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Enerpac E Serie Manuel D'instructions page 69

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10.0 アプリケーション情報
10.1 トルクマルチプライヤーの反力
1. トルクマルチプライヤーの反力は、 以下に記載する標準的な方
法によって吸収できます。
2. まず、 用途に応じたトルクツールのサイズと種類を検討します。
必要な最大トルクとともに、 スペースの制限があるかを調べま
す。 ツールは、 最低でも緩めトルクの1.5倍まで耐えられるもの
を選択してください。 注意 : 損傷したり錆びたりしている締結部
品は、 緩める際により大きな初期トルクが必要となる場合があ
ります。 このような場合には、 締め付けトルクの2倍以上のトル
ク能力を確保してください。 たとえば、 締め付けトルクが1,500
ft-lbsのスタッ ドが錆びている場合には、 少なく とも3,000 ft-lbs
の緩めトルクに対応できるツールを選択します。
3. たわみを最小限に抑えるため、 しっかりした反力支持点を選び
ます。 反力をどの点で支持するのかを決定します (例 : フランジ
や、 場合によっては隣接するボルトなど) 。 注意 : この支持点は、
トルク締めに使用するツールからの反力に耐えられなければ
なりません。 たとえば、 3,200 ft-lbsのトルクマルチプライヤーを
使用する場合、 支持点が回転中心に近い (図5) と、 反力は6,400
lbsになります。 これに対して、 支持点を反力プレート/バーの
先端に移動すると、 反力は2,400 lbsとなります。 反力支持点は、
反力が増加しないようにするため、 トルク出力の回転円に対し
て接線方向にします (図6、 図7) 。
4. 出力トルクの回転は、 曲げモーメントを減少させることによっ
て、 純粋な回転を維持してください。 曲げモーメントはトルクを
効率的に減少させ、 ツールとソケッ トの応力を増加させます。 ツ
ールの出力位置と締結部品の間の距離は、 できる限り短く しま
す (図6) 。
5.
ルクの反力をできる限り遠くの支持点で受けるようにすること
で、 ツールの寿命を延ばし、 作業環境の安全性を高めることが
できます (図5) 。
10.2 回転角度測定機能
一部のトルクマルチメーターには、 回転角度測定機能が付いてい
ます。 この機能を使うと、 締結部品を実際に回転させた角度値を正
確に測定することができます。 トルクと回転角度を使った締結部品
の締め付け方法では、 用途に応じて、 締結部品の予備締めの際のト
ルク値と、 追加の回転角度を決める必要があります。 回転角度を使
った締め付け方法が適用される場合、 これらの値は、 対象となる装
置の技術部門から入手します。
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