Thermo Fisher Scientific Thermo Scientific Finnpipette F1 Guide D'utilisation page 42

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フィンピペットはすべて、蒸留水またはイオン交換水を使用し、フォワード法により工
場出荷時にキャリブレーションを行っています。フォワード法以外の分注法では、結果
が異なる場合があります。フィンピペットは、フォワード法以外で分注する場合や、温
度や粘性の異なる液体を扱う場合容易に検定および容量調整を行うことができます。
使用機器と検定条件
分析用天秤が必要です。天秤の感量は、ピペットの検定容量に合わせて選択してくださ
い。
検定容量
10 µl未満
10-100 µl
100 µl超
検定液は、蒸留水またはイオン交換水(ISO 3696「grade 3」に準拠するもの)を使用し
ます。通風がなく、ピペット、チップ、検定液、室温が15~30℃で安定(±0.5℃)し
た状態で検定を行ってください。相対湿度は、50%以上必要です。特に50µl以下の容量
では、できるだけ湿度が高い方が蒸発の影響を防ぐことができます。エヴァポレーショ
ントラップなどのアクセサリを使用することもお勧めします。
検定
ピペットは、最大容量(通常容量)と最小容量で検定します。新しいチップを装着
し、検定液の吸排を3~5回行った後、それぞれの容量について10回ずつピペッティン
グを行います。ピペットは、常に選択した容量を分注(Ex)するように調整します。
フォワード法の使用をお勧めします。最大許容誤差は、フォワード法に合わせて定め
られています。
手順:
1. 最小容量で10回ピペッティングし、天秤でそれぞれの重量を測定します。
2. 最大容量で10回ピペッティングし、天秤でそれぞれの重量を測定します。
3. それぞれの容量について、不正確度(A)と不精密度(cv)を計算します。
4. 結果を表1の規格と比較します。
計算結果が選択した容量の規格値の範囲内ならば、ピペットが正常に調整されていま
す。
表1:誤差の最大許容範囲(ISO8655準拠)
範囲
0,2-2 µl
0,5-5 µl
1-10 µl
2-20 µl
5-50 µl
10-100 µl
20-200 µl
30-300 µl
100-1000 µl
0,5-5 ml
1-10 ml
キャリブレーション
感量
0.00 1 mg
0.01 mg
0.1 mg
検定容量
不正確度
µl
µl
2
±0.080
0.2
±0.080
5
±0.125
0.5
±0.125
10
±0.120
1
±0.120
20
±0.20
2
±0.20
50
±0.50
5
±0.50
100
±0.80
10
±0.80
200
±1.60
20
±1.60
300
±4.0
30
±4.0
1000
±8.0
100
±8.0
5000
±40.0
500
±40.0
10000
±60.0
1000
±60.0
%
s.d. µl
±4
±40
±2.5
±25
±1.2
±12
±1.0
±10.0
±1.0
±10
±0.8
±8.0
±0.8
±8.0
±1.3
±13
±0.8
±8.0
±0.8
±8.0
±0.6
±6.0
42
不精密度
cv%
0.040
2.0
0.040
20.0
0.075
1.5
0.075
15
0.080
0.8
0.080
8.0
0.10
0.5
0.10
5.0
0.20
0.4
0.20
4.0
0.30
0.3
0.30
3.0
0.60
0.3
0.60
3.0
1.5
0.5
1.5
5.0
3.0
0.3
3.0
3.0
15.0
0.3
15.0
3.0
30.0
0.3
30.0
3.0

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