自動洗浄-中性洗浄液
1. 洗浄を開始する前に、必ず前処理手順をす
べて実施します。
2. 以下の自動洗浄パラメータを使用して、器
具を洗浄します。
再循環時間
段階
(分)
予洗
3 分間
洗浄
5 分間
中和
(11.5 ~
12.4pH の
2 分間
洗剤を使用
する場合
に必要)
すすぎ
2 分間
純水すすぎ
オプション
10 秒間
1
完全脱塩水、65 °C より高温で実施された煮沸
消毒、および対応する適用時間は、DIN EN
純水すすぎ
ISO 15883 の A0 値に準拠します(例: A0
オプション
3000 = 90°C と 5 分間の適用時間) 。オペレ
2
ーターの責任で、A0 値を適用してください。
注: この手順で使用される最高の温度は、
自動乾燥
0 分間
3. 視認できる水滴が残っている場合は、清潔
なリントフリータオルで拭いて乾かします。
4. 各器具がきれいになっているか目視検査し
ます。
5. 視認できる汚れが残っている場合は、器具
が完全にきれいになるまで洗浄手順を繰り
返します。
注: 最後のすすぎでは、処理水(脱イオン水、
蒸留水、または逆浸透水)を使用してください。
最後のすすぎで飲料水を使用する場合は、腐食
が発生しないことを確認してください。
洗浄剤の種類と濃
水温
度
(該当する場合)
低温の水道水
1°C ~ 16°C
該当なし
(33°F ~
60°F)
• 洗剤: アルカリ
高温の飲料水
性洗剤
43°C ~ 82°C
(9.0 ~ 12.4pH)
• 濃度: 洗剤メー
(110°F ~
カーの推奨条件
179°F)
に準拠
• pH 3.0 の中和
高温の飲料水
剤
43°C ~ 82°C
• 濃度: 中和剤メ
ーカーの推奨条
(110°F ~
件に準拠
179°F)
高温の飲料水
43°C ~ 82°C
該当なし
(110°F ~
179°F)
処理水
43°C ~ 82°C
該当なし
(110°F ~
179°F)
予洗
予洗
超音波洗浄の事前洗浄手順
汚れた器具を低温の飲料水に 5 分間浸します。
ねじ、隙間、継ぎ目、その他の手の届きづら
い領域に注意しながら、毛先の柔らかいブラ
シを使用して、血液や汚れの残留物をすべて
取り除きます。 器具の繊細な機構は、曲げた
り破損しないよう十分に注意してブラッシン
グしてください。
器具にスライディング機構またはヒンジジョ
イントがある場合は、その部分を動かして付
着した血液や汚れを取り除きます。
器具をカニューレ挿入する場合は、柔らかい
ナイロンブラシまたはパイプクリーナーを挿
入し、カニューレから汚れを取り除きます。
酵素洗浄液を入れた注射器を使用して、ブラ
シで届かない内部領域を洗浄します。
超音波洗浄
1. 器具は事前洗浄後に超音波で処理してくだ
さい。
2. 超音波器具にメーカーの指示に従って準備
した 40º C の中性酵素洗浄液の 0.5 % 溶
液を使用して、器具を 15 分間完全に浸し
ます。
注: 最後のすすぎでは、処理水(脱イオン水、
蒸留水、または逆浸透水)を使用してくださ
い。 最後のすすぎで飲料水を使用する場合は、
腐食が発生しないことを確認してください。
3. 器具を取り出し、低温の処理水に完全に浸
して 2 分間すすぎます。 内腔、内部領域、
スライディング機構、およびヒンジジョイ
ントをすべてすすぎます。 すすぐ際、スラ
イディング機構とヒンジジョイントを動か
します。
4. 最後のすすぎを終えたらすぐに乾かします。
可能な場合は、ろ過圧縮空気で内部領域を
乾かします。
5. 各器具がきれいになっているか目視検査し
ます。
6. 視認できる汚れが残っている場合は、器具
が完全にきれいになるまで洗浄手順を繰り
返します。
点検/保守
外科器具の性能を十分発揮させるには、適切
な手入れと取り扱いが欠かせません。 どんな
外科器具も長期間支障なく使用するには、使
用上の注意に従ってください。毎回使用する
前に、器具に破損、亀裂、表面の変色、ヒンジ
の動き、部品の損傷または摩耗がないか確認し
てください。いずれかの状態が見つかった場
合は、器具を使用しないでください。認定修
理サービスセンターに器具を送り、修理また
は交換を依頼してください。
滅菌前に、潤滑剤メーカーの指示に従って、
乳化潤滑剤または蒸気浸透性/水溶性潤滑剤を
器具に塗布します。
滅菌して梱包する前に、器具を 3 分間自然乾
燥させます。