4.2 左ポート
8
INPUT
●
8
PRE LOOP 1 + 2
ここではFX Loop経由でなく、 ギターアウトプットとアンプインプット間のオペレ
ーション用に設計されているペダルをすり込むことができ、 例えば、 ブースターや
コンプレッサ、 歪みエフェクター、 変調効果を生みます。 プログラミング可能な
Pre-Loopで自分のお好みペダルを利用したい特定のプリセットでのみペダル
を信号経路にすり込ませられるというメリットがあります。 オフのときはループが
完全に信号経路から外され、 アンプサウンドに影響しません。 Pre-Loopは3.1章
にあるようにアンプ前面でオンにできます。
注意 : プリセットでPre Loopをオンにしてあるがペダルは接続していない場
合、 信号連鎖が中断されます。
4.3 右側のポート及び操作要素
●
9
MODE
このスライドスイッチでアンプをプリセットモード、 ストンプボックスモード、 ダイ
レクト7モードのどのモードで使用するかを選択します。 5.1章を参照。
ヒント : ストンプボックスとダイレクト7のモードはスライドスイッチを操作するこ
となく次のフットボタンの組み合わせによってオンオフできます (ボタンを2秒ず
つ一緒に押したままにする) :
• TAP + B = ストンプボックスモードオン/オフ
• TAP + Bank Up = ダイレクト7モードオン/オフ
注意: アンプがオフなら再度オンにしたときは、 スライドスイッチで設定してあ
るモードがオンになります!
●
1 0
コントロール1 + 2
両側のポートでエクスプレッションペダル (推奨: Yamaha FC 7)かシングル
フットスイッチ(推奨: Hughes & Kettner FS-1)のいずれかを接続できるの
で、 Black Spirit 200 Floorに追加管理機能を割り振ることができます。 このよ
うにしてBlack Spirit 200 Floorのプログラミング可能な全機能をリアルタイ
ムで遠隔操作できます。 従って、 例えば、 エクスプレションペダルでホール成分を
調節、 ノイズゲートを足でオン/オフまたはGAINをペダルで連続的に回し込むま
たは回し出すことができる、 即ちギターから手を離す必要がありません。 おそらく
最もよく使用される機能はフットスイッチによるブースト別個のリモコン (プリセ
ット交換無しでオンオフ) とペダルによる音量調節です。 このため出荷時にコント
ロール1には 「Boost」 、 コントロール2に 「Volume」 を割り当ててあります。 コント
ロール1と2の割り当てを自分で変えるには7.4章を参照してください。
9
10
5 プリセット
5.1 プリセットの呼び出し
Black Spirit 200 Floorのプリセットはデバイスで直接またはMIDI経由で、 ま
たはアプリでBluetoothから選択できます。 プリセットを呼び出すには右側のス
ライドスイッチでまたはボタン組み合わせで選択できる3モードを利用できます。
CLEAN
CRUNCH
LEAD
1
2
3
1 プリセットモード:
プリセットモードでは128個のプリセットを利用でき、 バンク32個に各4つのプ
リセットでグループ化されています。 このプリセットを選択する際プリセットボタ
ンA、 B、 C、 Dおよび Bank選択ボタン 「Up」 (上矢印)と 「Down」 (下矢印)を使用
します。
プリセットA、 B、 C、 Dボタン
同一バンク内のプリセットを直接呼び出すフットスイッチです。 たとえば、 同じ
バンクの中のプリセットAからBに直接切り替えることができます。 A、 B、 C、 Dの
各スイッチを踏むと、 それぞれに対応したLEDが点灯します。
Bank Up/Down
Black Spirit 200 Floorのディスプレイはプリセットモードでは常に今選択
されているバンク番号が表示されます。 プリセットを別のバンクで有効化するに
は、 このバンクをまずUp/Downボタンで選択しておく必要があります。 現在選
択されているプリセットはこの処理中もオンのままで、 プレーは続けられます。 予
め選んだバンク番号はのディスプレイで、 ターゲットバンク上でプリセットボタン
A、 B、 CまたはDのいずれかを操作して新しいプリセットをオンにするまで、 点滅
しています。 その後初めてプリセットを切り替えられます。
TAPボタン
TAPボタンを使うと、 素早く簡単にディレイ ・ タイムの設定ができます。 この機
能は、 ステージの上では特に便利です。 TAPボタンをビートに合わせて足で踏め
ば、 その曲のテンポにディレイ ・ タイムを合わせることができます。 詳しくは4.3項
を参照してください。
2 ストンプボックスモード:
スライド ・ スイッチを"ストンプボックス ・ モード"側にすると、 ディスプレイに
は"Sb"と表示されます。 このモードでは、 のボタンを押すとプリセットが選択され
るのではなく、 アンプのチャンネルが直接選択できます。 また、 モジュレーション ・
エフェクトとディレイ、 そしてブーストも、 ボタンを押すことによって個別にオン ・
オフできます。 したがって、 アンプはStompboxモードでは従来のアンプや別途フ
ロアイフェクトで既知の方法で操作することができます。
A、 B、 C、 DボタンはClean、 Crunch、 Lead、 Ultraチャンネルに固定的に割り当
てられています。 チャンネル切替時にアンプは自動的にチャンネルごとのGain、 V
olume、 Bass、 Mid、 Treble、 Resonance、 Presenceパラメータ設定値を記憶
するため、 別途保存する必要がありません。 この機能はストンプボックス ・ モード
でのみ有効で、 記憶した設定もプリセット ・ モードのプリセットから完全に独立し
ています。 したがって、 既存のプリセットが消去されたり上書きされたりすること
はありません。
重要 : ストンプボックス ・ モードでも、 サウンドの設定を保存することはできま
す。 STOREボタンを3秒以上押し続ければ、 ストンプボックス ・ モードに切り替え
る直前にプリセット ・ モードで呼び出されていたプリセットに、 現在の設定が保存
されます。 直前に呼び出されていたプリセットを上書きしたくない場合は、 新しい
メモリー ・ スロットを選択することもできます。 それにはまず、 モード ・ スイッチを
プリセット ・ モードに切り替え、 STOREボタンを短時間押してから、 アップ/ダウ
ン ・ ボタンとA、 B、 C、 Dボタンでメモリー ・ スロットを選択します。
Black Spirit 200 Floor – Manual 1.0
ULTRA
MOD
DLY
BOOST
4
5
6
7
69