の胃瘻チュ ー ブを取り はずします。
3. ス トーマからガイ ドワイヤを通して、 胃の中でコイル状に
しておきます。
4. カテーテルの先端が幽門に届く まで、 .038 イ ンチのガイ
ドワイヤに適合する フ レキシブル カテーテルを、 ガイ ドワ
イヤに沿っ て進めていきます。
5. 幽門を経て、 ガイ ドワイヤを十二指腸まで進めていきま
す。 幽門の箇所でカテーテルを進めるのが難しい場合に
は、 胃の中でコイル状になっ ているカテーテルを短く しま
す。 フ レキシブル カテーテルを回転させて動かしてい く
と、 ガイ ドワイヤに沿っ て通すのが楽になる場合があ り ま
す。
6. ガイ ドワイヤおよびカテーテルを、 トライツ靱帯から
10~15 cm超えた箇所まで挿入します。
7. カテーテルは取り はずしますが、 ガイ ドワイヤは部位に残
しておきます。
8. AVANOS* ス トーマ測定器で、 ス トーマの長さを測り ます。
チューブの留置
1. MIC-KEY* 空腸栄養補給チュ ー ブは適切なサイズを選択
し、 上記のチュ ー ブ準備手順に従っ て準備を行なっ て く
ださい。
2. ガイ ドワイヤに沿っ て、 チュ ー ブの遠位末端を胃内部まで
挿入します。
3. AVANOS* MIC-KEY* 空腸栄養補給チュ ー ブは、 回転さ
せながら、 幽門を経て空腸内まで通します。
4. チュ ー ブ先端の位置が トライツ靱帯から10~15 cm過ぎ
た箇所まで、 しかもバルーンが胃の中に入るまでチュ ー ブ
を進めていきます。
5. ルアースリ ッ プ シ リ ンジで、 バルーンを膨らませて く ださい。
滅菌水または蒸留水 5 ml で、 バルーンの拡張を行ない
ます。
注意 : バルーンへの注入総量が 10 ML を超えないよ
う に して く ださい。 空気は使用しないでく ださい。 バルーン
には造影剤を注入しないでく ださい。
6. カニュ ー レが動かないよ う に押さえながら、 誘導カニュ ー レ
からガイ ドワイヤを抜きます。
7. 誘導カニュ ー レを取り除きます。
8. 上記のチュ ー ブ位置の確認手順に従っ て、 チュ ー ブの留
置が適切かどう か確認して く ださい。
内視鏡を利用した留置法
1. ルーチンの EGD (消化管内視鏡検査) を実施して く ださ
い。 全ての手順に従い、 かつチュ ー ブ留置に危険を及ぼ
すよ うな異常がないことを確認した後、 患者を仰向けに
寝かせ、 空気で胃の拡張を行ないます。
2. 前腹壁越しに光を当てて、 主要血管、 内臓、 瘢痕組織が
ない位置に胃瘻造設部位を決めます。 この部位は、 通
常、 ヘソから左肋骨縁までの距離の 1/3 の位置で鎖骨
中線上にあ り ます。
3. 挿入予定部位を、 指で押さえます。 内視鏡検査士によ
り、 腹壁の前側表面に形成されたクボミがはっ き り と確
認できるはずです。
4. 選択した挿入部位に準備を施し、 皮膚を布で覆います。
胃腹壁固定術による留置法
注意 : 注意胃壁を前腹壁に しっ かり と固定させる には、 三
角形を成すよ う に三箇所で胃腹壁固定を行なう ことが推奨
されています。
1. チュ ー ブ挿入位置の印を、 皮膚につけます。 チュ ー ブ挿入
位置から等距離の所に、 三角形になるよ う皮膚に印を三
つつけて、 胃腹壁固定の形を定義付けます。
警告 : T フ ァスナーおよび拡張バルーンによる障害を
防ぐため、 挿入位置と胃腹壁固定位置の間には充分な
距離をおいてく ださい。
2. 穿刺部位に1% リ ドカイ ン (局所麻酔剤) を投与し、 皮
膚および腹膜の局所麻酔を行っ て く ださい。
3. 最初のT フ ァスナーを挿入し、 胃内部での位置を確認し
ます。 この手順を繰り返して、 三角形のそれぞれの角に
3 本のT フ ァスナーを全て挿入します。
4. 胃を前腹壁に固定させ、 手術の手順に従っ て く ださい。
瘻管造成
1. 胃に空気を注入しながら、 腹壁と並列させて瘻管を造成
