SybronEndo Touch 'N Heat 5004 Mode D'emploi page 38

チップの温度対電力設定
°F °C
1500
800
600
1000
400
500
200
0
0
0 1 3 4 5
2
パネル電力設定
4. タッチモードの操作
タッチモードは、 冷たい器具を歯に挿入してから、 歯内のガッタパーチ
ャを急速に加熱できる利点があります。 器具は加熱状態に維持される
ため、 ガッタパーチャが付着することなく充填できます。 タッチモードの
電力設定は、 使用するテクニックに応じて6〜10の範囲をお勧めします。
逆に、 ガッタパーチャを取り除くには、 低電力設定を使用するか、 根管内
でチップを冷却してガッタパーチャをチップに接着させます。
腹側
背側 腹側 背側
標準 幅狭型
ヒートキャリア
973−0214ヒートキャリア、 標準腹側
973−0215ヒートキャリア、 標準背側
973−0216ヒートキャリア、 幅狭型腹側
973−0217ヒートキャリア、 幅狭型背側
973−0218Touch 'n Heatスプーンチップ
チップと付属品
すべてのチップは、 チップ先端の近傍で生成された熱を使った特許取得済
みの手法で加熱されます。 Touch 'n Heatの付属品には、 フラッ トなスプー
ン、 2種類のサイズのプラガー、 幅狭型および標準型の腹側または背側ヒ
ートキャリア、 高温歯髄検査チップがあります。
1. ブラガーの使用。
細型プラガー （0， 5mm） は、 細型背側に似ていますが、 先が尖っておら
ず平らになっています。 このチップは、 垂直加圧充填法でよく使われま
す。 使用した歯科医によると、 このチップは細型背側チップよりガッタパ
ーチャの取り除きが容易です。 太型プラガー （1， 0mm） は、 ポストスペー
スの準備に使用します。
ヒートキャリア
細型プラガー
太型プラガー
スプーン
高温歯髄検査チップ
高温歯髄検査
300°F (150°C)
6 7 8 9
10
スプーン 高温歯髄 1,0 mm 0,5 mm
検査チッブ
ブラガー
973−0224ピンバイスナッ ト、 接点ス
プリング付き
973−0219高温歯髄検査チップ
973−0220プラガー、 太型 （1mm）
973−0221プラガー、 細型 （0． 5mm）
2. 高温歯髄検査チップ （HPTT） の使用。
HPTTは加熱感度の検査に使用します。 歯髄検査チップから歯に熱を
伝達するには何らかの媒体を使用してください。 ボール状の力'ッタパ
ーチャを使用すると、 軟化し、 チップ先端の周りで硬化します。 ボール状
のガッタパーチャにタルカムパウダーまたはワセリンを付けて、 歯への
接着を防ぎます。 希望の電力設定については、 温度電力チャートを参
照してください。 チップを歯にしっかりと接触させ、 良好な接触が得ら
れていることを確認します。 HPTT上の黒いヒートシールドチューブは、
患者に火傷を負わせる危険性を少なくするためのものです。
Touch 'n Heatに関するよく ある質問
1. チップの最小サイズは？
弊社が提供している最小のチップは、 細型背側チップと細型腹側チッ
プです。 これらのチップは両方とも＃40ファイルに対応します。 背側チ
ップと腹側チップの直線部分は、 それぞれ18mm、 21mmで、 両方とも
同じテーパー材でできています。
2. チップの最高温度は？
最大電力時には、 空気中でチップは約8秒で1200〜1400°F （ 650
〜760°C） に達します。 最小の電力設定で、 温度を約100°F （ 38°C） まで
下げることができます。 使用法ガイドラインにあるチャートに、 電力設
定に応じたチップ温度の変化が示されています。
3. このような高温は危険ではないですか？
歯科用のドリル、 ニードル、 メスと同様に、 本ユニッ トは訓練済みの歯
科医だけが使用してください。 高温設定は、 コーンクラスターを切り取
る垂直加圧充填法でガッタパーチャを焼く ときに使用します。 高温は、
垂直加圧充填法におけるガッタパーチャのチップへの接着防止にも
役立ちます。 つまり、 非常に短時間 （1〜2秒） で比較的大量の熱を伝達
できるため、 チップがまだ熱いうちに引き抜く ことができます。 逆に、 ガ
ッタパーチャを取り除くには、 低電力設定、 すなわち低温のチップを使
用してください。
4. 通常の電力設定は？
最大熱設定はガッタパーチャを焼く ときにのみ使用してください。 垂直
加圧充填法には、 6〜8の範囲の電力設定をお勧めします。
5. チップの寿命は？
チップの取扱いに応じて異なります。 同じチップを2年間使っているお
客様もいれば、 2週間でだめにしてしまうお客様もいます。 チップの寿
命は、 次のような原因で短くなります。
a. 長時間にわたって高温のままにする
b. 曲げたり、 過剰な機械力を加える
チップは熱の伝達のみに使用し、 ガッタパーチャの充填には使用しない
でく ださい。 充填には低温のプラガーを使用するようお勧めします。 常
にタッチモードを使用して、 必要時のみにチップを加熱すれば、 チップ
の寿命は非常に長くなります。
6. タッチスイッチの仕組みは？ また、 コンタク トク リ ップが必要な理由は？
ピンバイスマウントから後方に伸びるスプリングは、 プローブシャフト
に接触することで回路が形成されます。
7. 使用する充電池の種類は？
Touch 'n Heatでは鉛充電池が使用されています。 一般的なニッカド
電池とは異なり、 鉛充電池は決して完全に消耗させないでください。 完
全に消耗させると破損することになります。 Touch 'n Heatsには低充
電警告ライトが付いているため、 完全な消耗を防止できます。 ユニッ ト
を使用していないときは常に充電しておいてください。
8. 充電池の稼動時間は？
Touch 'n Heatの充電池は30〜45分稼動し、 8時間で再充電できます。
安全のため、 Touch 'n Heatは充電中は機能しないよう設計されてい
ます。
9. 充電池の交換時期は？
充電池の製造元の仕様によると、 充電池の推定寿命は正しい充電を行
った場合で3〜5年です。 充電池はユニッ トに直接はんだ付けされてい
るため、 充電池が消耗した場合はSybronEndoの担当者が取り外し、
交換する必要があります。
10. Touch 'n Heatの使い方は？
このような一般的な質問をする歯科医は、 加熱ガッタパーチャ法に
ついて十分な知識がないと考えられるため、 加熱ガッタパーチャ法に
関する講習会に出席することをお勧めしています。 Touch 'n Heatは、
講習会に参加し、 抜歯された歯で実習を行ってから使用開始してくだ
さい。
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