3 MIDI
TubeMeister Deluxe 40には、 7ピンのMIDIポートが付いています。 このう
ち2本のピンはファンタム電源の供給用で、 20Vの直流が出ています。 Hughes
& Kettner社製FSM 432などのMIDI機器を接続すれば、 機器の電源を壁の
コンセントなどから別途調達する必要はありません。 標準的な5ピン ・ コネクタ
ーは、 ファンタム電源に接続されないので、 通常のMIDIボードを接続するのに
使用できます。
TubeMeister Deluxe 40はMIDIでコントロールできるので、 サウンドの切り
替えやデータの保存のための便利な機能が利用できます。 MIDI互換のコント
ローラーやフットボード、 マルチエフェクターで多くのMIDIプリセットを駆使す
れば (下記参照) 、 TubeMeister Deluxe 40のディープなサウンドの世界を探
り、 以下の設定をあらゆる形で組み合わせ、 フットスイッチ1個で呼び出せます。
CLEAN、 CRUNCH、 LEADの3つのチャンネルのうちの1つ
+ FX LOOPのオン/オフ
+ 出力40WあるいはPOWER SOAKを通した40W、 5W、 1Wあるいはスピ
ーカー ・ オフ
プログラミング
プログラミングはこの上なく簡単です。 たとえばCRUNCHチャンネ
ル、 BOOSTとFX LOOPがオン、 出力が20Wという設定の組み合わせで保存
するなら、 まずTubeMeister Deluxe 40をこの組み合わせに設定します。 次
にMIDI LEARNボタンを押し (LEARNボタンが点灯します) 、 この設定を保存
したいプログラム ・ スロットに対応したMIDIボードのスイッチを押して、 プログ
ラム ・ ナンバーを送信します。 すると、 LEARNボタンが消灯して、 TubeMeister
Deluxe 40が128個の内蔵プログラム ・ スロットのひとつにこの設定を保存
し、 フットボードのプリセットのひとつに対応させたことを示します。 LEARNボ
タンをもう一度押せば、 設定を保存せずにプログラムの作業が中断できます。
TubeMeister Deluxe 40が選択したMIDIチャンネル経由でプログラム ・ チェ
ンジ ・ メッセージを受信すると (詳細は下記参照) 、 LEARNボタンが短い間点
滅し、 TubeMeister Deluxe 40 が新しい設定に切り替わります。
参考:この方法を使えば、 ステージ上でも凝ったサウンド創りができます。 た
とえば、 同じ自慢のトーンを20Wでリズム用、 40Wでリード用に設定してお
いて、 両者を瞬時に切り替えることもできます。 あるいは、 CLEANチャネルを
40W、 CRUNCHチャンネルを5W、 LEADチャンネルを20Wといったように、
各チャンネルを異なる出力に設定することもできます。
MIDI チャンネルの設定およびOMNIモードのオン/オフ
スタンバイモードのときに (Play/StandbyスイッチがStandbyにある) FX-
Loop OnとMIDI Learnボタンを同時に2秒以上押します。 FX-Loop Onが
点滅し始めたら、 これはプログラミングモードに切り替わったことを示しま
す。 TubeMeister 40 Deluxeのボタンの一部が特殊なプログラミング機能を
することを意味します。
+1/数値増加ボタンとして機能します。 工場出荷時にはMIDIチャンネ
ルが1に設定されています。
20 W
-1/数値減少ボタンとして機能します。
LEARN
OMNIモードのオン/オフを切り替えます。 LEARNボタンが点灯した状態で
は、 全てのMIDIチャンネル経由のプログラム ・ チェンジ信号を受信します (工場
出荷時の設定) 。 このLEDが消えた状態では、 選択したMIDIチャンネルを経由
した信号のみを受信します。
注意 : 全チャンネルでのオムニ受信。 この状況は実際の場面ではどのMIDIチャ
ンネルでアンプと通信しているかに関わらず、 どのプログラム変更コマンドもア
ンプには処理されることを意味します。 これはどのMIDIチャンネルにフットパ
ネルがMIDIコマンドを送っているのかはっきりしないとき最適なモードでもあ
ります。 この機能はどのチャンネルでフットパネルが送信しているかわからない
とき役立ちます。
注意 : アンプはオムニモードではどのコマンドにも応答するので、 複数の
MIDIデバイスを異なるMIDIチャンネルと相互に通信する複雑なMIDIセッ
トアップのときには問題につながります。 アンプの切り替えが遅すぎるまたは
「偶然」 反応しているときは、 オムニモードをオフにして、 セットアップの際専
用MIDIチャンネルを割り当ててください。
MIDI関連の設定時には、 POWER SOAKの4つのLEDがMIDIチャンネルを
表示します。 以下の表を参考に、 MIDIチャンネルを読み取って下さい。 専門的に
は、 バイナリー ・ コードと呼ばれる表示法です。
MIDIチャンネル
20 W
1
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2
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3
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4
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5
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7
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8
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9
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16
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次にFX-Loop Onを押してそのまま保持し、 同時にMIDI Learnを2秒以上押
し、 変更した設定を保存します。 保存され点滅が止むと、 アンプが再びノーマル
モードになったことを示します。
工場出荷時の設定および、 工場出荷時の設定に戻す方法 (ファクトリー ・ リセ
ット)
アンプを出荷時状態にリセットするには、 スイッチオンするときFX-Loopと
MIDI LearnのボタンをMIDI Learnボタンが点灯するまで5秒間押したまま
にします。 ボタンを放すとMIDI Learnが確認のため一回点滅し、 操作が成功し
て完了したことを示します。
工場出荷時の設定:
• OMNI ON
• MIDI チャンネル 1
TubeMeister 40 Deluxe – Manual 1.3b
5 W
1 W
スピーカ
ーOff
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{
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