安全上のご注意
Ja
ご使用になる前に必ずお読みください
こ こに記載した注意事項は、 製品を安全に正しく ご使用いただき、 あなたや他の方々への危害や
損害を未然に防ぐためのものです。
注意事項は誤った取り扱いで生じる危害や損害の大きさ、 または切迫の程度によって、 内容を 「警
告」 、
「注意」 の2つに分けています。 これらは、 あなたや他の方々の安全や機器の保全に関わる重要
な内容ですので、 よく 理解した上で必ずお守り く ださい。
火災 ・ 感電 ・ 人身障害の危険を防止するには
図記号の例
記号は、 注意 (危険、 警告を含む) を示しています。 記号の中には、 具体的な注意内容が
描かれています。 左の図は 「一般的な注意、 警告、 危険」 を表しています。
記号は、 禁止 (してはいけないこと) を示しています。 記号の中には、 具体的な注意内容
が描かれることがあります。 左の図は 「分解禁止」 を表しています。
記号は、 強制 (必ず行うこと) を示しています。 記号の中には、 具体的な注意内容が描か
れることがあります。 左の図は 「電源プラグをコンセントから抜く こと」 を表しています。
以下の指示を守ってください
警告
この注意事項を無視した取り扱いをすると、 死亡や重傷を負う可能性があります。
・ ACアダプターのプラグは、 必ずAC100Vの電源コンセン トに差し込む。
・ ACアダプターのプラグにほこ りが付着している場合は、 ほこ りを拭き取る。
感電やシ ョー トの恐れがあり ます。
・ 本製品はコンセン トの近く に設置し、 ACアダプターのプラグへ容易に手が届く よ うに
する。
・ 次のよ うな場合には、 直ちに使用を中止する。
○ ACアダプターが破損したとき ○ 異物が内部に入ったとき
○ 製品に異常や故障が生じたとき
修理が必要なときは、 お客様相談窓口へ依頼してく ださい。
・ 修理、 部品の交換などで、 取扱説明書に書かれてるこ と以外は絶対にしない。
・ ACアダプターのコードを無理に曲げたり、 発熱する機器に近づけない。 また、 ACア
ダプターのコードの上に重いものをのせない。
コー ドが破損し、 感電や火災の原因になり ます。
・ 大音量や不快な程度の音量で長時間使用しない。
大音量で長時間使用すると、 難聴になる可能性があり ます。 万一、 聴力低下や耳鳴りを感じ
たら、 専門の医師に相談してく ださい。
・ 本製品に異物 (燃えやすいもの、 硬貨、 針金など) を入れない。
・ 温度が極端に高い場所 (直射日光の当たる場所、 暖房機器の近く 、 発熱する機器の
上など) で使用や保管をしない。
・ 振動の多い場所で使用や保管をしない。
・ ホコリの多い場所で使用や保管をしない。
・ 風呂場、 シャワー室で使用や保管をしない。
・ 雨天時の野外のように、 湿気の多い場所や水滴のかかる場所で、 使用や保管をし
ない。
・ 本製品の上に、 花瓶のよ うな液体が入ったものを置かない。
・ 本製品に液体をこぼさない。
・ 濡れた手で本製品を使用しない。
注意
この注意事項を無視した取り扱いをすると、 傷害を負う可能性または物理的損害が発生する可能性があります。
・ 正常な通気が妨げられない所に設置して使用する。
・ テレビ、 電子機器などから十分に離して使用する。
本製品をテレビ等の横に設置すると、 本製品の磁場によってテレビ等の故障の原因に
なるこ とがあり ます。
・ 外装のお手入れは、 乾いた柔らかい布を使って軽く 拭く 。
・ ACアダプターをコンセン トから抜き差しするときは、 必ずプラグを持つ。
・ 使用時に突起などでケガをしないよ う注意する。
組み立て工程時に突起が生じるこ とがあり ます。
・ 長時間使用しないときは、 ACアダプターをコンセン トから抜く 。
・ 付属のACアダプターは、 他の電気機器で使用しない。
付属のACアダプターは本製品専用です。 他の機器では使用できません。
・ 指定のACアダプター以外は使用しない。
・ 他の電気機器の電源コードと一緒にタコ足配線をしない。
本製品の定格消費電力に合ったコンセン トに接続してく ださい。
・ スイッチやツマミなどに必要以上の力を加えない。
故障の原因になり ます。
・ 外装のお手入れに、 ベンジンやシンナー系の液体、 コンパウン ド質、 強燃性のポリ ッ
シャーを使用しない。
・ 不安定な場所に置かない。
本製品が落下してお客様がけがをしたり、 本製品が破損したりする恐れがあり ます。
