シミュレーションの準備
SimJunior シミュレータの準備が整い、関連する周辺機器 (SimPad
またはインストラクター
PC および患者モニタ) の設定が終わった
後、シミュレーション実施の前に、幾つか最後の準備を必要とする
場合があります。
最後のシミュレーションの準備には、以下の作業が含まれます。
• IO レッグの準備
• IV の接続
• 余分な IV 液排出の準備
• IV アームのクリーニング
• 除細動プレートの取り付け
• 血圧計カフの接続
• 瞳孔の交換
• 外部コンプレッサの接続
• 内部コンプレッサの設定の変更
IO レッグの準備
シミュレータの右脚は、骨髄穿刺の練習用に設計されています。
右脚の構造には、膝、脛骨、脛骨粗面、および内果が含まれます。
右脚には、チューブおよび注入中に容器として使用するための
IV バッグが 1 つ付いています。
以下の器具が必要です:
• IV バッグおよび投与セット
• 擬似血液
• 35 cc の注射器および 16 ゲージの骨髄針
IO レッグへの液体の充填および使用準備:
1. レッグを持ち上げます。
シミュレータのセットアップ
2. かかとにあるプラグを開けます。
3. 注射器を使って、約 240 ~ 250 cc の擬似血液で骨を満たします。
4. IV リザーババッグにチューブを接続します。(必要に応じ、
クランプを使って中の圧を調整してください)
5. 擬似血液が吸引用に骨内に残るよう、リザーババッグにつな
がるチューブを閉じます。
6. リザーババッグが一杯になったら注入を停止し、空のバッグと
交換します。
シミュレータを保管する前に、以下を行なってください。
IV ラインとリザーババッグをレッグから取り外します。
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液体をすべて排出します。
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–
レッグは空気乾燥できるように取り外して保管します。
注:生理食塩水などは使用しないでください。レッグの損傷
の原因となる可能性があります。ミネラル分の蓄積を避ける
ため、蒸留水または脱イオン水をご使用ください。
IV 液の投与
IV アームは前腕末梢静脈、肘前窩、手背からの薬剤投与、静脈路
確保、輸液、急速静注用のトレーニングをサポートします。
IV シミュレーションには、 20 ~ 22 ゲージの針を使用します。静脈の
詰まりを防ぐために、
水のみをご使用ください。
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IV 薬剤のシミュレートには蒸留または脱イオン