15) 接着剤を硬化させます。
5.3 アライメント
注記
義肢足部の研磨
義肢足部が磨耗し早期に劣化するおそれがあり ます。
► 義肢足部を研磨しないでください。
5.3.1 ベンチアライメント
下腿義肢のベンチアライメント
ベンチアライメントの手順
必要な道具:662M4 ゴニオメーター、743S12 差高計測器、743A80
50:50 ゲージ、アライメント治具( 743L200 L.A.S.A.R. アッセンブリ
または 743A200 PROS.A. アッセンブリ)
以下の手順に従ってアラインメント冶具内で義肢パーツのアライン
メントと組み立てを行います。
矢状面
差高:必要な差高( 靴の差高 - 前足部分のソール厚さ)
+ 5 mm
足部の外旋:約 5°
前方位置、アラインメント基準線に対する義肢足部の中央:
30 mm
選択したアダプターを使用して義肢ソケットと義肢足部を接
続します。アダプターの取扱説明書をよくお読みください。
50:50 ゲージを使って義肢ソケットの中心点を決定します。
アラインメント基準線に対して中央に義肢ソケットを位置さ
せます。
ソケットの屈曲:それぞれの断端の屈曲位 + 5
前額面
義肢足部のアラインメント基準線:親指と人差し指の間
義肢ソケットのアラインメント基準線:外側膝蓋骨端部に沿
わせます
132
ベンチアライメントの手順
内外転の角度を確認します。
大腿義肢のベンチアライメント
► 膝継手の取扱説明書を参照してください。
5.3.2 下腿義肢のベンチアライメント
•
オットーボック社では、L.A.S.A.R. Posture(ラザーポスチャー)
を使用して義肢のアライメントの確認と適合をすることをお勧め
いたします。
•
必要に応じてオットーボック社が推奨するアラインメントガイド
に従ってください(モジュラー大腿義肢:646F219*、モ
ジュラー下腿義肢:646F336*)。
5.3.3 試歩行
•
角度の変更やスライド調節など、前額面および矢状面での義肢の
アライメントを最適化することで、最適な歩行パターンが得られ
ます。
•
下腿義肢への装着:踵接地の後、脚に負荷がかかる際に、膝が前
額面および矢状面で生理学的に動作することを確認してくださ
い。膝継手が内側にずれるのを防ぎます。立脚相の前半で膝継手
が内側方向にずれる場合は、義肢足部を内側に配置してくださ
い。立脚相の後半で内側へのずれが生じる場合は、外転を少なく
してください。
5.4 オプション:フォームカバーの取り付け
フォームカバーは義肢ソケットと義肢足部の間に設置されます。義肢
足部と膝継手の動作補正のために、長めに切ってください。膝継手を
屈曲させると、フォームカバー後方が圧迫され、前方が伸長します。
フォームカバーの耐用年数を延ばすためには、わずかにストレッチし
た状態にしてださい。義肢足部には、コネクションプレート、コネク
ションキャップ、またはコネクションカバーなどのコネクション
パーツがあります。