自動整準
自動整準モード(図 A–Cを参照)
本機を水平で安定した面に置き、マルチマウント
クリップ(14)または三脚(15)に固定します。
自動整準モードにするには、オン/オフスイッチ
(4)を「
On」位置にスライドします。
自動整準機能は、自動補正範囲(±4°)内の凹凸を
自動的に調整する機能です。レーザードットまた
はレーザーラインが動作しなくなると、整準は終
了です。
自動的に整準できない場合(本機の設置面が水平
面から4°以上異なる場合など)、レーザー光は速
い速度で点滅します。電源を入れてから10秒以内
は、本機を設置できるようにするため、このシグ
ナル音は作動しません。
本機を水平に配置し、整準されるまで待ってくだ
さい。本機が±4°の自動補正範囲内にあれば、ただ
ちにレーザー光が持続的に照射されます。
動作中に衝撃を与えたり、位置を変更すると、本
機は自動的に整準されます。本機がずれてエラー
が生じないよう、レーザー光の位置を基準点に基
づいて確認してください。
ペンデュラムロックモード(図Dを参照)
ペンデュラムロックモードにするには、オン/オ
フスイッチ(4)を「 On」位置にスライドします。
するとレーザー光が点滅し続けます。
ペンデュラムロックモードでは、オートレベリン
グ機能はオフになります。このモードでは、本機
を手に持ち、または勾配のある床面に設置して測
定作業を行うことができます。ただ、レーザー光
のレベリング調整は行われなくなり、レーザーラ
インが必ず相互に垂直に照射されるというわけで
はなくなります。
精度の確認
精度の影響
周囲の温度は精度に最も大きな影響を及ぼしま
す。特に床との温度差が大きいと、レーザー光が
歪んでしまう可能性があります。
上昇する地面の熱から受ける影響を最小限に抑え
るために、本機を三脚に取り付けて使用してくだ
さい。また、できるだけ本機を作業場の中央に置
いてください。
外的影響のほかに、機器固有の影響(落下や急激
な衝突など)によって誤差が生じることがありま
す。作業開始前に毎回精度をチェックしてくださ
い。
水平方向のポイント照射の精度が許容誤差の範疇
にある場合、垂直方向のポイント照射とレーザー
ラインの精度もチェックしてください。
精度チェック中に検査結果が1回でも許容誤差を超
えた場合には、Bosch-カスタマーサービスに
チェックをご依頼ください。
Bosch Power Tools
縦軸の水平精度をチェックしてください。
精度チェックを行うには、壁面(AおよびB)には
さまれた干渉物のない測定距離(20 m)と安定し
た設置面が必要になります。
– 本機を壁Aの近くにプラットフォーム(14)または
三脚の上に固定するか、安定した平坦な床面に
置いてから、 本機の電源を入れ、自動整準の5
ポイント照射モードを選択します。
A
20 m
– 本機の縦軸と並行して照射される水平のレー
ザー光を壁A付近に向け、本機を整準させます。
壁のレーザードットの中央に印を付けます(ポ
イントⅠ)。
A
180°
– 本機を180°回転させてから整準させ、反対側の
壁Bのレーザードットの中央に印を付けます(ポ
イントⅡ)。
– 本機を回転させることなく壁Bの近くに配置して
から、本機をオンにして整準させます。
A
– レーザードットの中央が壁Bに印を付けておいた
ポイントⅡに正確に来る高さに本機を配置します
(必要に応じて三脚や下敷きを使用)。
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B
B
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1 609 92A 7SD | (25.07.2022)