▶ 隠れた電線や装置自体の電源コードに先端工具が接触する可能性のある作業を行う場合は、絶縁された
グリップ面を掴んで電動工具を使用してください。先端工具が通電状態の配線と接触すると電動工具の
金属部分にも電圧がかかり、感電の危険があります。
▶ ダイヤモンドコアドリルによる穿孔の際は耳栓を着用してください。騒音により、聴覚に悪影響が出る
恐れがあります。
▶ 先端工具がブロックした場合は、それ以上先端工具を送ることをしないで電動工具をオフにします。
先端工具が噛んだことの原因を突き止め、その原因を取り除いてください。
▶ 作業材料に食い込んでいるダイヤモンドドリルを再スタートする際は、スイッチをオンにする前に先端
工具が問題なく回転するか確認してください。先端工具は噛んでいると回転せず、そのため工具の過負
荷、あるいはダイヤモンドドリルが作業材料から外れる原因となることがあります。
▶ アンカーおよびネジによりドリルスタンドを作業材料に固定する際は、使用するアンカー具が機械の使
用中それを保持できるものであることを確認してください。作業材料が抵抗力のないものあるいは多孔
性のものである場合は、アンカーが抜けてドリルスタンドが作業材料から外れる可能性があります。
▶ 壁面あるいは天井を貫通させて穿孔作業を行う場合は、反対側の作業領域およびそこにいる人員に危険
が及ぶことがないか、注意してください。コアビットが穿孔穴から突出して、コアが反対側に落下する
可能性があります。
▶ この工具は、水を供給しての上向き穿孔には使用しないでください。電動工具に水が浸入すると、感電
の危険が大きくなります。
2.3
その他の安全上の注意
作業者に関する安全
▶ 本体の加工や改造は絶対に行わないでください。
▶ 本体は、体の弱い人が指示を受けずに使用するには向いていません。
▶ 本体は子供の手が届かないところに保管してください。
▶ 回転部分には手を触れないでください。本体の電源は必ず作業場で入れてください。回転部分、特に回
転している先端工具は負傷の原因となります。
▶ ノロに皮膚が触れないようにしてください。
▶ 含鉛塗料、特定の種類の木材、コンクリート/石材、石英を含む岩石、鉱物および金属などの母材から
生じた粉じんは、健康を損なう危険があります。作業者や近くにいる人が粉じんに触れたり吸い込んだ
りすると、アレルギー反応や呼吸器疾患を起こす可能性があります。カシやブナ材などの特定の粉じん
は、特に木材処理用の添加剤(クロム塩酸、木材保護剤)が使用されている場合、発ガン性があるとされ
ています。アスベストが含まれる母材は、必ず専門家が取り扱うようにしてください。できるだけ有効
な集じん装置を使用してください。これには、本電動工具に適したHilti 推奨の木材および/または鉱物
粉じん用可動集じん装置を使用してください。作業場の換気に十分配慮してください。それぞれの粉じ
んに適した防じんマスクの着用を推奨します。処理する母材について、各国で効力を持つ規定を遵守し
てください。
▶ ダイヤモンドコアドリルおよびダイヤモンドコアビットは重いので注意してください。身体の一部を挫
傷する危険があります。本体使用中、作業者および現場で直近に居合わせる人々は保護メガネ、保護ヘ
ルメット、耳栓、保護手袋、安全靴を着用しなければなりません。
電動工具の慎重な取扱いおよび使用
▶ 本体がドリルスタンドに正しく固定されていることを確認してください。
▶ 必ずドリルスタンドにエンドストップが取り付けられていることを確認してください。エンドストップ
が取り付けられていないと、安全に関わるエンドストップ機能が正しく作動しません。
▶ 先端工具がチャック機構に適合し、チャック内にしっかりと固定されていることを確認してください。
電気に関する安全注意事項
▶ コンセント口が数個付いている延長コードに、複数の機器を同時に接続して使用しないでください。
▶ 本体は、必ずアース線付きの十分な長さの主電源に接続して使用してください。
▶ 作業を開始する前に、作業場に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを金属探知機などで調査して
ください。例えば、作業中に誤って先端工具が電線に触れると、本体の金属部分とケーブルが通電する
可能性があります。この場合、感電による重大な事故が発生する危険があります。
▶ キャリッジを動かす際に電源コードが損傷しないように注意してください。
▶ 本体を作動させる場合は、必ず同梱の漏電遮断器を使用してください(漏電遮断器のない装置は決して
絶縁変圧器なしで使用しないでください) 。ご使用前には毎回、漏電遮断器を点検してください。
▶ 本体の電源コードを定期的に点検し、コードに損傷がある場合は認定を受けた修理スペシャリストに交
換を依頼してください。電動工具の電源コードが損傷した場合は、専用の承認された交換用電源コード
と交換してください。交換用電源コードはヒルティサービスセンターにご注文ください。延長コードを
定期的に点検し、損傷がある場合は交換してください。作業中、損傷した電源コード、延長コードには
触れないでください。電源プラグをコンセントから抜きます。損傷した電源コードや延長コードは感電
の原因となり危険です。
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