Panerai Radiomir 1940 Minute Repeater Carillon Tourbillon GMT Instructions page 52

フィレンツェのグイド・パネライ＆フィリオ社は
品業者として、高度な技術内容を備えた精密機器を製造してきました。
オフィチーネ パネライの起源は、ラジオミールの初の試作品を完成させた
発します。翌年以降、いくつかの改良を重ねて極限の条件下でも耐え得るウォッチが開
発されました。こうして誕生したのが、ケース本体から延びるラグが特徴的な「ラジオ
ミール 」や、革新的なリュウズプロテクターが特徴の「ルミノール
1940
年には、オフィチーネ パネライは民間市場向けのコレクションを初めて発表し、
1993
その結果、高級時計のスポーツウォッチの分野で誰もが認めるリーダーとなりました。
通常のミニッツリピーターは 分単位で鳴りますが、
15
チャイムを鳴らすようにしたことで、時刻を簡単かつスピーディに告知できるように
なり、オフィチーネ パネライらしさも際立つウォッチとなりました。
さらに、ハイエンドの新作タイムピースとして備わる各種機能の中でも注目すべきは、
自国のホームタイムと現地のローカルタイムを切り替えることで、チャイムを鳴らす基
準の時間帯をユーザーが選べるところです。
年以来、イタリア海軍の公式納
1860
年に端を
1936
」です。
1950
分単位ではなく 分単位で
15 10
100
(H)
ケースの表と裏の両面にはサファイアクリスタルが採用されているため、ヌーシャテル
にあるパネライ マニュファクチュールで製造された美しいスケルトン仕様の完全自社製
新作キャリバー を眺めることができます。このムーブメントには、ケージ
P.2005/MR
がテンプの軸に対して垂直に位置する軸上で
搭載されています。重力の影響による誤差が生じると、この回転が最高の補正機能を
発揮し、より優れた精度が確保されます。うっとりと眺めていたくなるトゥールビヨン
（ （ ） ） の動きは、時計の裏蓋からも正面からもご覧いただけます。文字盤側の
は、トゥールビヨンのケージと連動して秒針の
（ （ ） ） があります。
トゥールビヨンの歴史
トゥールビヨンが時計製造に取り入れられてきた機構の中でも最も魅力的な発明のひと
つであることは間違いありません。その生みの親はアブラアム＝ルイ・ブレゲで、
年に設計し、 年に特許を取得しました。
1795 1801
この装置は、テンプにかかる重力の影響の変化をはじめ、熟練の技では補いきれない弱
点や、時計の姿勢差により必然的に生じる摩擦の変化などが原因で生じる歩度の誤差
（すなわち、時刻表示が速まったり遅れたりするズレ）を解消する目的で考案されたも
分間に 回転するトゥールビヨン脱進機が
1 2
時位置に
9
倍の速さで移動するインジケーター
2
101