設置:
2.0
計画: カウンターウェイトベース製品の設置前に、 墜落防止システムの使用を計画します。 墜落発生時および墜落発生前後の安全性に影響を
2.1
与える可能性のあるあらゆる要因について考慮してください。 本書に記載された要件、 制約、 仕様をすべて考慮してください。
ジブベース (8530886) の準備: カウンターウェイトベースモデル (8530887) は充填されて出荷されます。 ただし、 事前にカウンターウェイ
2.2
トベースモデル (8530886) を準備する必要があります。 例については、 図2を参照してください。 ジブベースは以下のように準備します。
各カウンターウェイトボックスの上部まで、 それぞれ定格30 MPa (4,000 psi) のコンクリート (A) を0.86 m
1.
ックスの空き部分が必ず19 mm (0.75 in) 以下になるようにしてください。 充填したら、 コンクリートが固まるまで待ちます。
充填済みカウンターウェイトボックスをそれぞれカウンターウェイトベースに取り付けます。 カウンターウェイトボックスのフォークポケット
2.
(C) を使用して、 ベースの所定位置にセットします。 両側にあるターンバックル (A) をそれぞれ、 ベースの固定リング (B) に取り付け、 カウ
ンターウェイトボックスがベースにしっかりと固定されるまでターンバックルで張力をかけます。
リフティングキット (8530777) の取り付け: ボックスに設置されたフォークポケットを使用する代わりにカウンターウェイトボックス用リフ
2.3
ティングキット (別売り) を使用しても、 カウンターウェイトボックスを移動できます。 例については、 図3を参照してください。 リフティングキッ
トは以下のように組み付けます。
;
カウンターウェイトボックスをベースに固定した後は、 8530777 リフティング用リングを使用してカウンターウェイトボックスを運搬し
;
ないでください。 リフティング用リングは、 カウンターウェイトボックスをばらばらに1つずつ運搬するよう設計されています。
カウンターウェイトボックス上部から2本のボルト (A) を取り外します。
1.
2つのリフティング用リング (B) をカウンターウェイトボックスのタップ穴に挿入し、 リフティング用リングを136 Nm (100 ft-lb) のトル
2.
クで締めます。
チェーンまたはウェブストラップのコネクタ (C) をリフティング用リングに取り付け、 カウンターウェイトボックスを取り付けます。
3.
ジブブームの取り付け: カウンターウェイトベースの準備を終えたら、 カウンターウェイトベースをM200 モジュラージブ製品の取付ポイント
2.4
として使用できます。 例については、 図4を参照してください。 取り付けるには、 M200ジブブーム (A) の位置をカウンターウェイトベースのジブ
マウント (B) の位置に合わせます。 設置後、 ジブブームのロックピン (C) を噛み合わせておくとシステムの回転を抑止でき、 外すとシステムを回
転させることが出来ます。
システムの運搬: カウンターウェイトベース製品は、 ベース下部のフォークポケット (A) を使用して運搬できます (図5を参照) 。 カウンターウ
2.5
ェイトボックスは、 カウンターウェイトベースに取り付けた状態で運搬することも、 取り外した状態で別々に運搬することもできます。 図6は、 本
システムを最大のM200モジュラージブ (8530898) と組み合わせた場合の重心位置を示しています。 Xはカウンターウェイトボックスありの重
心、 Yはカウンターウェイトボックスなしの重心です。 カウンターウェイトボックスのみの重心 (Z) も示しています。 小さいM200ジブブーム製品
を使用すると、 重心がカウンターウェイトベース背面に近づきます。
;
運搬中の回転を防ぐために、 ジブブームのロックピン (C) を噛み合わせておきます。 例については、 図4を参照してください。
;
8 km/h (5 mph) を超える速度で運搬しないでください。
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システムを運搬するときは、 重傷を負ったり、 死に至ったりする可能性のある頭上の物体や電気的危険物に注意してください。
;
ホイールキット (8530908) の設置: カウンターウェイトベース用ホイールキット (別売り) をカウンターウェイトベースに取り付けると、
2.6
カウンターウェイトベースの代替運搬手段となります。 例については、 図11を参照してください。 ホイールキットを取り付けるには、 付属の
13 mm (1/2 in) ボルトを使用して、 4つのホイールアッセンブリー (B) をカウンターウェイトベースのマウントプレート (C) に固定します。 ボル
トを81 Nm (60 ft-lb) のトルクで締めます。
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ホイールキットのホイールが地面に接触した状態では、 M200モジュラージブ製品を使用できません。
;
水平器キット (8530907) の取り付け: カウンターウェイトベース用水平器キット (別売り) をカウンターウェイトベースに取り付けて使用す
2.7
ると、 凹凸のある作業面でもシステムの水平を取ることができます。 例については、 図11を参照してください。 水平器キットを取り付けるには、
付属の13 mm (1/2 in) ボルトを使用して、 4つのジャッキユニット (A) をカウンターウェイトベースのマウントプレート (C) に固定します。 ボ
ルトを81 Nm (60 ft-lb) のトルクで締めます。
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水平器キットを取り付けるには、 ホイールキット (8530908) を取り外す必要があります。
;
使用:
3.0
毎回ご使用になる前に: 作業区域と墜落防止システムに関して、 本書に規定された基準をすべて満たしていることを確認します。 また、 正式;
3.1
な救助計画が用意されていることを確認します。 システムを、 「点検および保守記録」 に記載された 「使用者」 点検ポイントに従って点検します;
(表2) 。 点検により安全でない状態や欠陥が見つかった場合や、 安全な使用に不安な点が認められる場合は、 直ちに本製品の使用を中止して
ください。 システムに 「使用禁止」 と明記してください。 詳細は、 セクション4を参照してください。
カウンターウェイトの必要要件: M200モジュラージブ製品を使用する前に、 両方のカウンターウェイトボックスをカウンターウェイトベース
3.2
に取り付ける必要があります。 例については、 図7を参照してください。
作業面の確認: カウンターウェイトベースは、 水平作業面に取り付ける必要があり、 許容される傾斜は±1°以内です。 カウンターウェイトベー
3.3
スにある水平表示 (A) を使用して、 ベースの水平が取れているかどうかを確認します。 例については、 図8を参照してください。
水平器キット (8530907) の使用: 水平器キットを取り付けて使用すると、 ジブシステムの水平を取ることができます。 詳細は、 セクション
3.4
2.6を参照してください。
地面に接触するまでジャッキのハンドルを時計回りに回します。 カウンターウェイトベースを持ち上げる高さは、 地面から10.2 cm;
1.
(4.0 in) 以内に留めてください。
各調整可能脚を設定した後、 ベースの水平表示 (A) を使用して、 カウンターウェイトベースの水平が取れていることを確認します。 ベースは
2.
ベースの前後左右方向に対し垂直に維持する必要があり、 許容誤差は±1°以内です。 例については、 図8を参照してください。
48
(1.13 yd
) 充填します。 ボ
3
3