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設置説明書
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一般
この説明書は、容量2 、4 のAirfix 膨張容器について
記載されています。
パッケージには膨張容器(A)、ラベル(B)、およびマニ
ュアル(C)が同梱されています。最大許容動作圧およ
び封入圧力については、ラベルを参照してください。
取り付け
容量2 、4 の膨張容器は水ニップル(D)に吊るすよ
うにして取り付けます。
膨張タンクを正しく動作させるには、水量計のすぐ
後部に減圧弁を取り付ける必要があります。
応用
飲料水の設置位置の冷水側で、タンク型ボイラーシ
ステムと組み合わせて使用します。
ポンプ動作の回数を抑えるために加圧システムで使
用します。
これ以外の方法で使用された場合、あらゆる形の保
証または責任が無効になります。
2
取り付け
麻を使用しないでください。
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初回使用時
1. 給水ライン(F)を閉じます。
2. 膨張容器の封入圧力が最小冷水パイプ圧よりも0.2
bar高くなるように調整します。封入圧力について
は容器のラベルを参照してください。
ガード(G)を取り外します。
圧力(H)を測定します。
圧力が高すぎる場合には、インナーバルブ(I)を軽
く押します。
圧力をもう一度測定します。
封入圧力が適切になるまでこの手順を繰り返し
ます。
3. ガードを取り付けます。
4. 給水ラインを開きます。
5. 漏れのシール部を点検します。
最大水吸収
正しい計算については、Flamco技術関連資料を参考
にしてください。
4
取り外し
1. 給水ライン(F)を閉じます。
2. システムを減圧します。
3. ガード(G)を取り外します。
4. インナーバルブ(I)を押して、膨張容器から圧力(H)
を抜きます。
5. 膨張容器(A)のネジを外します。
取り付けは認可された作業者だけが実施す
るようにしてください。
地域の規制を順守してください。
注意:
膨張容器内の水は高温である場合がありま
す。
取り付け中の安全要求事項
膨張容器は圧力封入されています:容器が損
傷を受けた場合、重傷を招くおそれがありま
す。
配管は完全膨張容器を保持できる必要があります。
安全性
取り付け時に過圧を防ぎます。このために、安全弁
(たとえばPrescor B)または安全性グループをボイラ
ーの配管に取り付けます。
安全弁の開口圧力を、ラベルに記載されている最大
圧力以下の値に設定します。
膨張容器とボイラーの間の接続は常に開いておく必
要があります。
1. 膨張容器の接続部にはテフロンテープ(E)を貼り付
けてください。
2. 膨張容器をT型パイプまたは膨張パイプにネジで固
定します。
保守および修理
封入圧力は毎年一回検査し、膨張容器が正しい動作状
態にあることを確認します。
安全弁を通して水が消失してしまう場合、封入圧力が
低すぎる可能性があります。次の方法でこの問題を確
認します:
1. 給水ラインを閉じます。
2. 圧力が0 barになるまでボイラーの水を抜きます。
3. 封入圧力を検査します(「初回使用時」を参照)。
4. 窒素または最終的に圧縮空気により封入圧力を高
めます。
封入圧力が最大動作圧よりも高くなっていないことを
確認します。膨張容器を加圧できない場合、膜で漏れ
が発生している可能性があります。この場合には膨張
容器を交換する必要があります。
注意:
完全膨張タンクは重量があります。
環境
膨張容器を廃棄する場合には地域の規制を順
守してください。
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