します。 胃腹壁固定の三角形の中心に穿刺部位がある
かどう か確認して く ださい。 胃体遠位の上に部位が位置
されている こと、 これが肋骨縁の下かつ横行結腸の上に
ある ことを、 内視鏡の誘導下で確かめて く ださい。
注意 : 内側直筋の 2/3 かつ外直筋の1/3 が交わる
所を通っ ている腹壁動脈は避けて く ださい。
警告 : 穿刺針を深く刺し過ぎる と後胃壁、 すい臓、 左
腎、 大動脈、 脾臓に穴があいてし まう こ とがあるので、 気
をつけてく ださい。
2. 穿刺部位に1% リ ドカイ ンを注入し、 腹膜面まで局所麻
酔を行っ て く ださい。
3. 胃腹壁固定の三角形の中心から、 .038 イ ンチに適合す
る導入針を、 幽門に向けて胃管腔に刺します。
注意 : 最適な穿刺角度は、 皮膚表面から 45 度です。
4. 内視鏡で、 穿刺が正し く行なわれているか確認して く だ
さい。
5. 最大 .038 イ ンチのガイ ドワイヤは、 針に通して胃の中ま
で進めます。 内視鏡で確認しながら、 ア トラウマ型のピン
セッ トでガイ ドワイヤを掴みます。
6. ガイ ドワイヤを残したまま導入針を抜き、 施設のプロ ト
コ ールに従っ て針の処理を行ないます。
拡張
1. 11 番のメスで、 ガイ ドワイヤに沿っ て皮膚を少しだけ切
開します。 その際、 皮下組織と腹筋肉組織の筋膜まで、
下に向けてメスを入れて く ださい。 皮膚切開後は、 施設
のプロ トコ ールに従っ て処理を行なっ て く ださい。
2. ガイ ドワイヤに沿っ て拡張器を挿入し、 好みのサイズまで
瘻管を拡張させます。
3. ガイ ドワイヤ上の拡張器を外し、 ガイ ドワイヤは部位に残
したままに して く ださい。
4. AVANOS* ス トーマ測定器で、 ス トーマの長さを測り ます。
ストーマの長さの測定
注意 : 患者に安全を保証し痛みを和らげるため、
MIC-KEY*栄養補給チュ ー ブは適切なサイズを選択して く だ
さい。 患者のス トーマの長さを、 ス トーマ測定器で測定しま
す。 選択したMIC-KEY* 栄養補給チュ ー ブのシャ フ ト長は、 ス
トーマと同じ長さでなければなり ません。 MIC-KEY*栄養補
給チュ ー ブのサイズが適切でないと、 壊死、 バンパー埋没症
候群、 過剰肉芽組織などが生じる ことがあ り ます。
1. ス トーマ測定器の先端を、 水溶性の潤滑剤を塗っ て く だ
さい。 鉱油の使用は避けて く ださい。 ワセ リ ンは使用しな
いでく ださい。
2. ス トーマ測定器は、 ガイ ドワイヤに沿っ てス トーマに挿入
し、 胃まで進めます。 無理な力は加えないでく ださい。
3. 水 5 ml をルアー スリ ッ プ シ リ ンジに入れて、 これをバ
ルーンポー トに固定します。 シ リ ンジのプランジャを押し
て、 バルーンの拡張を行ないます。
4. バルーンが胃壁の内側に届く まで、 腹部に向けてこの器
具をそっ と引張り ます。
5. プラスチッ クのディ スク を腹部まで滑らせて、 ディ スク上
の測定値を記録します。
6. 記録した測定値に4 ~ 5 mm 足したものが適切なス
トーマ長であ り、 どのよ うな位置にも合わせる ことができ
ます。 測定値を記録して く ださい。
7. ルアー スリ ッ プ シ リ ンジを使い、 バルーン内の水を取り除
いて く ださい。
8. ス トーマ測定器を取り除きます。
9. 測定日、 ロ ッ ト番号、 シャ フ トの測定値 (長さ。 単位は
cm) を記録します。
チューブの留置
1. MIC-KEY* 空腸栄養補給チュ ー ブは適切なサイズを選択
し、 上記のチュ ー ブ準備手順に従っ て準備を行なっ て く
ださい。
2. ガイ ドワイヤの近位端が導入カニュ ー レから出るまで、
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