アナログ探索モードの場合、 救助者は
「+」 と 「—」 ボタンを使って探索中の
シグナルの感度を調整しなければな
りません。
左右方向を示す矢印が順次点滅して、 救助者が感度を正確
に調整するのを助けます。
アナログ探索モードは、 熟練の救助者のみに推奨されます
(初心者や経験の浅いユーザーは使用しないでください)
。 アナログ探索モードによって、 救助者は埋没者の機器から
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送信された生のシグナルに耳を傾けることができ、 難しい
状況でより簡単に判断することができます。
3.4/ 送信モードへの自動復帰
二次雪崩が発生した場合、 送信モードへの自動復帰機能に
より、 機器は自動的にシグナル送信モードに戻ります。 NEO
PROには、 救助者が動けない状態や埋没した状態になって
いるかどうかを感知できる動作感知機能が備わっていま
す。 送信モードへ自動復帰するまでの時間は、 機器の設定
メニューから2分、 4分、 8分に設定することができ、 また、 す
べてを無効にすることもできます (パラグラフ1.5.機器の設
定をご覧ください) 。 初期設定では、 機
器は4分で送信モードへ自動復帰するよ
うに設定されています。 機器が4分間動
きを検知しなかった場合は、 発信音が
なり、 救助者に探索モードの続行を確
認するように求めます。
マーキングボタンを押して、 自分が埋没していないことを確
認してください。 何のアクションも検出されなかった場合、
機器は自動的に送信モードに戻ります。
4/ プロービング - ショベリング
プロービングを始める前に、 機器をホルスターに入れてフ
ァスナーを閉め、 寒さや衝撃から守ってください。 被害者が
埋没していそうな場所を特定したら、 一早くプロービング
を開始します。 トランシーバーによって特定された最小距
離地点から同心スパイラル状にプロービングを行い、 埋没
者を探索します。 プローブは斜面に対して垂直にしてくだ
さい。
スタンバイモード : プロービングおよびショベリングの際に
は、 機器をスタンバイモードに切り替えることをお勧めしま
す。 このモードはニュートラル機能に相当し、 機器は探索モ
ードでも送信モードでもなくなりますが、 必要に応じて救
助者も自動的に送信モードに切り替わる可能性を維持し
ます。 探索モード時に、 マーキングボタンを押しながら送
信/探索選択スイッチを押して 「SEND」 を選択すると、 スタ
ンバイモードになります。 スタンバイモードになったら、 機
器をホルスターに戻しても、 送信モードに復帰したり、 進
行中の探索の妨げになったりするリスクはありません。 ス
タンバイモードを終了するには、 送信/探索 選択スイッチ
を押して、 「 SEARCH」 の位置に動かします。
統計的にショベリングは、 少なく ともトランシーバーによる
探索と同じく らいの時間を要します。
ショベリング作業は組織的な方法で行うことが重要です。 V
字コンベア方式は最も効率的で効果的な掘り出し方法で
す。 埋没者を救出したら、 直ちにその埋没者のトランシーバ
ーの電源を切るこ とが重要です。
JA
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