BTL KKJJ00- _ _ _ _ -C05A _ _ _ 0-000S32
磁歪式リニアスケール – ロッド形状
7
Balluff エンジニアリングツール(BET)を使用して設定を行う場合(続き)
7.3
設定方法
危険
システムの誤作動
リニアスケールが制御システムの一部となっている場
合、セットアップ時にパラメータがまだ設定されてい
ないと、システムが誤作動を起こすことがあります。
それにより、負傷したり、物的損傷を招くおそれがあ
ります。
► 設定を行う前に、装置の稼働を必ず停止させてく
ださい。
► BTL は、設定を行うためにマスタボックスにのみ
接続できます。
► 設定を終えたら、マスタボックスを必ず取り外し
てください。
前提条件
- BTL が IO-Link マスタと PC に接続されていること
- ソフトウェアが正常にインストールされていること
- BTL が電源に接続されていること
- BTL でポインタを使用していること
詳細な情報は、www.balluff.com の製品ページ
の設定マニュアルを参照してください。
ポインタと出力
工場出荷時設定で可能なポインタ数:
- ポインタ 1 個
- フレキシブルマグネットモード(FMM)
2 つの出力は個別に割り当て可能です。ポインタの数は
固定できますが、柔軟に調整することもできます。
- ポインタの固定設定: ポインタの設定により、2 個
目のポインタは検出されなくなります。
- フレキシブルマグネットモード(FMM): フレキシ
ブルマグネットモードでは、ポインタの数を自由に
設定でき、稼働中も変更することができます。BTL
で 2 個のポインタを使用している場合、それ れの
機能は出力ポートから出力されます。BTL で使用し
ているポイントが 1 個のみの場合は、その機能は常
に出力ポート 1 から出力されます。2 個目のポイン
タがないため、出力 2 からはエラー値が出力されま
す。
www.balluff.com
出力の機能
- 位置: 測定範囲での位置。
- 位置の差: 2 個のポインタ間の距離。ポインタ数で
フレキシブルマグネットモード(FMM)が設定されて
いる場合にのみ選択することができます。
- 速度: ポインタの速度。動作方向は記号で表示され
ます。ゼロ点から終点までの移動はプラス記号、終
点からゼロ点までの移動はマイナス記号で示されま
す。検出可能な最大速度範囲は −10 ~ +10 m/s で
す。
出力の状態
- アナログ出力の状態を読み取ることができます。
自由に設定可能な特性曲線
- ゼロ点と終点を(ティーチインで)読み込み可能
- ゼロ点および終点間の距離:10 mm 以上
- 特性曲線は反転可能
- 限界値を測定範囲で調整可能
- 限界値に応じてエラー値を設定可能
ポインタを 2 個使用する場合の周辺条件
- ポインタ 2 個間の距離:65 mm 以上
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