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Petzl Lezard Mode D'emploi page 13

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JP
本書では、 製品の正しい使用方法を説明しています。 技術や使用
方法については、 いくつかの例のみを掲載しています。 製品の使
用に関連する危険については、 警告のマークが付いています。 た
だし、 製品の使用に関連する危険の全てをここに網羅することは
できません。 最新の情報や、 その他の補足情報等は Petzl.com で
参照できますので、 定期的に確認してください。
警告および注意事項に留意し、 製品を正しく使用する事は、 ユー
ザーの責任です。 本製品の誤使用は危険を増加させます。 疑問
点や不明な点は (株) アルテリア (TEL 04-2968-3733) にご相談
ください。
この製品はヘリコプター救助に使用されます。 それらの技術
はレスキュー隊によ り異なるため、 独自にリスク評価を行い、
必要な検証を行わなければなりません。 リスクが認められた
場合、 この製品を使用する国における最新の法規に従い、 必
要な技術情報を入手し、 適切なトレーニングを定めなければ
なりません。
1.用途
ビレイ点から救出するためのヘリコプター救助用ランヤードで
す。 降下 / 救出時に、 救助者およびビレイ点につながれた要救助
者の安全確保を可能にします。
この製品は個人保護用具 (PPE : Personal Protective Equipment)
です。
本製品の限界を超えるような使用をしないでください。 また、 本来
の用途以外での使用はしないでください。
警告
この製品を使用する活動には危険が伴います。
ユーザー各自が自身の行為、 判断についてその責任を負う こ
とと します。
使用する前に必ず:
- 取扱説明書をよく読み、 理解してください
- この製品を正しく使用するための適切な指導を受けてください
- この製品の機能とその限界について理解してください
- この製品を使用する活動に伴う危険について理解してください
これらの注意事項を無視または軽視すると、 重度の傷害や死
につながる場合があります。
責任
警告: 使用前に適切なトレーニングが必要です。 トレーニングは、
「用途」 の欄に記載された使用用途に対応している必要があり
ます。
この製品は使用方法を熟知していて責任能力のある人、 あるいは
それらの人から目の届く範囲で直接指導を受けられる人のみ使
用してください。
ユーザーは各自の責任で適切な安全確保の技術を習得する必
要があります。
誤った方法での使用中および使用後に生ずるいかなる損害、 傷
害、 死亡に関してもユーザー各自がそのリスクと責任を負うことと
します。 各自で責任がとれない場合や、 その立場にない場合は、 こ
の製品を使用しないでください。
2.各部の名称
(1) フレーム、 (2) ゲート、 (3) LEZARD アイ、 (4) LEZARD テール、 (4
bis) EN 362 適合コネクター、 (5) 救助者 / 要救助者用ランヤード (
黒色)、 (5 bis) EN 362 適合コネクター (含まず)、 (6) ストレッチャー
用アタッチメントポイント、 (7) ロック、 (8) ロープクランプ
主な素材:
フレーム: スチール、 アルミニウム合金
ランヤード: ナイロン (ロープ)
3.機能の原理
要救助者を救出するための作業の中では、 救助者がヘリコプタ
ーと壁面の両方に接続されている状況が生じます。 気流が乱れて
いる場合、 この状況は非常に危険です。 LEZARD は、 この救出作業
を安全に行うためのランヤードです。 救出作業時は、 このランヤー
ドがヘリコプターの下側に接続され、 救助者 / 要救助者用ランヤ
ード (黒色) に一名あるいは二名が吊り下がります。 LEZARD テー
ルはビレイ点に接続されます。 20 ㎏ 以上の引張荷重が調整型ラ
ンヤードに加わると (ヘリコプターが急に離れた場合)、 LEZARD
から LEZARD テールが離脱します。 LEZARD テールは壁面に残
置され、 救助者と要救助者がヘリコプターにつながれた状態を
維持します。
4.点検のポイン ト
器具の状態は、 ユーザーの安全に大きく関係します。
ペツルは、 十分な知識を持つ適任者による詳細点検を、 少なく と
