大切なご注意:ユーザーは、 壁面ブラケッ ト/スピーカー固定装置の使用に自己責任でしなければなりません。 し
かも、 スピーカーブラケッ トに対する安全強化、 設備重量に配慮を加える上で取付け用材の適当な選択(例えボ
ルト、 木栓)、 スピーカー仕組み及び壁の特性を含めます。
MAGNAT MONITOR S 10 B、S 10 D ゴム脚
本製品にはスピーカー一つにつき粘着性のあるゴム脚が4つ同梱されています。これは硬い表面(棚など)に設置
する場合、ハウジングの下側に貼り付けてご使用ください。壁取付けの場合は、これをスピーカーの背面に取り付
けることで、共振を防止し、配線に必要な壁までの距離を作ることもできます。
MAGNAT MONITOR S 80 ATM
ドルビーATMOS ® について:
ドルビーATMOS®
は、映画館やホームシアター向けの新しいサウンド規格で
す。Atmosは、初めて音響空間の高域チャンネルの形で第
3
の次元をもたらします。この高域チャンネル
は、MONITOR S 80 ATM などの別の追加スピーカーによって 、またはフロントおよびリアスピーカーに統合さ
れた追加スピーカー経由で放射されます。均一で人間の聴覚では捕えられない高い音場の分布で、追加のスピーカ
ーは部屋の天井の方向に音を放射します。この音の反射がリスナーに達するので、3次元音場の印象を受けるので
す。その代わりに高域チャンネルの放射には、壁面または天井取り付けスピーカーの使用が可能です。しかしこれ
には、取り付けおよび配線のために相当よけいに費用がかさむことになります。したがってAtmos認定の追加スピ
ーカーは、既存のマルチチャンネルスピーカーをAtmos チャネルの周りに展開する、シンプルで実用的なオプショ
ンなのです。真のドルビーAtmos体験のためには、ソース材料 (ブルーレイなど) と同様にエレクトロニクス (AV 受
信機など) でもドルビーAtmosサウンド規格をマスターする必要があることに注意して下さい。
セットアップ: スピーカーのセットアップには、原則として前セクションの推奨事項が適用されます。フロン
トスピーカーとして使用する場合のリスニングポジションまでの距離は、最低2.5~3m必要となります。スピ
ーカーはややリスニングポジション方向に向けて配置してください。
MONITOR S 80 ATMはリアスピーカーとしても使用できます(4つのAtmos高音チャネル付きホームシアター
システム、5.x.4構成)。その場合高音チャネルはRear Highとして使用します。ただしスピーカーをリスニン
グポジションから確実に後ろに離して設置する必要があります(最低距離1~1.5m)。二つのスピーカーの間
隔はおおよそフロントスピーカーの間隔に対応させてください。設置例を図2bに示しています。
接続: スピーカーには背面に二つの接続端子が備わっています。下側はメインスピーカー、上側は高音スピー
カー用となっています(図3)。
注意: 高音スピーカーの保護カバーはメンテナンス等で必要な場合に限り取り外すことができます。
AVレシーバーへの接続
図5と6は、AVレシーバーへの接続バリエーションです。
図5:サブウーファー・アウトレットなしのAVレシーバー
図6:サブウーファー・アウトレット付きのAVレシーバー
修理を必要としないためのアドバイス
MAGNATのスピーカーはすべて、トーンコントロールが中央のポジションに設定されている時、つまりアン
プのリニア再生状態の場合には、最良の音質が出るように調整されています。トーンコントロールのつまみ
を大きく回すと、低音および/または高温にかかるエネルギーが増加して、ボリュームが高い場合にはスピ
ーカーが損傷することがあります。
ボックスの使用負荷よりもずっと高い出力パワーが出せるアンプをお持ちの場合は、音量を無理に上げる
と、非常にまれではありますが、スピーカーが損傷する場合があります。
しかし、出力パワーがもっと弱いアンプの場合ですと、強力なアンプよりもずっと早くボリュームが上がる
ので、中程度の音量でもボックスを損傷する恐れがあります。このようなボリュームの上げ過ぎは明らかに
測定可能で耳に聞き取れるひずみを起こし、スピーカーにとって致命的です。
したがって、ボリュームを調整の場合にはひずみにはくれぐれもご注意ください。そして、ひずみが出た場
合にはただちにボリュームを下げてください。大きい音量を好まれる方は、アンプが、少なくともボックス
が堪えられるだけの出力パワーに抑えるよう、ご注意ください。
44