3.0 使用方法
トルクマルチプライヤーを使用する前に、 以下の使用
方法の説明を読んで理解してください。
注意 : トルクマルチプライヤーに対してインパクトレンチを使用し
ないでください。 ツールを損傷します。
1. 動力駆動のインプッ トを使用する場合は、 中立位置セッ トスクリ
ュー (図3、 品目2) を使って、 セレクターポールを中立位置にロ
ックしてください。
2. トルクマルチプライヤーを位置決めする際には、 出力端に取り付
けたソケッ トの位置取りを調節して、 反力プレートが操作対象
の締結部品に対して直角になるようにしてください。 トルクの
反力により、 入力と反対方向の回転力が発生します。 トルクマル
チプライヤーの反力に関する詳細は、 セクション10.0のアプリ
ケーション情報を参照してください。
3. 使用対象の許容範囲を超えたトルクは適用しないでください。
緩めトルクは、 入力トルクより大きくなる場合があります。 ツー
ルは、 緩めトルクの50%増しのトルクにまで耐えられるようにし
てください。 損傷したり錆びたりしている締結部品は、 より大き
な緩めトルクが必要となる場合があります。
4. 入力トルクは、 トルクレンチを使用して管理してください。 トルク
レンチを使わずにトルクマルチプライヤーを使用する場合は、
出力トルクが入力トルクより大幅に大きくなることを念頭に置
いて作業してください。
5. トルクマルチプライヤーは、 耐用寿命が延びるように気を付けて
使用してください。 トルクマルチプライヤーの出力部と締結部
品との連結時の合計の長さ (図6) は、 できる限り短く してくださ
い。 トルクマルチプライヤーと反作用点との距離 (図5) は、 でき
る限り長く してください。
6. 保証条件を遵守し、 Enerpacの正規スクエアドライブと交換部
品のみを使用してください。
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