も 12 ヶ月ごとに行うことをお勧めします (国や地域における法規
や、 使用状態によっても変わります)。 Petzl.com で説明されている
方法に従って点検してください。 点検の結果を記録してください。
点検記録に含める内容: 種類、 モデル、 製造者の連絡先、 個別番
号、 製造日、 購入日、 初回使用時の日付、 次回点検予定日、 問題点、
コメント、 点検者の名前と署名。
毎回、 使用後に以下の内容を行ってく ださい。
1.洗浄 / すすぎ
海に近い環境で LEZARD を使用した場合、 必ずきれいな水です
すいでください。 必要に応じて砂を取り除いてください。 必要に応
じて、 中性洗剤と水で洗浄し、 きれいな水ですすいでください。
2.状態の確認
ランヤード: ロープおよび縫製の状態に問題がないことを確認し
てください。 使用および熱による切れ目、 ダメージ、 磨耗がないこ
とを確認してください。 縫製部分が切れたりゆるんだり していない
ことを特に注意して確認してください。
ロープクランプの状態を確認してください。
フレーム: 亀裂、 変形、 腐食がないことを確認してください。
コネクター: 亀裂、 変形、 腐食がないことを確認してください。 ゲー
トを開けて放すと、 ゲートが閉まりロックされることを確認してく
ださい。 ゲート上部のキーロックスロッ トに泥や小石等が詰まら
ないようにしてください。
3.機能の確認
LEZARD テールを解除するシステムが正しく機能することを確認
してください:
A. LEZARD アイを支点に接続し、 救助者 / 要救助者用ランヤード
technical notice LEZARD-1
(黒色) にひと一人が吊り下がります。 LEZARD テールを強く引きま
す (およそ20㎏)。
B. テールが外れることを確認してください。
C. テールを元の位置に戻し、 ゲートを閉じてください。
D. もう一度吊り下がり、 ロックがスムーズに動く ことを確認して
ください。
4.乾燥
LEZARD は、 乾燥させた後に保管してください。 次の使用に備え
てください。
警告: 活動で使用した場合、 次の使用の前に必ず点検を行って
ください。
使用中の注意点
この製品および併用する器具 (連結している場合は連結部を含
む) に常に注意を払い、 状態を確認してください。 全ての構成器具
が正しくセッ トされていることを確認してください。
5.適合性
この製品がシステムの中のその他の器具と併用できることを確認
してください (併用できる = 相互の機能を妨げない)。
LEZARD と併用する器具は、 使用する国における最新の規格に
適合していなければなりません (例: ヨーロッパにおけるコネクタ
ーの規格 EN 362)。 LEZARD テールには、 LEZARD との組み合わ
せで機能することが確認されているペツルの調整型ランヤード
(L01100) のみを使用してください。
使用する前に必ず LEZARD アイとホイストフックが併用できるこ
とを確認してください。
6.要救助者と救助者の引き上げ
A. 救助者の降下
1.LEZARD アイをヘリコプターのホイストに接続します。 LEZARD
を救助者に接続します。 救助者が一人の場合は二本のランヤード
(黒色) 両方を接続します。 救助者が二人の場合は二本のランヤー
ド (黒色) それぞれを接続します。 警告: LEZARD テールに救助者
/ 要救助者を接続しないでください。 第三者 (ヘリコプター整備担
当等) が、 離陸の前に救助者と LEZARD が正しく接続されている
ことを確認します。
2.テールがランヤード (黒色) にからまっていないことを確認して
ください。 ヘリコプターからのケーブルにたるみができたら、 救助
者は LEZARD アイからケーブルを外します。
警告: ビレイ点が不確かな場合 (非常に低い位置にある、 岩角
にセッ トされたスリングのように上方向への引っ張りに弱い等)
、 LEZARD を接続するための別のビレイ点を設置してください。
B. 救出の準備
一本のランヤード (黒色) を救助者に接続します。 もう一本のラン
ヤードを要救助者に接続するか、 ストレッチャー用アタッチメント
ポイントにストレッチャーを接続します。
LEZARD が正しくセッ トされていることを確認してください。 壁面
に接続されているその他の用具 (救助者 / 要救助者のランヤード
等) が全て解除されていることを確認してください。
