Thermo Scientific Finnpipette F2 Guide D'utilisation page 58

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Finnpipette F2容量可変マルチチャンネル
範囲
1.0-10 µl
5-50 µl
10-100 µl
30-300 µl
調整
調整は1つの容積に対してのみ行います。推奨される調整容積は、最小容積または最大
容積の10%です。マルチチャンネルの場合は中央のどちらかのチャンネルにて調整しま
す。
1. サービスツールを、ハンドル上端にあるキャ
リブレーションナットの開口部に差し込みます。
2. サービスツールを時計回りに回すと分注容量
が増し、反時計回りに回すと分注容量が減
ります。
3. 調整後に、上の手順に従って再度検定を行い、
規格に適合するかどうかを確認してください。
計算式
重量から容量への変換
V = (w + e) x Z
蒸発量は、特に微量の検定で問題になることがあります。蒸発量を調べるには、検定液
を測定容器に分注し、天秤で重量を読み取って記録し、直ちにストップウォッチを押し
ます。読み取り値が30秒でどのくらい減少するか(例えば6 mg = 0.2 mg/秒)を調べま
す。読み取った重量を風袋消去から読み取りまでにかかるピペッティング時間と比較し
ます。1回のピペッティング(風袋消去-分注-読み取り)に10秒かかるとすると、この
例では、蒸発量は2 mg(10s x 0.2mg/秒)になります。エヴァポレーショントラップや
容器のふたなどを使用する場合は、通常、蒸発に関する補正は必要ありません。
変換係数Zは、検定時の温度および気圧での水の重量を容量に換算するための係数で
す。例えば、22℃、95kPaの場合は、1.0032µl/mgです。詳しくは、63ページの変換係数
表を参照してください。
不正確度(システム誤差)
不正確度は、実際に分注された容量と設定した分注容量との差異です。
A = V - V
0
不正確度は、以下の相対値として表すことができます。
不精密度(ランダム誤差)
不精密度は、ピペッティングの再現性を表します。不精密度は、標準偏差(s)または
変動係数(cv)で表します。
標準偏差は、以下の相対値(CV)として表すことができます。
CV = 100% x S / V
チャンネル数 検定容量
µl
8, 12, 16
10
1
8, 12, 16
50
5
8, 12
100
10
8, 12
300
30
V =容量(µl)
w = 重量(mg)
e = 蒸発量(mg)
Z = 変換係数(µl/mg変換)
A
=
不正確度
V
=
分注容量の平均値
V
=
設定した分注容量
0
s
=
V
=
n
=
不正確度
不精密度
µl
%
s.d. µl
±0,240
±2,40
0,160
±0,120
±12,00
0,080
±0,75
±1,50
0,35
±0,25
±5,00
0,10
±1,30
±1,30
0,50
±0,50
±5,00
0,20
±3,0
±1,00
0,9
±1,5
±5,00
0,6
標準偏差
分注容量の平均値
測定回数
58
工場キャリブレ
cv% ーションチップ
1,60
Flex 10
8,00
0,70
Flex 200
2,00
0,50
Flex 200
2,00
0,30
Flex 300
2,00
+
A% = 100% x A / V
0

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