・ 本製品の上に乗ったり、 重いものをのせたり しない。
本製品が落下または損傷してお客様がけがをしたり、 本製品が破損したりする恐れがあ
り ます。
・ 本製品の隙間に指などを入れない。
お客様がけがをしたり、 本製品が破損する恐れがあり ます。
・ 本製品に前後方向から無理な力を加えない。
本製品が落下してお客様がけがをしたり、 本製品が破損する恐れがあり ます。
・ 基板を触った手で目をこすったり、 その手を舐めない。
* すべての製品名および会社名は、 各社の商標または登録商標です。
はじめに
このたびは、 Nu:Tektプログラマブル・シンセサイザー・キッ トNTS-1 digital
kitをお買い上げいただきまして、 まことにありがとうございます。
NTS-1 digital kitは、 簡単に組み立てられるコンパク トなDIYシンセサイザー ・ キッ トで
す。 "prologue"、 "minilogue xd"から継承されたデジタル・ オシレーターに加え、 アナ
ログ ・ モデリングのフィルター、 エンベロー プ ・ ジェネレーター、 デジタル・ エフェク ト (モ
ジュレーション、 リバー ブ、 ディ レイ) を搭載しています。 logue SDKと互換性があり、 自作
またはサー ド ・ パーティ製のオシレーターやエフェク トをロー ドすることができます。
接続と電源の入れ方
USB ACアダプター (USB2.0対応品) ( 市販)
USBケーブル
NTS-1 digital kit
コンピューター
USB端子
付属のUSBケー ブルで、 NTS-1 digital kitとコンピューターのUSB端子、 または
市販のUSB規格準拠のACアダプター (DC5V 550mA 以上) を接続します。
電源が入り、 プレイ ・ モードに入ります。
必ず付属のUSBケー ブルを使用して ください。
必ずUSB2.0 規格に準拠したAC アダプターを使用してください。 ただ
し、 使用するUSB AC アダプターによっては規格に準拠したものでも、 正
常に動作しない場合があります。
電源の切り方
NTS-1 digital kitkからUSBケー ブルを外します。
NTS-1 digital kitの電源が切れます。
スリープ機能
ノブやリボン鍵盤を操作せずに約15分経過すると、 スリープ状態に入りま
す。 スリー プ状態から復帰するときはOSCボタンを押します。
各部の名称と機能
ディスプレイ : ノブやボタンを操作すると、 パラメーター名や値が表示
されます。
リボン鍵盤 : 指で押すと発音します。
(ヘッ ドホン)端子 : ヘッ ドホン (ステレオ ・ ミニ ・ プラグ) を接続します。
接続すると、 内蔵スピーカーから音が出ません。
1. MOD、 DELAY、 REVERBのFXボタンを押して、 エディ ッ トするエフェク トを選びます。
2. TYPE、 A、 Bノブを回す、 またはFXボタンを押しながらBノブを回して、 各設定をします。
FX
TYPEノブ
Aノブ
ボタン
MOD
OFF ( o f f ), Chorus ( C H o r u s ),
Time (
)
Ensemble ( E n s E N b L E ),
モジュレーショ ン ・
Phaser ( P H A s E r ), Flanger
スピー ドを調節す
( F L A n G E r )
る。
モジュレーショ ン ・ エフェク トを
選択する。
DELAY
OFF ( o f f ), Stereo ( s t E r E o ),
Time (
)
Mono ( N o n o ), Ping Pong
ディ レイ ・ タイ ムを
(
), High Pass
調節する。
(
), Tape ( t A p E )
デ ィ レイ ・ エフ ェ ク トを選択する。
REVERB OFF ( o f f ), Hall ( H A L L ), Plate
Time (
)
(
), Space (
),
リバー ブ ・ タイ ムを
p L A t E
S p A C E
Riser (
), Submarine
調節する。
(
)
リ バー ブ ・ エフ ェ ク トを選択する。
ユーザー ・ エフェク トについては、 Nu:Tektウェブサイ ト (www.nutekt.org) をご覧ください。