警告: 救助者 / 要救助が LEZARD に接続されている状態でケー
ブルが切断すると、 ケーブルの重量がロックにかかることにより
LEZARD のロックが解除されます。
C. 救出
ヘリコプターのホイストを LEZARD アイに接続します。 ホイスト
フックがロックに対して正しい位置にあることを確認してくださ
い。 ケーブルが張られた後に、 救助者はビレイ点からテールを解
除します。
7.規格について
- 墜落の危険がある場合、 可能な限りランヤードがたるまないよう
にする必要があります
- 墜落の危険がある場所を避けてください
- ランヤードが鋭いエッジに接触する危険がある場合は、 あらかじ
め予防策を講じてください
- ユーザーは、 この製品の使用中に問題が生じた際にすみやかに
対処できるよう、 レスキュープランとそれに必要となる装備をあら
かじめ用意しておく必要があります
- システム用のアンカーは、 ユーザーの体より上にとるようにして
ください。 アンカーは、 最低でも 12 kN の強度を持ち、 EN 795 の
要求事項を満たしていなければなりません
- フォールアレストシステムでは、 墜落した際に地面や障害物に衝
突することがないよう、 毎回使用前に十分なクリアランスがユー
ザーの下に確保されていることを確認する必要があります
- 墜落距離を短く し、 危険を少なくするため、 アンカーが適切な位
置に設置されていることを確認してください
- フォールアレストシステムで身体のサポートに使用できるのは、
フォールアレストハーネスのみです
- 複数の器具を同時に使用する場合、 1 つの器具の安全性が、 別
の器具の使用によって損なわれることがあります
- 警告: 製品がざらざらした箇所や尖った箇所でこすれないように
注意してください
- ユーザーは、 高所での活動が行える良好な健康状態にあること
が必要です。 警告: ハーネスを着用して動きの取れない状態のま
ま吊り下げられると、 重度の傷害や死に至る危険があります
- 併用する全ての用具の取扱説明書をよく読み、 理解してください
- 取扱説明書は、 製品と一緒にユーザーの手に届かなければなり
ません。 また、 取扱説明書は製品が使用される国の言語に訳され
ていなければなりません
- 製品に記されたマーキングが読めなくならないように注意して
ください
A. 耐用年数: 10 年.
廃棄基準:
警告: 極めて異例な状況においては、 1 回の使用で損傷が生じ、 そ
の後使用不可能になる場合があります (劣悪な使用環境、 海に近
い環境での使用、 鋭利な角との接触、 極端な高 / 低温下での使用
や保管、 化学薬品との接触等)。
以下のいずれかに該当する製品は以後使用しないでください:
- 大きな墜落を止めた、 あるいは非常に大きな荷重がかかった
- 点検において使用不可と判断された。 製品の状態に疑問がある
- 完全な使用履歴が分からない
- 該当する規格や法律の変更、 新しい技術の発達、 また新しい製
品との併用に適さない等の理由で、 使用には適さないと判断さ
れた
このような製品は、 以後使用されることを避けるため廃棄してく
ださい。
B. 使用温度 - C. 使用上の注意 - D. ク リーニング - E. 乾燥 - F. 保管
- G. メンテナンス - H. 改造 / 修理 (パーツの交換を除き、 ペツルの
施設外での製品の改造および修理を禁じます) - I. 問い合わせ
3 年保証
原材料および製造過程における全ての欠陥に対して適用されま
す。 以下の場合は保証の対象外とします: 通常の磨耗や傷、 酸化、
改造や改変、 不適切な保管方法、 メンテナンスの不足、 事故また
は過失による損傷、 不適切または誤った使用方法による故障。
トレーサビリテ ィ とマーキング
a. この個人保護用具の製造を監査する公認機関 - b. CE適合評
価試験公認機関 - c. トレーサビリティ: データマトリクスコード =
製品番号 + 個別番号 - d. 直径 - e. 個別番号 - f. 製造年 - g. 製造
日 - h. 検査担当 - i. 識別番号 - j.規格 - k.取扱説明書をよく読んで
ください - l.救助者 / 要救助者用アタッチメントポイント- m. スト
レッチャー用アタッチメントポイント - n. ヘリコプター用アタッチ
メントポイント
l015000B (120115)
13

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