アルペジエーターの設定; ボイス・アサイン・モードの設定 - Korg ARP 2600 FS Manuel D'utilisation

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アルペジエーターの設定
ARP 3620鍵盤ユニットは、 内蔵アルペジエーターを搭載しています。
アルペジエーターは、 2つ以上の鍵盤を押さえたときに、 LFOのテンポに同期してアルペジオ (分
散和音) やあらかじめ記録したアルペジオ ・ パターンを再生します。アルペジオ ・ パターンの記録、
再生は以下の手順で行います。
アルペジオ・パターンを記録する (SEQ REC)
1.
ARP 3620パネル上にあるARPEGGIATORセレクターを 「SEQ REC」 に切り替えます。
2.
この状態で鍵盤を弾くと、 弾いた順番にアルペジオ・パターンとして記録されます。
鍵盤を押さえて、 離したときにアルペジオ・パターンが1ステップ進みます。鍵盤を押さえ
Tip:
ている間にMOMEN .SWを押すと、 タイが入力できます。また、 鍵盤を押さえていない状
態でMOMEN .SWを押すと、 休符が入力できます。
MOMEN .SWを複数回押すと、 押した分だけタイまたは休符が続けて入力できます。
Tip:
アルペジオ・パターンの内容は電源オンの間は記録されていますが、 一度電源を切ると消去
されます。
アルペジオ・パターンを再生する (SEQ PLAY)
1.
アルペジオ・パターンの記録を終えたらARPEGGIATORセレクターを 「 SEQ PLAY」 に切
り替えます。
2.
鍵盤を押さえると、 その音を基準としてアルペジオ・パターンが再生されます。
電源を入れた直後はアルペジオ・パターンになにも記録されていない状態になっているため、
SEQ PLAYを選んでもアルペジエーターは動きません。他のタイプを選択するか、 はじめに
SEQ RECでアルペジオ・パターンを記録してください。
本機のアルペジエーターはノート・オンのたびにパターン先頭から演奏を開始します。
Tip:
Tip:
アルペジエーターのゲート・タイムは固定値 (50%) です。
ボイス・アサイン・モードの設定
ARP 3620鍵盤ユニットは、 演奏に応じて2つのピッチCVを出力しており、 様々な用途に使うこ
とができます。この2つのピッチCVをそれぞれKBD CV-1、 KBD CV-2と呼び、 これらは8ピン
DINケーブルを通してARP 2600 FS本体に送られます。
KBD CV-1はARP 2600 FS本体パネル上の 「KBD CV」 と同じもので、 あらかじめVCO1 ~ 3に
内部接続されていますが、 KBD CV-2は内部接続されていないモジュレーション・ソースとして
パネル上に配置されています。KBD CV-2はARP 3620鍵盤ユニットのパネル上にあるUPPER
VOICE出力と同じものです。
1つの鍵盤を押したとき、 KBD CV-1とKBD CV-2は同じ電圧を出力しますが、 2つ以上の鍵盤
を押すと、 この2つのピッチCVは異なる電圧を出力します。本機はこれらのピッチCV出力の方
法 (ボイス・アサイン・モード) を2種類、 切り替えて使用することができます。
ノーマル・モード (デフォルト)
工場出荷時に設定されているモードです。2つ以上の鍵盤を同時に押さえると、 一番低いノート
がKBD CV-1、 一番高いノートがKBD CV-2(UPPER VOICE)として出力されます。このモー
ドに設定するには、 C3、 D3、 E3の3つの鍵盤を押さえながらARP 2600 FS本体の電源を入れま
す。
オリジナル・モード
オリジナルのARP 3620鍵盤ユニットの動作を再現したモードです。一番低いノートがKBD
CV-1、 一番高いノートがKBD CV-2(UPPER VOICE)として出力される点はノーマル・モード
と同じですが、 ゲート信号がオンになるタイミング ( 1つ目の鍵盤が押されるとき) まで一番低い
ノートと一番高いノートが維持され続けます。このモードに設定するには、 C#3、 D#3の2つの
鍵盤を押さえながらARP-2600の電源を入れます。
設定変更後、 数秒間は電源を切らないでください。データが破損し、 故障する原因になります。
ボイス・アサイン・モード機能の設定は、 電源を切っても記憶されます。
Tip:
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