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1. OSC、 FILTER、 EGのMODEボタンを押して、 エディ ッ トするモー ドを選びます。
2. TYPE、 A、 Bノブを回す、 またはMODEボタンを押しながらA、 Bノブを回して、 各設定をします。
MODE
TYPEノブ
ボタン
OSC
ノコギリ波 (
), 三角波 (
), 矩形
波 ( s q r ), パルス波 ( U P N ), User OSC*
波形を選択する。
<User OSC*選択時>
OSCボタン+TYPEノブでエディッ ト ・ パ
ラメーターを選択する。 (パラメーター
は、 オシレーターごとに異なる)
FILTER
Low pass-2 pole ( L p 2 ), Low pass-
4 pole ( L p 4 ), Band pass-2 pole
( b p 2 ), Band pass-4 pole ( b p 4 ),
High pass-2 pole ( H p 2 ), High pass-4
pole ( H p 4 ), OFF ( o f f )
フ ィルターを選択する。
EG
ADSR (
), AHR ( A H r ), AR
A d s r
( A r ), AR loop ( A r L o o p ), Open
(
)
o P E n
アンプEGを選択する。
* User OSC : 工場出荷時はwaves (
ARPボタンを押して、 アルペジエーターのオン (LED : 点灯) 、
オフ (LED : 消灯) を切り替えます。
オンにすると、 リボン鍵盤を押している間アルペジエーター
が機能します。
ARPボタンを長押しすると、 アルペジエーターをラッチ (LED
が点滅) します。 ラッチを解除するときは、 もう一度ARPボタ
ンを長押しします。
ARPボタンを押しながら、 TYPEノブやA、 Bノブを操作して、 ア
ルペジオを変化させます。
Bノブ
FXボタン + Bノブ
ARPボタン +
-
OSCボタン
Octave ( o C t )
FILTERボタン
Major Triad (
EGボタン
Major Suspended ( s u s )
MODボタン
Major Augmented ( A u G )
DELAYボタン
Minor Triad (
REVERBボタン
Minor Diminished (
Depth ( d p t H )
TYPEノブ
Up ( u p ), Down (
エフェク ト効果の
Dry/wet mix:
Down-Up ( d - u ), Converge ( C o n U ),
深さを調節する。
d100–d001, --,
Diverge (
w001–w100
Div.-Conv. ( d - C ), Random ( r A n d ),
エフェク トの ドライ/
Stochastic (
ウェッ ト ・ バランス
パター ンを選択する。
を調節する。
Aノブ
ARP pattern length: 1–24
Bノブ
Tempo/divider: 56.0–240.0/16th–64th
テンポを設定する。 外部機器との同期時は
クロック ・ ディバイ ダーと して機能する。
Aノブ
Bノブ
Shape ( S H p E )
Alternate ( A L t )
オシレーターの波形成形の量
オシレーターごとに割り当てら
れたパラメーターを調節する。
<User OSC*選択時>
エディ ッ ト ・ パラメーター値を
設定する。
Cutoff ( C u t F )
Resonance ( r E s o )
カッ トオフ周波数を調節する。
カッ トオフ周波数付近の倍音
オシレーターの周波数成分を
成分を強調して、 音に く せを付
削ったり強調したり して、 音の
ける。
明暗を調節する。
Attack (
)
Release ( r E L s )
ノー ト ・ オン (鍵盤を押す) から
ノー ト ・ オフ (鍵盤を離す) から
エンベロー プの最大値に到達
レベルが0 になるまでの時間
するまでの時間を調節する。
を調節する。
)。 User OSCについては、 Nu:Tektウェブサイ ト (www.nutekt.org) をご覧ください。
VOLUME : スピーカー、 および (ヘッ ドホン)端子の出力音量を調節します。
AUDIO IN端子 : CD、 またはMP3プレーヤーなどを接続します。 音量は接続した機器で調節
