OBJ_BUCH-907-003.book Page 173 Wednesday, May 7, 2014 1:39 PM
– 本機を 180° 回転させた向きで設置し、ドア開
口部の反対側、ポイント II のすぐ後方に配置しま
す。本機を整準させ、垂直レーザーラインの中心
がポイント I と II を通るようにします。
– ドア開口部の上端に照射されているレーザーライ
ンの中心をポイント IV としてマーキングしま
す。
– マーキングされたポイント III と IV の差 d は、
本機の鉛直ラインに対する実際の誤差となりま
す。
– ドア開口部の高さを測定してください。
最大許容誤差は以下のように計算します:
2 x ドア開口部の高さ x 0.2 mm/m
例:ドア開口部の高さが 2 m の場合
2 x 2 m x ±0.2 mm/m = ±0.8 mm ポイント III と
IV が 0.8 mm 以内であれば正常です。
操作上の留意点
必ずレーザーラインの中心をマーキングしてくだ
さい。 レーザーラインの幅は測定距離に応じて変
化します。
ターゲットパネルを使用しての作業
ターゲットパネル 15 の使用によって、測定に不利
な環境や測定距離が遠い場合にもレーザー光が見え
やすくなります。
レーザーターゲット 15 の半分は反射体となってい
ることから、レーザーラインが見えやすくなりま
す。また、他の半分は透明となっていますので、後
方からでもレーザーラインを確認することができま
す。
三脚を使用した作業 (アクセサリー)
三脚を使用すると、メジャーリングツールの高さ調
整が可能となるとともに安定した測定が可能となり
ます。メジャーリングツールの 1/4" 三脚取付部 9
を三脚 22 または市販のカメラ用三脚のネジ上に取
り付けてください。市販の測量用三脚を使用する場
合には、5/8" 三脚取付部 8 を使用してください。
Bosch Power Tools
三脚の固定ネジでメジャーリングツールをしっかり
と固定してください。
汎用ホルダーへの取り付け (アクセサリー) (図 D
参照)
汎用ホルダー 19 によって、垂直面、筒、磁性体な
どへのメジャーリングツールの固定が可能となりま
す。汎用ホルダーは床用三脚にも適しています。こ
れによってメジャーリングツールの高さ調整が容易
に行なえるようになります。
メジャーリングプレートを使用しての作業 (アクセ
サリー) (図 A – B 参照)
メジャーリングプレート 16 の使用により、床上へ
のレーザーマーキングおよび壁面でのレーザー高測
定が可能となります。
標尺に表示された 0 領域および目盛りを利用して、
任意の高さとの誤差を測定したり別の位置へマーキ
ングしたりする作業がおこなえます。 これにより、
必要とされる高さへメジャーリングツールを正確に
調整する手間をはぶけます。
レーザー光の可視性を高めるため、メジャーリング
プレート 16 の表面には反射コーティングがなされ
ています。このため、遠い位置や太陽光照射の強い
場所からでも視認しやすくなっています。明暗強度
はレーザー光に沿ってメジャーリングプレートを見
た場合にのみ認識できます。
レーザー受光器を使用しての作業 (アクセサリー)
(図 D 参照)
光の状態が好適でない場合(周囲が明るい、直射日
光)や距離が離れている場合には、レーザーライン
を良好に探知するためにレーザー受光器 17 を使用
してください。レーザー受光器を使用して作業する
ときは、パルスモードを作動させてください(「パ
ルスモード」参照、170 ページ) 。
レーザーメガネ (アクセサリー)
レーザーメガネには偏光フィルターが装備されてい
ます。 これにより、レーザー光のもつ赤い光に対す
る視認性が高まります。
レーザーメガネを保護メガネとして使用しないで
ください。 レーザーメガネはレーザー光の視認を
助けるものであり、レーザー光から目を保護する
ものではありません。
レーザーメガネをサングラスとして使用したり、
道路交通上で着用したりしないでください。 レー
ザーメガネでは紫外線からの完全な保護はおこな
えません。 また、レーザーメガネは色の認識力を
低下させます。
応用例(図 C–H を参照)
メジャーリングツールの用途例はイラストページに
記載されています。
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