2 サウンドプロセッサ臨床家向けクイックガイド
Osia
®
用途
Cochlear Osia ( コクレア オシア ) システムは、聴覚を向上さ
せる目的で骨伝導を利用して蝸牛 ( 内耳 ) に音を伝えます。
適応
• Cochlear Osia システムは、伝音性難聴、混合性難聴、およ
び一側性難聴 (SSD) の患者の治療に適応されます。
• インプラント植え込み手術の成功のためには、十分な骨
質と骨の厚みが必要です。
• Osia システムは、最大 55 dB の SNHL ( 感音性難聴 ) の患者
の治療に適応となります。
サウンドプロセッサの装用
最適な聴力結果を達成するには、Cochlear
オシア 2) サウンドプロセッサをインプラントに正しく配置
する方法を装用者に示すことが重要です。
サウンドプロセッサを紛失するリスクを減らすために、安
全紐または Cochlear ヘッドバンドを使用できます。詳細につ
いては、 『 Osia 2 サウンドプロセッサユーザーマニュアル』を
参照してください。
注意 : 最高の性能を得るには、 サウンドプロセッサを
正しく配置することが重要です。
マグネット強度の選択
マグネット強度を選択することは、サウンドプロセッサを
効果的に保持するための鍵です。マグネットが弱すぎると、
プロセッサが頭部から落ちる可能性があります。マグネット
が強すぎると、装用者は不快感や皮膚のかぶれを経験する
可能性があります。マグネット強度は 1 ( 最弱 ) ~ 4 ( 最強 )
の範囲です。
マグネットの選択は、いくつかの要因の影響を受ける可能性
があります。
• 皮弁の厚さ
• Cochlear SoftWear
™
( 装用者の快適さのため )
• 保持補助器具の使用 (Cochlear ヘッドバンド、安全紐など )
• 装用者の毛髪の濃さ
マグネットの挿入と取り外し
•
マグネットを挿入するには
マ グネットツールを使用してマグネットを持ち上げます。正しく
1
結合するには、このツールの把持部の端がマグネットの刻み目
•
と揃っていることを確認してください。
マグネットをサウンドプロセッサに挿入し、時計回りに回して
2
所定の位置に固定します。
注記 : このツールを使用すると、マグネットが正しい磁極方
向で挿入されていることを確認できます。
40
2 ( コクレア
Osia
™
®
( コクレアソフトウェア ) パッドの使用
臨床的利点
骨伝導聴覚ソリューションを受けた大半の方は、自力での
聴取と比較して、聴力と生活の質の改善が見られます。
重大な事故について
ご使用のデバイスに関連する重大な事故が起きることは稀
ですが、万が一起きてしまった場合は、コクレア社担当者と、
可能な場合はお住まいの国の医療機器の規制当局に報告す
る必要があります。
®
ボタン/ランプ
(上向き)
電池収納部
(下向き)
1
こちらが上
サウンドプロセッサの正しい向き
マグネット強度
最弱
最強
4
2
1
2
3