4. CCM3シリーズ ・ スピーカーの取り付け
CCM3シリーズ ・ スピーカーの取り付けは、 以下の手順
で行なってください。
4.1 付属の開口部テンプレートを使用して、 天井に切り
取り線を入れます。 切り取り線と開口部直径とが合って
いることを確認してください。 適切な工具を使用して、 切
り取り線に沿って天井に丸い開口部を作ります。
注意: 開口部のすぐ内側にクランプが入る十分な空
間を確保してください。
注意: 天井で異音が発生する可能性を減らすため、
スピーカー用開口部の近くのスタッドとシートロック
の間に粘着性マスチック剤を塗るとよいでしょう。
4.2 天井スペースに既にスピーカーケーブルがある場
合は、 開口部からケーブルを引き出してください。 スピー
カーケーブルがまだ取り付けられていない場合は、 この
段階で取り付けます。 ケーブルを天井の空洞部分に配線
するためには、 上の階から作業を行なわなければならな
いことがあります。
スピーカーに接続しやすいように、 開口部から適切な長
さのケーブルを出しておきます。 出しておくケーブルが
長すぎると天井の設置位置に戻した際に異音が発生
する原因になるので注意してください。 適切な長さは約
1.0mです。
注意: スピーカーケーブルは、 必ず高品質で抵抗
が少ないものを使用してください。 抵抗が低いこ
とは、 アンプからスピーカーまでのケーブルの長
さが5mを超える場合には特に重要です。 スピー
カーケーブルについて、 必要であれば、 お近くの
Bowers&Wilkins販売店までお問い合わせくだ
さい。
4.3 次に、 スピーカーケーブルをバッ フルの側面にある
スプリング端子に接続します。 スピーカーを正しい極に
接続するようにしてください。 つまり、 アンプのプラス電
極に接続したケーブルは、 フレームの赤いスプリング端
子に、 同様に、 アンプのマイナス電極に接続したケーブル
は、 フレームの黒いスプリング端子に接続してください。
ケーブルの接続については図3をご覧ください。
注意: 既にアンプがケーブルに接続されている場合
は、 バックボックスへの接続作業をしている間は電
源を切ってください。
4.4 スピーカーは、 ケーブルを接続したら天井の開口部
にはめ込むことができます。 開口部を通り抜けることが
できるように4つのクランプを内側に回転させ、 次に、 ス
ピーカーを上げてフランジが天井と平らになるようにし
ます。 接続ケーブルが何処にも引っかからないように注
意してください。
スピーカーは、 正面にあるクランプの覗き穴からプラス
のドライバーを指し込んで固定してください。 その際、 ド
ライバーでドライブ ・ ユニットに傷を付けないよう十分
に注意してください。 ドライバーを各クランプのねじに順
番に当てて締めます。 スピーカーに挿し込んで固定する
方法は図4をご覧ください。
注意: スピーカーの設置が終了した後に天井を塗
装する場合には、 付属のペイントマスクをお使いく
ださい。
4.5 ここでグリルを取り付けることができます。 グリル
はマグネット式ですので、 フレーム ・ フランジの溝に合わ
せ、 カチッという音がすれば取り付け完了です。 グリルの
はめ方は図5をご覧ください。
これでCCM3シリーズ ・ スピーカーの設置は完了です。
いつでもお使いいただけます。
図3
ケーブルの接続
図4
スピーカーの固定
図5
グリルの取り付け
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