メンテナンス - Thermo Scientific Finnpipette F3 Guide D'utilisation

Table des Matières

Publicité

Les langues disponibles
  • FR

Les langues disponibles

計算式
重量から容量への変換
V = (w + e) x Z
蒸発量は、特に微量の検定で問題になることがあります。蒸発量を調べるには、検定液
を測定容器に分注し、天秤で重量を読み取って記録し、直ちにストップウォッチを押し
ます。読み取り値が30秒でどのくらい減少するか(例えば6 mg = 0.2 mg/秒)を調べま
す。読み取った重量を風袋消去から読み取りまでにかかるピペッティング時間と比較し
ます。1回のピペッティング(風袋消去-分注-読み取り)に10秒かかるとすると、この
例では、蒸発量は2 mg(10s x 0.2mg/秒)になります。エヴァポレーショントラップや
容器のふたなどを使用する場合は、通常、蒸発に関する補正は必要ありません。
変換係数Zは、検定時の温度および気圧での水の重量を容量に換算するための係数です。
例えば、22℃、95khPaの場合は、1.0032µl/mgです。詳しくは、52ページの変換係数表
を参照してください。
不正確度(システム誤差)
不正確度は、実際に分注された容量と設定した分注容量との差異です。
A = V - V
0
不正確度は、相対値として表すことができます。
不精密度(ランダム誤差)
不精密度は、ピペッティングの再現性を表します。不精密度は、標準偏差(s)または
変動係数(cv)で表します。
標準偏差は、相対値(CV)として表すことができます。 CV = 100% x S / V
フィンピペットF3を使用しないときは、垂直に立てて保管してください。フィンピペッ
トスタンドを使うと便利です。
パーツ番号は、53ページ以降の分解図に対応しています。
短期点検
毎日、ピペットを使用する前に、ピペットの外側の表面にほこりや汚れが付いていない
かどうかを確認してください。
特に、チップコーンについては注意が必要です。ピペットのクリー
ニングには、70%エタノール以外の溶剤は使用しないでください。
長期メンテナンス
年間のピペット使用は、研究室により大きく異なり、吸引および分
注される物質の種類も、研究室により大幅に異なります。ピペット
の適切な手入れを維持するために、特定のニーズおよび要件を満た
すように適切なメンテナンスプログラムを開発することは研究室の
責任です。
まず、ピペットを分解します。
1-1000 µlピペット
1. チップイジェクタを押します。
2. チップイジェクタ11を反時計回りに回して引き抜きます。
3. サービスツールでチップコーンを反時計回りにひっくり返し
ます。
4. ピストンとその他のパーツを引き抜きます。ピスト
ンと一緒にピストンの残りの組み立てパーツを押し
出します。次に、チップコーンを上下逆にし、チッ
プコーンからパーツをすべて抜き取ります。 あとで
組み立て直すときに備えて、パーツはテーブル上に
順番に置いてください。
V =容量(µl)
w = 重量(mg)
e = 蒸発量(mg)
Z = 変換係数(µl/mg 変換)
A
=
誤差
V
=
分注容量の平均値
V
=
設定した分注容量
0
s
=
標準偏差
V
=
分注容量の平均値
n
=
測定回数
メンテナンス
A% = 100% x A / V
48
0
1
2
3

Publicité

Table des Matières
loading

Table des Matières