して ください。 ゲインの設定とルーティングは、 グローバル・ パラメーターで設定できます。
IN-SYNC-OUT (SYNC IN、 SYNC OUT) 端子 : シンク ・ ケー ブルでNTS-1 digital kitと
volcaシリー ズまたはmonotribeなどの機器を接続し、 両方の機器を同期させます。 極
性はグローバル ・ パラメーターで設定できます。
SYNC OUT端子 : ステッ プのはじめに15msのパルスを5Vで出力します。
SYNC IN端子 : 接続した外部機器のシーケンサーを開始してからNTS-1 digital kitのア
ルペジエーターを開始すると、 アルペジエーターは外部のシーケンサーに同期します。
MIDI IN端子 : 外部MIDI機器と接続してNTS-1 DIGITALの音源をコントロールします
(Nu:Tektウェブサイ トを参照) 。 MIDIインプリメンテーション ・ チャー トはNu:Tektウェブ
サイ トからダウンロー ドして ください。
USB端子 : 付属のUSBケー ブルでコンピューター、 または市販のUSB規格準拠のAC
アダプターと接続します。
金属に接触すると、 ショートして故障することがありますので、 注意してください。
グローバル・パラメーター
1. REVERBボタンを押しながら電源を入れます。
2. TYPEノブで変更するグローバル ・ パラメーターを選択し、 Bノブで値を
変更します。 ディスプレイの右側に現在の値を表示します。 キャ ンセルする
場合はREVERBボタンを押します。
3. 設定が終了したらARPボタンを押します。 設定が保存され、 NTS-1 digital
kitが再起動します。
TYPEノブ
Input route (
)
オーディオ ・ インのルーティ ング
アルペジエーターの設定
Input trim (
)
インプッ ト ・ ト リム
)
Sync Outの極性 ( S Y o )
Sync Inの極性 (
)
Tempoレンジ (
)
MIDIクロック ・ ソー ス (
), Up-Down ( u - D ),
), Conv.-Div. ( C - D ),
MIDI RX/short message ( S H r ) 0: off, 1*: on
)
MIDIルー ト (
)
S t o C
MIDIチャ ンネル ( C H n )
Sync入出力単位( S t P )
リボン鍵盤のキャ リブレーショ
ン ( C A L )
* : 工場出荷時の設定です。
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MODEボタン +
Aノブ
Bノブ
LFO rate: F0.0–F30.0
Pitch/shape LFO depth:
LFO周波数のスピー ドを
P100–P001, --, S001–
調節する。
S100
PitchまたはShapeにか
けるモジュレーショ ンの
深さを調節する。
Sweep rate: F0.0–F30.0
Cutoff sweep depth:
カッ トオフ ・ スイ ー プを調
u100–u001, --, d000–
節する。
d100
カッ トオフ ・ スイ ー プの深
さ (Up/Down) を調節す
る。
Tremolo rate: F0.0–F60.0
Tremolo depth: d000–
ト レモロのスピー ドを調
d100
節する。
ト レモロの深さ
(Depth) を調節する。
Bノブ
0*: modの前, 1: delayの前, 2: reverbの
前, 3: masterの前, 4: masterの後
0: 0dB, 1: -1dB, 2: -2dB, 3: -3dB, 4: -4dB,
5: -5dB, 6*: -6dB, 7: -7dB, 8: -8dB, 9: -9dB,
A: -10dB, B: -12dB, C: -16dB, D: -24dB,
E: -48dB, F: -64dB
0*: 立ち上がり, 1: 立ち下がり
)
0*: 立ち上がり, 1: 立ち下がり
)
0*: narrow, 1: wide
)
0: 内部クロック , 1*: 外部入力の有無に
よっ て、 外部クロックまたは内部クロック
が切り替わる。
0*: USB+MIDI, 1: USB
0*–F: 1–16
0*: 2ステッ プに1回, 1: 1ステッ プに1回
Nu:Tektウェブサイ トを参照