縫いにおける現象と原因・対策 - JUKI PLC-1710 Manuel D'utilisation

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30. 縫いにおける現象と原因・対策
現象
1. 糸切れ ( 糸がほつれ、
またはすり切れる)
  (布裏に上糸が 2 〜 3
cm 残っている)
2. 目飛び
3. 糸締まり不良
4. 送り歯に糸が引っか
かる。
5. 切断と同時に針から
糸が抜ける。
6. 縫い始めに針から糸
が抜ける。
7. 糸切りの切れ味不良
8. 切断されずに糸が
残っている。 (縫い目
長さが小さい時の下
糸糸切れ不良)
9. 糸切り後の縫い始め
で糸切れする。
原因
1 糸道、針先、釜剣先、針板の中釜止
め溝にきずがある。
2 上糸張力が強い。
3 中釜案内のすき間が大きい。
4 針と釜剣先が当たる。
5 釜部の油量が少ない。
6 上糸張力が弱い。
7 糸取りばねが強く、 動き量が小さい。
8 針と釜のタイミングが早い。または
遅い。
1 針と釜のタイミングが早い。または
遅い。
2 押え圧が弱い。
3 針穴上端と釜剣先のすき間が合って
いない。
4 釜針受けがきいていない。
5 針の選択不良。
6 上糸のよりが戻っている。
1 中釜の糸調子ばねに下糸が入ってい
ない。
2 糸道仕上げが悪い。
3 ボビンの滑りが悪い。
4 中釜案内のすき間が大きい。
5 下糸張力が弱い。
6 下糸の巻き方が強い。
7 給油不足
1 糸取りばねのストロークが小さい。
2 糸取りばねの張力が弱い。
1 第一糸調子の張力が強い。
1 第一糸調子の張力が強い。
2 クランプばねの形状が悪い。
3 下糸張力が弱い。
1 動メス、固定メスの刃部が合ってい
ない。
2 刃部がつぶれている。
3 下糸張力が弱い。
1 動メスの初期位置の寸法が合ってい
ない。
2 下糸張力が弱い。
1 上糸が釜から抜けない。
™ 釜剣先のきずは、細目の紙やすりで研ぐ。
針板の中釜止め溝はバフで仕上げる。
™ 上糸張力を弱くする。
™ すき間を小さくする。
「23. 中釜案内の調整」参照。
™ 「21. 針と釜の関係」参照。
™ 適正油量にする。 「9. 給油」参照。
™ 上糸張力を強くする。
™ 糸取りばねを弱く、動き量を大きくする。
™ 「21. 針と釜の関係」参照。
™ 「21. 針と釜の関係」参照。
™ 押え調節ねじを締める。
™ 「21. 針と釜の関係」参照。
™ 「22. 釜針受けの調節」参照。
™ 1 ランク太番手の針に交換する。
™ 上糸を針に巻き付ける。
™ 下糸の糸通しを正しくする。
™ 目の細かい紙やすりで研ぐ。またはバフ
で仕上げる。
™ ボビンの交換、または釜の交換。
™ 「23. 中釜案内の調整」参照。
™ 下糸張力を強くする。
™ 下糸巻きの張力を弱くする。
™ 釜給油する。
( 太糸使用の場合は、ボビン交換ごとの釜
給油をお勧めします。)
™ 糸取りばねのストロークを大きくする。
™ 糸取りばねの張力を強くする。
™ 第一糸調子の張力を弱くする。
™ 第一糸調子の張力を弱くする。
™ クランプばねを交換。または修正する。
™ 下糸張力を強くする。
™ 「24. 固定メスの位置・メス圧の調整」参
照。
™ 動メス、 固定メスを交換。 または修正する。
™ 下糸張力を強くする。
™ サービスマニュアルを参照。
™ 下糸張力を強くする。
™ 上糸残り量を少なくする。
「17. 糸調子」参照。
75
対策

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