4. 臨床的有益性
本器具には以下の臨床的有益性および性能があります。
•
さまざまな地形で歩行できる能力
•
衝撃吸収
•
軸回転
•
ソケットにかかる力を削減し快適性を向上
5. 付属品および適合性
メスピラミッドコネクタと一緒に使用できるオスピラミッドリンクと足が一体化します(当社カタログ参照)。
6. 組立ておよび患者取付け部品
A. 組立て
RUSH ROGUE 2 Foot:
フットモジュールは、ガラス繊維部(上部ブレードと連続する下部ブレード)、ラバーヒールショックバン
パー、Spectra ソックス、フットシェル、踵の硬さを調整できるヒールウェッジで構成される部品が予め組
み立てられています。
RUSH ROGUE 2 EVAQ8:
フットモジュールは、ガラス繊維部(上部ブレードと連続する下部ブレード)、ラバーヒールショックバン
パー内の RUSH Foot EVAQ8 システム、Spectra ソックス、フットシェル、踵の硬さを調整するヒールウェッジ
で構成され、これらの部品は予め組み立てられています。
ストレートバーブ、排気フィルター、チューブ、インラインフィルター、ソケット直角バーブおよびハウジ
ング、チューブ固定フック、ループテープは、足部に付属していますが、使用前に組み立てる必要がありま
す。
バキュームシステムをソケットに接続する方法:
RUSH ROGUE 2 H2O:
フットモジュールは、ガラス繊維部(上部ブレードと連続する下部ブレード)、ラバーヒールショックバン
パー、Vibram ソールで構成される部品が予め組み立てられています。
ダイナミックアライメントの後、製造元の仕様に合わせてピラミッド調整スクリューを回します。ピラミッド調整スクリュー
をネジゆるみ止め接着剤(例:Loctite 242)で固定します。
B. Spectra ソックス
Spectra ソックスは、ノイズを最小化し、フットシェル/ガラス繊維部を保護するためのものです。必ず Spectra ソックスをキ
ールとソールプレートの上に配置してからフットシェルを装着してください。Spectra ソックスの交換のタイミングは、使用
者の活動レベルに適した間隔にする必要があります。Spectra ソックスの点検や交換を怠ると、フットモジュールの摩耗が早
まり、保証が無効になります。
RUSH ROGUE 2 H2O は、フットシェルを使用して装着するものではないため、Spectra ソックスは付属していません。
C. フットシェル
フットシェルの脱着時は必ず、摩耗や損傷を最小限に抑える適切なツールや器具を(靴べらなど)使用してください。シェル
から足部を手で引っ張り出して取り外そうとしないでください。足部の損傷をまねき、保証が無効になります。
RUSH ROGUE 2 H2O は、フットシェルを使用して装着することを意図したものではないため、装着した場合にはフットモジュ
ールが損傷するおそれがあります。
D. ベンチアライメント
推奨事項:ベンチアライメント時に、足部の背面の下に、3/8"ウェッジを取り付けます。
矢状面:
ソケットの屈曲と踵の高さの適切な値を測定後、体重負荷線がフットアダプタの中心を通って下がるように配置します。
特殊なガラス複合材により、ほかの義足よりもはるかに屈曲性が高いため、ベンチアライメントは最初の時点から非常に
スムーズです。
本器具は、スムーズなロールオーバー、動的なつま先の応答、垂直圧迫、およびねじり回転によ
るメリットを受けられる義肢装着者が使用することを目的とした製品です。使用者は、メディケ
アの機能レベルが K3 以上という要件を満たしている必要があります。
本器具は、以下を含む一側性または両側性の下肢切断または四肢欠損の方の義足の構成部品とし
ての使用に適応とされています。
•
脛骨切断
•
大腿骨切断
•
膝関節離断術
•
股関節離断術
•
先天性下肢欠損
体重制限(装着時):上記の表を参照
A.
短い方のチューブをソケット直角バーブに接続します。
B.
チューブの末端部内にインラインフィルターを取り付けます(インラインフィルターは、ソケット
とバキュームポンプヒールとの間に配した場所であればどこに配置しても構いません)。
C.
2 本目のチューブをインラインフィルターの末端部に接続し、パイロンの内側にチューブを送り込
むか、パイロン周囲にチューブを巻きつけます(チューブの損傷や歩行時のひっかかりを防ぐた
め)。
D.
チューブを希望の長さでカットし、バキュームポンプヒールのくぼみに配置されているストレート
バーブに接続します。
E.
付属のフックとループテープまたはその他の適切なテープを使用し、チューブをパイロンに固定し
ます。
使用説明書
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