速度測定
センサは、 電磁誘導に関するファラデーの法則を使用して流速を測定します。ファラデーの法則によ
れば、磁界を移動する導体には電圧が発生します。
水は導体であるため、磁界を移動する水には電圧が発生します。電圧の大きさは流速に正比例しま
す。オープンチャンネルセンサは、磁界を生じさせ、水中に電圧を発生させます。2 つの流速電極と
グランド電極でこの電圧を測定します。図 3
ります。この電圧を正確に測定することで、流速が求められます。
図 3 センサ電極
1 グランド電極
深度測定
水深を測定するには、圧力トランスデューサーを使用します。トランスデューサーは電子装置であ
り、 薄膜ダイヤフラムを使用して圧力を電子信号に変換します。深度トランスデューサーはセンサ内
にあります。センサの底にはクロスチャンネルがあり、水圧をトランスデューサーに届けるととも
に、繊細なダイヤフラムが損傷しないように保護します。
センサから乾燥剤接続ボックスまでのケーブル長を貫通するエアチューブにより、 トランスデューサ
ーは、大気圧を相殺して真の水圧を計測できます。エアチューブ (気圧基準 (APR) チューブと呼ばれ
る) に水が入ってトランスデューサーを損傷させないように保護する必要があります。
流量の計算
速度および深度の測定値とパイプの直径を組み合わせて、流量が判定されます。流量は連続方程式
(1) から計算されます。
(1) 流量 = 平均速度 x 面積
ここで、
流量 = 単位時間にセンサを通過する流体の体積 (1 分間に 909 リットルなど)
平均速度 = 表面速度の測定値とアルゴリズムを使用して計算された、流体の平均速度
面積 = 水路の直径と深度測定値を使用して計算された、水路内の流体の断面積
製品の構成部品
すべての構成部品が揃っていることを確認します。図 4
いたり損傷していたりする場合は、直ちに取扱い販売代理店にお問い合わせください。
を参照してください。流速が速いほど電圧は大きくな
2 流速電極
を参照してください。構成部品が不足して
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